生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

遠くて近きは

2018-04-13 12:25:31 | 日々の暮らし
遠い存在と思っていたのに

意外な男女のカップル

ができた時に使う

『遠くて近きは

男女の仲』

がありますが、

この言葉の語源は


清少納言の枕草子でした。

「遠くて近きもの

極楽、舟の道、人の中」

「近くて遠いもの

親族の中」

さすが、才女ですね。

兄弟は他人の始まりが

同じ意味合いでありま

すが、どちらが古いか

は分かりません。

極楽(あの世)も

昔は遠い話と


思っていましたが、

近い人が毎月亡くなる


のを見ると、近い事だと感じました。



舟は陸を通るより近い。

今では空の道


電波の道


と表現するのでしょう。

あなたとは離れて


いますが心は近いから


『遠くて近きは


僕達の仲』

ですね。


合掌
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旅に出る時

2018-04-13 03:49:34 | 日々の暮らし
松尾芭蕉の
「奥の細道」の書き出しに、

『月日は百代の過客に

して、行きかふ年も

又旅人也、日々旅に

して旅を栖(すみか)

とす』

月日というのは、永遠

に旅を続ける旅人の

ようなものであり、

来ては去り、去っては

来る。

年も同じように旅人である。

毎日旅をして旅を住処

としているようなものである。

『人も時間も旅として

考えよ』と述べています。

素晴らしい教えです。



旅の反対語は日常生活です。

日常生活にはストレスがつきものです。



ストレス学説創始者の

ハンス・セリエ博士は

「適度なストレスがな

ければ、人間は滅亡し

てしまう。

だから、人からすべて

のストレスを取り除い

たら、その人はダメに

なってしまう」


と述べています。


その為にも、日常生活

からたまには抜け出し

て、リフレッシュが

必要になります。

芭蕉のように、旅に

はまるのもよいでしょう。

旅で心が疲れることはありませんから。



嫌いな人との旅でなけ

ればですが。


人生の旅人に


生きる手懸かりを

得た気がしました。


心が疲れない旅に


出ましょう。


昨日1羽の燕が施設の玄関に飛んで来ました。
恐らく巣を作る為です。

もう1年がたつのですね。

昨年は1羽の子スズメが飛び立てずに亡くなっていました。

玄関前の植木に埋めて供養した辛い思いがありました。

親燕は子どもを置いて飛び去ってしまうので、
子スズメは自力で生きていかなくてはならないのです。
ふらふら飛び立って

行く姿見るたびに涙が
出てしまいます。

自然界の厳しい定めに
頑張れとエールを
送りました。

またその時期ですね。

私も強く

飛び立てねば。


合掌



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