狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

Knockin' on heaven's door

2018年03月19日 20時40分39秒 | 曲名がタイトルの日記





 本日3月19日は、天武天皇が飛鳥浄御原令の制定を命じた日で、崖山の戦いでモンゴルによって南宋が滅亡した日で、太平天国軍が江寧(南京)を陥落させて天京と改称して首都とした日で、アドルフ・ヒトラーが焦土作戦を敢行するためにドイツ国内のインフラの破壊を指令した日で、欧州共同体6か国の変動相場制への移行が決定してスミソニアン体制が崩壊した日で、フォークランド紛争が始まった日で、アナコンダ作戦が終了した日で、イラク戦争が開戦した日です。

 本日の倉敷は雨でありましたよ。
 最高気温は十四度。最低気温は十度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇り時々雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。




 或る日の事でございます。

 堕釈迦様は極楽の沼の淵を獨りでぶらぶらと御歩きになつていらつしやいました。
 沼の中に咲いている睡蓮の花は、みんな玉のように真っ白で其の真ん中にある金色の芯からは何とも云えない好い匂ひが絶間なく周囲へ溢れて居ます。
 極楽は丁度朝なのでございましやう。

 やがて堕釈迦様は其の沼の渕に御佇みになって泥の面を蔽っている睡蓮の葉の間からふと下の容子を御覧になりました。
 この極楽の沼の下は丁度地獄の底に当つて居りますが、沼の泥で下の三途の河や針の山の景色がはつきりと見えません。
 それでも堕釈迦様は沼の底を覗き込んで遥か下にある地獄の容子を御覧になりました。
 地獄の底には一匹の獣である狐が「嗚呼。駄目だ。疲れてしまつてネガティブ・エンジンが動き出しそうだ。駄目になつてしまいそうだ。否。いつそ駄目になつてしまいたい」と呟いています。
 堕釈迦様は自らを救おうと考えない者を救おうとは考えません。
 側を見ますと、翡翠のやうな色をした睡蓮の葉の上に、極楽に住む虹色の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります。
 堕釈迦様は其の蜘蛛の糸をそつと御手に御取りになつて白魚のやうな指に絡め綾取りをお始めになつたので御座います。
 極楽の蓮沼の蓮は少しもそんな事には頓着致しません。
 其の玉のやうな白い花は堕釈迦様の御足の周辺に揺ら揺ら萼を動かして其の真ん中にある金色の蕊からは何とも云えない好い匂が絶間なく周囲へ溢れて居ります。
 極楽ももう正午に近くなつたのでございましやう。


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『テンジュの国』/泉一聞

2018年03月19日 15時43分53秒 | 漫画・ゲームに関する日記




 昨日の夜は、泉一聞の漫画『テンジュの国』を読んでいました。

 18世紀のチベット。
 山間の村に住んでいるカン・シバは13歳の医者見習いの少年。
 ある日、薬草採取から帰宅すると家には嫁ぎ先に向かう花嫁とその一行が滞在していた。
 花嫁の名前は、モシ・ラティ。
 彼女は……。


 非常にほのぼのとしております。
 本人達は一生懸命なのですがほのぼのとしたお話であります。

 面白かったですよ。
 続きが楽しみです。


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