中国の尻尾切りがまた始まりそうだ。
共産党の北京政権が責任転嫁する先。
それが地方政府だ。
広東省広州ではコロナ対策が手の平返し。
北京から一言あったに違いない。
引き締めを適正に緩めろと。
上海で3ヶ月も都市封鎖したとき、何が起こっていたか。
アパートで一人の感染者が出ると一棟まるまる封鎖した。
棟は違っても同じ敷地であれば、これも封鎖した。
零コロナ政策は『正しい政策』である。
地方政府は感染者が少なければ少ないほど評価される。
だから、PCR検査を三日に一度義務づけた。
陽性になれば直ちにその地域を封鎖する。
国民にとっては苦痛でも、地方政府の行政官は北京に従う。
しかし、北京が具体的な指示を出すわけでは無い。
あくまでも『零コロナ』である。
方法は各地方政府に任されているのだ。
ところが全国各地でコロナ政策に対し抗議が示された。
この嵐は治まりそうにない。
そう判断した北京政府は『適切に緩和しろ』と難しい指示を出す。
指示は絶対である。
まじめな地方共産党員は、どう対応するかを深慮する。
北京は難しい指示を出し、対応は地方政府の知恵を借りる。
上手く対応したところは良いが、抗議が治まらないところも出る。
そんなことは北京政府にとってはどうでも良いことである。
抗議が治まらない地方の役人を罰すれば良いのだから。
そして、上手く対応した方法を次の役人に伝えておしまい。
これが北京政府お得意の『地方政府役人の尻尾切り』
これで末端に居る多くの地方共産党員が泣いた。
今までは、これで良かった。
しかし、今回の問題はこれだけでは終わらない。
中国共産党崩壊が少し見えてきた。
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