昨日の夜は、映画『の・ようなもの のようなもの』のDVDを観ていました。
出船亭志ん田は30歳で脱サラして落語家になった。
いまだ前座で師匠の志ん米の自宅で住み込みの修行をしている。
真面目だけれども杓子定規な性格で小学生が国語の教科書を読んでいるかのような落語でなかなか芽が出ない。
同居している師匠の娘、夕美に想いを寄せているが相手にされていない。
ある日、志ん田は師匠の志ん米から兄弟子・志ん魚を探し出すよう命じられる。
志ん魚は志ん米の弟弟子だが志ん米の師匠である志ん扇が亡くなった時に姿を消して以来、どこにいったのか分からず行方不明。
志ん扇師匠の十三回忌一門会でスポンサーである斉藤後援会長に志ん魚の高座を頼まれた志ん米は断ることができず、了承してしまった。
志ん米から志ん魚を捜すよう命じられた志ん田は……。
監督は、杉山泰一。
出演者は、松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、鈴木京香、仲村トオル、笹野高史、内海桂子、三田佳子、など。
森田芳光監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を描いた作品です。
私は『の・ようなもの』はまだ観ていません。
『の・ようなもの』を先に観ていたならより一層楽しめたかもしれません。
リアルタイムで『の・ようなもの』を観ていた人には感慨深いものがあるかもしれません。
のんびりほのぼのとした笑いの中にしんみりと切ないものがあります。
面白かったですよ。
楽しめました。