狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

如何なる星にも光あり、如何なる花にも香りあり。

2018年06月09日 22時48分12秒 | VSの日記




 本日6月9日は、ローマ皇帝のネロが自殺した日で、壱岐・対馬に高麗の兵船が襲来して元寇・弘安の役が始まった日で、天海による日本初の木活字による経典『大蔵経(寛永寺版)』が完成した日で、ウィーン議定書が締結されてナポレオン戦争後のヨーロッパの新しい国際秩序・ウィーン体制が始まった日で、清とフランスが停戦協定を締結して1884年の天津停戦協定に定められたコーチシナ・トンキンのフランスによる植民地化を容認した日で、「展拓香港界址專條」が締結されてイギリスが香港の新界の99年間の租借権を獲得した日で、チャールズ・キングスフォード・スミスがアメリカからオーストラリアまでの太平洋横断飛行に成功した日で、中国国民党軍が日本軍の進撃を止める目的で黄河を氾濫させた為に河南省・安徽省・江蘇省の住民に100万の水死者と600万人の被害者が出た日で、日本国とインドとの間で平和条約が調印された日で、サッカー日本代表がFIFAワールドカップで1-0でロシアに勝ってワールドカップで初勝利をあげた日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十八度。最低気温は二十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。





 或る夜の事。

 狐は先輩と一緒に或るパブリック・ハウスのカウンター席に腰をかけて、絶えず氷入りのミルクを舐めてゐた。
 狐は余り口をきかなかつた。
 しかし先輩の言葉には熱心に耳を傾けてゐた。

 「私は私に好意を抱いている人は其の人が其の事を隠していても何となく分かるのよ」
 美人さんの先輩は頬杖をしたまま極めて無造作に狐に云つた。
 「正確に云うと私は私に欲情している人は其の人が其の事を隠していても何となく分かるの」
 ふうん。私にはよく分からない話です。
 「香りがね。違うの。そんな人は」
 ふうん。お馬さんも匂いで分かるみたいですね。そのような事は。私には分かりません。
 「君はその香りがどんなものか知りたくない?」
 いえ。知りたくはありません。
 「因みに私は今、君に発情しているのだけれども私の体の香りを嗅いでみる気はない?」
 セクハラはやめてください。知りたくないと云つているのです。
 「因みに君の体から発情した人の香りがするような気がするのだけれども其れは気の所為なのかな?」
 セクハラはやめてください。気の所為です。
 「そんなことはないと思うんだけど?」
 もし仮に私が先輩に発情してしまつたならば其れは我が身の一生の不覚。其の時は喉を突き此の世からお去らばいたします。
 「ふむん?」

 先輩はお喋りを止めて考え込んだ。
 狐の言葉は先輩の心を知らない世界へ神々に近い世界へと解放したのかもしれない。
 狐はカルーアを注文し、割賦の中でミルクと混ぜ合わせてカルーア・ミルクを作り、舐めた。
 先輩は言つた。「私の事が好きな癖に」


 狐は何か痛みを感じた。が、同時に又歓びも感じた。
 人の好みとは様々なものであるな。面白ひものだ。





 そのパブリック・ハウスは極小さかつた。
 しかしパンの神の額の下には赫い鉢に植ゑたゴムの樹が一本、肉の厚い葉をだらりと垂らしてゐた。


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最高を求めて終わりのない旅をするのはきっと僕らが生きている証拠だから。

2018年06月09日 21時51分56秒 | サッカーに関する日記





 本日はJ2は第18節の日。
 我らがファジアーノ岡山は、アウェの維新みらいふスタジアムでレノファ山口FC様と対戦でありました。
 結果は0-1で敗戦。orz。



 負けちゃったかあ……。orz。
 順位が下がっていく……。orz。
 でも、私達ファジサポはこんな状況は慣れているはず。今こそサポは楽しみましょう!
 私達は挑戦者です。
 今季の冒険の旅はまだまだ先が長いです。
 焦る必要はありません。そして今こそサポが力を示す時です。


 次はホームでの試合です。
 楽しい試合を期待していますよ。


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全てのものに欲望がある。欲望があるから、薔薇は薔薇らしく咲き、岩は岩でありたいと頑張っている。

2018年06月09日 21時15分27秒 | その他の日記





 思考実験をしてみましょう。



 同程度の経済力をもった2ヶ国があったとします。
 A国は貧富の差がほとんどない社会を目指します。その代わり経済成長は0。
 B国は経済成長5%を目指します。その代わり貧富の格差は激しい。

 この条件下では初年度はA国とB国の福祉や医療や教育に回されるお金の量はおそらく同程度。
 そしてA国の平均的な国民の所得はB国の富裕層には及ばないけれども貧困層の所得と比べるとはるかに上となります。
 しかし10年後にはどうなっているでしょう? 20年後は?

