1月から思い出を振り返っていく！ 帰って来た＠ｎＤＡＮＴＥな日々・第三話「人狼のために生まれた男」

一月から思い出を振り返っていくコーナー。
一つ前の記事「1月から思い出を振り返っていく！　帰って来た＠ｎＤＡＮＴＥな日々・第二話「深夜のゲームマスター」」の続きです。



すっかり疑心暗鬼友情破壊ゲームのとりこになってしまった僕らは、1月13日の稽古後の深夜に、チヒロ家にて人狼ゲームをすることに。
集まったメンバーは、俺、つーさん、アメイジングさん、イシケン、みなこさん、ポッター、しろちゃん。



人狼ゲームでやたらと狼カードを引き当てる謎の強運の持ち主で、なおかつ人狼ゲームではやたらとしゃべりまくる、胡散臭さ全開のイシケン。
そんなイシケンですが、ゲームを始める前から、



イシケン「みんな、今日はお疲れ様でした。本番まで頑張って行きましょう。
私は、みなさんの幸せを、そう、幸せを心から願っていますよ！
幸せをね！」



と、何故かゲームと全然関係ない時でも胡散臭さを全開にし始めたイシケン。



みなこさん「イシケン、何考えてるの？」

イシケン「私が考えているのは、村の皆さんの幸せだけです…」

みなこさん「た、戦いはもう始まっている！！」



因みに俺はこのゲームあんまり得意じゃないです。
そう、全然得意じゃないんです。だって僕はいつも皆様の幸せを願っていますから。
お互いに疑い合うなんてことは出来ないです。
本当に苦手です。


そんな人狼が苦手な俺ですが、苦手な上に更に眠気にまで襲われ、もう全然頭が働かなくなってきました。
が、明らかに人狼が苦手にもかかわらず、何故か最後まで最後の三人まで生き残ってしまうという謎の強運。

最終的に自分以外の二人のどちらが狼でどちらが村人かという決定権を託されてしまう、という超ドラマティックな事態に！
しかも、その生き残っている片方は、あのミスター人狼イシケンではないか！

イシケンは常に胡散臭いので、どこからがネタでどこからが本気なのか徐々に分からなくなるという、イシケンの無駄に準備期間の長い作戦が効果を発揮していたのでした。
俺は散々推理し、裏の裏をかいてイシケンが狼じゃないと思ったら、やっぱりイシケンが狼で、村人全滅という衝撃の結末に。



こういう時、イシケンは顔では本気で自分は狼じゃないと主張しながら、心の中では「しめしめ…」と思っているそうです。
これを、＠ｎＤＡＮＴＥ用語で「しめしめウルフ」と言うんだそうな。

また、ゲームですでに死んだ人には、夜に狼が誰で誰を殺すのかが全て見えるので、夜のターンに、周囲から「そうだったのかー！」みたいな声が聞こえてきます。
これを、、＠ｎＤＡＮＴＥ用語で「死者の呼び声」と言うんだそうな。



まあ、そんな訳で何度か人狼ゲームを行った僕ら。
いい加減眠くなってきた俺は、もう完全に推理に頭が働かず、もうひたすらボケることばかりを考え始めました。

俺がどこでボケるかと言うと、夜のターンが終わって昼のターンが来る瞬間、つまり朝が来た時ですね。
ゲームマスターが「朝が来ました。村人のみなさん起きて下さい」と言った時、つまり目覚め一発目の台詞が、恰好のボケどころでした。

「ああ、もう食べられにゃい…」、「しまった乗り過ごした長岡だ！なんだ夢か…」、気付いたら後ろを向いてて「あれ、誰もいない…あれ？いつの間に！」などなど、バリエーションは腐るほどありました。
一回、寝てる間に服を脱ぐというネタをやろうとしたら殺されていて、半裸の状態でゲームから離脱するという、奇跡の展開もありましたね。人狼としては０点だけど、笑いとしては100点でしたあれは。



そんなもうボケることしか考えられない俺でしたが、なんと再びゲームの最後まで生き残ってしまったではないか！
しかもまた俺が二人のうちどっちが人狼か判断しなきゃいけないという、ゲームの鍵の握る需要なポジションに。

さらに驚きなのは、そこにまたイシケンの姿が。
アイツ、どんだけゲームを盛り上げるんだ…

という訳で、今回はイシケンを人狼だと判断した俺。
そして村に夜が訪れる。果たして結末は…

目を開けた時…あれ？イシケンの姿が見えないではないか！？
一体どういうことだ？まさか本当に死んだのか…

と思った俺の耳に、遠くからイシケンの声が。
いつの間にかイシケンは、部屋の隅の方まで移動していたではないか！



イシケン「や～れやれ、また俺が狼だったよ！俺みたいな狼は、もうこの村では仲間外れさ！トホホ～！」



そうして、イシケンは隣の部屋に消えて行ったのでした。
何だよそのアニメのオチみたいなラストは！！





この男…