今の形式のオリパラはもう要らない。
コロナのお陰でIOCの問題が露呈した。
問題の一番は責任者が明確で無いこと。
IOCが大きな権限を持っていることは判った。
その権限に何の根拠もないことも。
IOCは権限が守られ金さえ手に入ればよいことも。
放映権を35億ドルで買ったNBCからの金が。
その金で各スポーツ団体が潤うことも事実。
特にマイナーなスポーツは助かっている。
例えそうであれ、全スポーツに光が当たってはいない。
各スポーツ団体は自助努力が必要だ。
問題は今回のオリパラに責任者がいないこと。
具体的に言えば、パンデミック下で誰も中止の決断が出来ない。
決断が出来なければ責任も取れるはずがない。
五者協議の責任制も平和時で問題が無ければそれでも良かった。
しかし、今回のように問題下では機能しないことも判った。
そうしたことがはっきりした。
即ち、現行のIOCは単なる利益団体でしかない。
解体してもそれほど問題は拡大しない。
IOCを潰すのは簡単である。
オリンピック開催国として手を挙げない。
オリンピックに参加しない。
それでもオイル成金国や専制国家は手を挙げるだろう。
選手は参加したがるだろう。
しかし、米国・日本・EURO各国が不参加を表明すれば効果ある。
IOCはオリンピックを開催することでの経済効果を嘯く。
そんな物は無いことも明確になった。
スポーツは商業主義の泥沼に巻き込まれてしまった。
そろそろ気付いて、あるべき姿に戻すときだ。
本当にオリンピックが必要なら、新たに組織化すれば良い。
商業主義でなく、責任を明確にして。