 仮に初年度のA国とB国の経済力を100としたならば、
 2年目のA国の経済力は100のまま。B国の経済力は105となります。
 5年後のA国の経済力は100のまま。B国の経済力は約121となります。
 10年後のA国の経済力は100のまま。B国の経済力は約155となります。
 20年後のA国の経済力は100のまま。B国の経済力は約253となります。
 
 B国は20年後にはA国の約2.5倍の経済力を持つことになります。
 この状態だと格差が大きいB国の貧困層の所得は格差のないA国の平均的な国民の所得を上回ります。
 そしてB国の福祉や医療や教育の分野に回せるお金は、A国の約2.5倍となります。
 そしてB国の災害時や緊急時にまわせるお金の桁が違ってきます。
 災害時や緊急時に投入するお金の額が違えば救える可能性のある人の数が変わってきます。
 さらに余力ができたならば文化にまわせるお金の額も大幅に増えるはずです。


 もしA国の周辺国がそれぞれ経済成長5%を達成しA国が経済成長が0だったなら、A国は周辺諸国の中で最貧国となります。
 A国と周辺国との間に経済格差が生まれることになります。
 A国の国際的な影響力は一気に下がることになります。
 そしてA国は最貧国の状態で他国と貿易をすることになり不利な状態となります。
 さらに、何処かの国を助けたいと思っても余力が無い状態なら助けることもできません。
 ギリギリの状態であったなら非常時において脆い体制となります。
 そして最貧国では文化は花開くことが難しくなります。
 ギリギリの状態では人は文化面にお金を投入したがりません。
 A国は文化面でも他国との交流は縮小していくでしょう。







 勿論、上記の論は机上の空論でしかありません。
 現実は様々なパラメーターが存在します。

 しかしレーニン・スターリン型の共産主義や毛沢東型の共産主義は構造上に欠陥があることが判明しています。
 レーニン・スターリン型の共産主義や毛沢東型の共産主義はある段階から必ず経済成長がストップしてしまいます。
 この欠陥を取り除くプランはまだ出てきていません。 
 原始共産主義も小規模で構成員の価値観がほぼ一致している状態ならば可能かもしれませんが、国家単位では無理なことは判明しています。
 そしてレーニン・スターリン型の共産主義の社会や毛沢東型の共産主義の社会は平等な社会を作り出すシステムではなく究極の格差社会を作り出すシステムであることも判明しています。
 レーニン・スターリン型の共産主義の社会や毛沢東型の共産主義の社会は貧困者を救うシステムではありません。



 共産主義を奉じるお方は理論の再構築をすべきです。共産主義で経済成長ができるプランを構築すべきです。
 社会主義を奉じるお方も理論の再構築をすべきです。社会主義で経済成長ができるプランを構築すべきです。
 もし出来ないのならば共産主義や社会主義を捨て去ることも視野に入れるべきです。

 福祉や医療や教育を重要視し格差を是正したい。と考えるならば、その為に経済を発展させて福祉や医療や教育に投入できるお金を増やそうと考えてもよいと思うのです。
 その為の方法論を考えるべきだ。と思うのです。
 お金は大事だ。と私は思うのです。
 そして人の欲望を軽視してはいけない。と私は思うのであります。



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『鋼の錬金術師』

2018年06月09日 15時19分33秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『鋼の錬金術師』のDVDを観ていました。

 錬金術が科学の一つとなって社会に根付いている世界。
 エドワードとアルフォンスの兄弟は死んだ母親を甦らそうと人体錬成を行うが失敗する。
 エドは片腕と片足を失い、アルは身体全てを失って鎧に魂を定着させた姿になってしまう……。

 数年後。
 国家錬金術師の資格を得たエドは、アルの身体を取り戻す為、絶大な力を持つという賢者の石を探す旅に出た……。

 監督は、曽利文彦。
 出演者は、山田涼介、高橋來、水石亜飛夢、星流、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、國村隼、石丸謙二郎、原田夏希、平田薫、内山信二、夏菜、大泉洋、横山芽生、佐藤隆太、小日向文世、松雪泰子、など。
 原作は、荒川弘の同名の漫画であります。


 原作は傑作。
 アニメ化されていてそのアニメも傑作であります。

 そんな作品を実写化するとなるととてつもなくハードルは上がります。
 無謀と述べてよい挑戦でありましょう。
 そんな映画を観た私の感想はと言いますと……。








 うん。色々と述べたいことはあるのですがやめておきます。
 ただ一つだけ。
 大泉洋様。私はこのような役の大泉様を観たかったのです。
 このような役は絶対に合うのですよ。大泉様は。
 たまにはこのような役をやってくださいませ。私が喜びますので。
 このような役の大泉様を観ることができたので私的には大歓喜なのであります。



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花が咲く頃になって慌てて肥料を与えても無理である。花木も人の心も小さい時から手掛けよう。

2018年06月09日 12時28分46秒 | サッカーに関する日記






 今のサッカー日本代表に感情が動かない。
 というのは初めての経験であります。
 無関心に近い状態。
 大好きだったのに。


 裏切られた。という感情。
 信じていたものがある時から実は存在していなかったのかもしれない。という当惑。
 誰を信用して良いのか分からない。という不安。
 勝っても次に繋がるものがない可能性がある。という絶望。

 私はサッカー日本代表の試合を観るのを止めた方が良いかもしんない。
 大好きだったけれども信じることができないならば黙って離れるべきなのかもしんない。
 私の感情は私の勝手な感情なので誰かにぶつけるべきものではない。

 うん。しばらくは日本代表の試合を観るのを止めよう。結果を気にするのも止めよう。
 残念だけれども仕方がない。

コメント (2)
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