狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

見つめる鍋は煮立たない。

2017年02月16日 20時55分51秒 | 季節の御挨拶



 本日2月16日は、菅原道真が大宰府へ向けて出発した日で、東京気象台が日本初の天気図を作成した日で、ロシア帝国領となっていたリトアニアでリトアニア協議会が独立を宣言した日で、衆議院予算委員会でロッキード事件の証人喚問を開始した日で、京都議定書が発効された日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十四度。最低気温はマイナス一度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。





 余寒なお去り難く春寒の折柄。
 皆様、御障りなくいらっしゃいますでしょうか?
 立春を過ぎましたが、お寒さは尚厳しい毎日でございます。
 朝夕の寒気はお雪さんの吐息の如し。
 かちんこちんに凍ってしまいそうです。
 御地の寒さもさぞかしと存じます。
 難儀な思いをしていませんか?

 こう寒くては、やはり炬燵に入ってお鍋を食べるのが一番です。
 なかでも蟹鍋が最高。
 私なんぞは毎日蟹鍋です。
 来る日も来る日も蟹鍋。
 家で作ります。
 私の蟹鍋はちょっと変わっていまして、蟹は入れません。
 白菜も椎茸も葱もややこしいのは一切入れない。豆腐だけ。
 そういう蟹鍋なんですが。

 すみません。これは中島らもの古いネタの変形バージョン。
 パクリであります。失礼いたしました。

 暫らくはお寒さも続く事でしょう。
 寒気と乾燥の酷い季節です。
 皆様、御自愛専一になさってくださいませ。

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『夢みる葦笛』/上田 早夕里

2017年02月16日 16時55分22秒 | 小説・本に関する日記



 昨日の夜は、上田 早夕里の短編小説集『夢みる葦笛』を読んでいました。
 10作品が収録されているSF短編小説集です。

 滅びゆくもの。消え去るもの。失われていくもの。分かれゆくもの。
 それらが共通したテーマですね。
 哀惜の念であったり、絶望感であったり、消え去ることにあくまでも抵抗する意思であったり、浪漫であったり、それぞれの作品で反応が違うのですが、消え去るものに対しての感情を描き出しています。
 暗く禍々しく妖しく儚く淡い世界観。

 面白かったですよ。
 楽しめました。
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貴方の価値観や信念や期待は貴方の態度に表れます。

2017年02月16日 11時54分42秒 | その他の日記

『要するに自分の無能を美化して自己陶酔に浸っているだけではありませんか。
 滅びの美学とやらがお望みなら貴方独りでそれを貫徹なさればいい。
 我々が貴方の自己陶酔に付きあってむざむざ死なねばならぬ理由はない』




 本来、「清貧な生活」というのは、個人が「自分はそうします」と宣言することであって、他者に自分の信念を押し付けるべきことではないはずなのです。
 「みんな平等に、緩やかに貧しくなっていけばいい」と言われたところで、何が平等かを定義するのは困難だし平等の定義のしかたによっては最も立場の弱い人達が苦しむことになりかねません。
 そして社会が貧しくなれば多くの人を助ける為の力は物凄い勢いで縮小します。
 清らかで貧しい生活が良いと思うのならば、個人で実践すればよいだけです。「他者がそうであれ」と押し付ける必要はありません。個人で清らかで貧しい生活を楽しめばよいのです。
 「戦争になったら敵に対して無抵抗で殺されるべきだ」というのも、本来は、個人が「自分はそうします」と宣言することであって、他者にそこまでの信念を押し付けるべきではない話だと思うのです。
 自分の死についての問題であると共に他者の死についての問題でもあるからです。

 それらの問題は、社会全体に自分の思想や信念を押し付ける行為をするのではなく、「自分はこんな生き方をする」と宣言して実行するのが筋だと思うのです。
 そして、その行動に共感する人は自分で決断して似たような行動をすればよいのです。しかし、煽るだけ煽って最後に逃げ出す人もいるので注意は必要です。
 そして、その行動に共感できない人がいることも許容すべきです。貧乏であるかないかとかどう生きるかとかの問題は重大な問題で深刻な問題で人それぞれに考えがあります。
 「多様性を認めよ」と主張するならば、違う意見を持つ者も尊重べきです。
 その上で自分の思想を実践すればよいだけだと私は思うのです。

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