狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

真夜中は純潔

2018年03月29日 22時55分02秒 | 曲名がタイトルの日記





 本日3月29日は、東学党の乱が起こった日で、日本で金本位制の貨幣法が公布された日で、衆議院議員選挙法が改正されて選挙権がそれまでの直接国税15円以上から10円以上に引き下げられた日で、日本初の労働法である工場法が公布された日で、日本の衆議院本会議で革命を賞賛して議会政治を否認する発言をしたとして川上貫一議員の除名処分が決定された日で、ソンミ村虐殺事件の軍事法廷でウィリアム・カリー中尉に終身刑・他の13人に無罪の判決が出た日で、アメリカ軍の最後の兵士が南ベトナムから撤退した日で、ニューヨーク証券取引所のダウ平均株価が初めて10000ドルを突破した日で、モスクワ地下鉄爆破テロが起こった日です。

 本日も倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十二度。最低気温は八度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。







 或る夜の事。

 狐は先輩と一緒に或るパブリック・ハウスのカウンター席に腰をかけて、絶えずミルクを舐めてゐた。
 狐は余り口をきかなかつた。
 しかし先輩の言葉には熱心に耳を傾けてゐた。

 「御酒には媚薬効果があるというが、媚薬効果ではなく脳内の様々なリミッターを酒精で麻痺させているに過ぎない。酒精によって人は普段は抑えられている欲望が剥き出しになつてしまふだけなのだよ」
 先輩は頬杖をした儘、極めて無造作に私に述べた。
 「つまりだ。人は基本的にはすけべえであるといふことなのだよ」
 左様でございますか。
 「そうとも。一年中発情している動物なんてとても珍しいのです」
 そうなのですか?
 「うむ。ところで私はお水が欲しいの。君、マスターに頼んでお水を貰つてきてくれ給へよ」

 狐は、マスターにチェイサーを頼み、ついでに自分用にカルーアを注文した。

 「うむ。此処にお水が入つた割賦がある。私は大変に酔つている。お水を飲もうにも零してしまいそう。君、私にお水を飲ませておくれ」と先輩は目を潤ませて云つた。
 そんなに酔つているやうには見えませんが?
 「む。君は私の言葉を疑うのかね?」
 否ですよ。疑つたりはしません。
 「では私にお水を飲ませ給へ」

 狐は割賦を捧げ持つて先輩の口元に寄せた。

 「違う違う違う! 口移しで頂きたいの! 口移しで!」
 む。酔つているふりをすれば何でも要求が通ると思つていませんか?
 「ちよつと思つておりまする」先輩はにへらと笑つた。「口移し! 口移し!」
 断固拒否します!

 狐は、割賦の中でカルーアとホットミルクと混ぜ合わせてカルーア・ミルクを作り、舐めた。
 私の言葉は先輩の心を知らない世界へ神々に近い世界へと解放したのかもしれない。

 先輩は言つた。「いけず。私のことが好きなくせに」




 先輩は勘違いしている。それとも勘違いをしているのは私なのか?
 狐は何か痛みを感じた。が、同時に又歓びも感じた。
 人の考えとはわからぬものであるな。面白ひものだ。




 其のパブリック・ハウスは極小さかつた。
 然しパンの神の額の下には赫い鉢に植ゑたゴムの樹が一本、肉の厚い葉をだらりと垂らしてゐた。


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『おおきく振りかぶって』第29巻/ひぐちアサ

2018年03月29日 21時30分34秒 | 漫画・ゲームに関する日記



 昨日の夜は、ひぐちアサの漫画『おおきく振りかぶって』の第29巻を読んでいました。

 県立西浦高校野球部は4市大会へ挑む。
 初戦の相手は夏の大会でコールド勝ちした崎玉高校。
 崎玉高校は夏の大会の雪辱に燃えている。
 西浦高校のエースである三橋は投球フォームの改造を焦ったことで本来のパフォーマンスが出せない……。


 試合の中での様々な読み合いを丁寧に描いていて、ゆったりとしたペースでお話が進んでいます。
 この部分は作者が書きたい部分なのだろうなぁ。
 私はこの読み合いの描写が好きです。
 力と力の勝負なんてつまらないもの。


 今巻も面白かったですよ。
 続きが楽しみです。

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飾りによってデザインの効果を現そうとする考え方は邪道だということだ。実用品自体が飾りでありデザインであるということでなくてはならない。

2018年03月29日 14時40分50秒 | その他の日記





 与党に投票した人達とか現政権を支持している人達とかは別に一枚岩ではないのですよ。
 個別の政策については反対している人もいるだろうし、積極的には支持しているわけではないという人もいるだろうし。
 でも、そんな人達の意見を吸い上げる政党が野党側に存在しないのですよ。
 極左テロリストグループである革命的共産主義者同盟全国委員会=中核派や日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派=革マル派や日本社会主義青年同盟などの活動を応援し推奨し激励している政党なんて怖くて支持できませんよ。
 意見が一致しなければ「死ね!」とか「殺す!」とか「吊るす!」とか「心の病だ。治らない!」とか「叩き斬っててやる!」と述べるような連中とは一緒にされたくないのですよ。
 リンチ事件を起こし恫喝をし犯罪を犯し犯罪を推奨し人権を無視するような連中と同類とみられるのは嫌なのですよ。
 証拠も無しに馬鹿騒ぎをし嘘と出鱈目とデマを世の中に拡散させるような連中は応援したくないのですよ。
 しかも野党側が出してくる政策は、政策と呼べるようなものはほとんどありません。大学のテストならば一発でアウトなものばかりです。
 真面目に世の中を良くしたいのならば真面目に政策を考えるはずです。
 そして政党であるならば政治家であるならば自分達の政策を訴えるのが本分であるはずです。
 そうであるにもかかわらず、出してくる政策があのような杜撰なものであるならば野党を支持できるはずはありません。

