昨日の夜は、映画『しゃべれどもしゃべれども』のDVDを観ていました。
うだつの上がらない二つ目の落語家・今昔亭三つ葉がある理由で話し方教室を開くことになった。
集まったのは、無愛想で口下手な十河五月と大阪弁を喋っているので通っている学校のクラスから浮いている村林優とぶっきらぼうな喋りで解説業が上手くいっていない元プロ野球選手の湯河原太一の3人。
三つ葉は自分の稽古をしなくてはいけないので話し方教室どころではないのだけれども……。
監督は、平山秀幸。
出演者は、国分太一、香里奈、松重豊、森永悠希、八千草薫、伊東四朗、占部房子、外波山文明、建蔵、日向とめ吉、青木和代、下元史朗、水木薫、三田村周三、原金太郎、山本浩司、安倍照雄、中村靖日、飯田基祐、椎名泰三、五月晴子、織田優成、豊田達也、佐々木史朗、福岡芳穂、福島聡司、堀越光貴、岩本千春、松村真子、池田宜大、大塚和彦、など。
原作は、佐藤多佳子の同名の小説です。
口下手で何を喋ってよいのか分からないとか、無愛想で怒ったような表情をしてしまい怒っていると勘違いされてしまうとか、私にとっては身につまされるお話で平常心では観ていられなかったのです。
楽しい映画で人情話で成長物語もあるのです。
面白かったです。
面白かったのですが、主人公の三つ葉が何故「火焔太鼓」を上手く演じることができたのかよく分からない。
十河という女性に何か変化があったように思えない。
湯河原という男性も物語と全く関係ない所で問題が解決する。
そしてラストで三つ葉と十河の関係があのようになったのは唐突感があります。
そのあたりをもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
面白かったのですよ。でも疑問に思える所もあった作品でありました。