川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

悟りとは

2025年02月09日 | 人物
身体にウジが湧く病床の中で死んだ、正岡子規。

死の直前、生きながらにして、子規の背中と腰には蛆がわき、蛆が動き回っていた。


そのウジまみれで非業の、無念の死を遂げた子規が、ウジを背中に抱えるころに、悟った。

~~~以下引用~~~

余は今迄所謂悟りといふ事を誤解して居た。

悟りといふ事は、如何なる場合にも、 平気で死ぬる事かと思っていたのは間違いで、 悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった。

~~~引用終わり~~~

子規は、ウジまみれでも平気で生きていた。

本当は、悔しくて、泣きじゃくって、洟水垂らしていたのかもしれないが、ある意味、超然として、平然として、泰然としていた。

そう思いたい。

以下の本は、レベルが高く、いい本でした。


 
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