 自分達の政策をきちんと練り上げてアピールする。
 それが野党の王道であり正道であるはずです。
 何故にそれをしないのですか?
 手間がかかるけれども時間がかかるけれども結局はそれが支持率を上げていく一番の近道なのです。
 与党側の支持率を下げても政権側を攻撃しても、野党の支持は上がりませんよ。
 根拠も無しに証拠も無しに他者を攻撃するのならば、それはいつか反転して野党側を傷付ける矢となるだけですよ。



 今更ながら感があるのですが、もう遅いのかもしれませんが、正道に戻ってみては如何ですか?
 王道に戻ってみては如何ですか?
 彼我の実力差は圧倒的です。それでも政権を取りたいのならば自分達の政策をきちんと練り上げてアピールする、それをやらなければならないのですよ。
 きちんと冷静に話し合い交渉し政治的な判断をし議論を進め相手の妥協を引き出し成果を上げていかなければならないのですよ。
 日本国内の政党と交渉すらできないならば世界の優秀な外交官達や政治家達と交渉などできるはずはありません。
 自分達を絶対的な正義とし相手を悪と決めつけるやり方は外国の優秀な外交官や政治家達には一切通用しませんよ。

 各野党は正道に戻ってみては如何ですか?
 王道に戻ってみては如何ですか?
 本道に戻ってみては如何ですか?
 手間がかかるけれども時間がかかるけれども結局はそれが野党側が支持率を上げていく一番の近道なのです。
 そして与党側も政権側も野党側が正道に戻ることを恐れつつも望んでいるのですよ?
 まともな政策論争ができない状態というのは誰にとっても不幸なことなのですから。


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ファジアーノ岡山のホーム4戦目の愛媛FC戦は4月1日であります。

2018年03月29日 12時49分12秒 | 案内、告知、宣伝







 ファジアーノ岡山さんのHPにファジアーノ岡山の初観戦のお方向けの記事がありましたので、ご紹介いたします。
 ↓であります。
 「ファジアーノの初観戦、興味があるけど少し不安……というお方へ

 サッカーのルールが分からなくても、ユニフォームやグッズを身に着けていなくても大丈夫でありますよ。
 応援しなくてもひたすらファジフーズを食べていても大丈夫でありますよ。
 スタジアムでの生観戦は楽しいです。

 ファジフーズは、ファジアーノが世界に誇るスタジアムグルメです。
 ファジフーズの楽しみ方は「ぐるたび」さんが「岡山にファジフーズあり! Cスタは日本代表級のグルメスタジアムだ」という記事で紹介しています。
 「岡山にファジフーズあり! Cスタは日本代表級のグルメスタジアムだ」
 ファジフーズを食べにシティライトスタジアムに行くのもOKでありますよ。


 4月1日の愛媛FC戦のファジフーズメニューは、ファジアーノ岡山さんのHPの「【4月1日愛媛FC戦】花より団子フェア、ファジフーズのご案内。」をご覧くださいませ。
 その他のフーズは、ファジアーノ岡山さんのHPのファジフーズのページをご覧くださいませ。




 シティライトスタジアムは、お祭りのような雰囲気なので楽しいですよ。

 興味のあるお方は是非、行ってみてください。
 楽しいですよ。


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何をしたいのか。何が最速で最も効率的かつ効果的に目的を達成できるか。

2018年03月29日 12時13分29秒 | サッカーに関する日記




 ワールドカップでの優勝候補の筆頭クラスチームであるならば今の時期は強さを誇示するということをしてもOKなのです。
 この時期に強さを誇示しておいて同じグループリーグに入ったチームにプレッシャーを与える。
 ワールドカップでの優勝候補の筆頭クラスのチームならば、今の時期に相手にプレッシャーを与えておいて相手を引き分け狙いにさせておいて、自分達は勝ち点3を狙う為の対策を練る。というやり方が可能なのです。
 先に相手にイメージを与えておいて相手をある程度コントロールする、という情報戦が可能なのです。

 しかし、ワールドカップでグループリーグを突破できるかできないかは微妙であると思われているチームは、今の時期に手の内を晒してしまうのは得策ではありません。
 ワールドカップという超重要な大会ではどのチームも事前に相手チームの情報を取得して分析解析を行って準備万端の状態で臨みます。
 今の時期に手の内を晒せばワールドカップという本番で圧倒的に不利になります。

 ウクライナ代表は強いですよ?
 強いチームですよ?
 マリ代表も簡単に勝てるようなチームではないですよ?
 でもってこの2試合は絶対に勝たなければいけない試合ではないですよ?
 絶対に勝たなければいけない試合ならば全く違うやり方をしていたでしょうし、メンバーの選考も違っていたはずです。




 各選手がどのような選手なのか? この2試合は最終の見極めの試合だったのかな?
 負荷を与えておいて各選手がどのように振る舞うか?
 負傷している選手と見極めが終わっている選手は今回は呼んでいません。

 さてさて、ハリルホジッチ監督はワールドカップにどのような選手を連れていくのでしょうか?
 そして日本代表はワールドカップでどのようなサッカーを見せてくれるのでしょうか?

 わくわくしているところなのでございます。


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