8/9(日)、ユナイテッド・シネマ新潟で「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷」を観てきました。
新潟市内では、ユナイテッド・シネマ新潟のみでの上映でした。
予告編はこちら。
ハロウィンの夜、若者達が郊外のお化け屋敷に入ると、実はそこは殺人鬼が作ったお化け屋敷。
中には迷路や色々な罠があり、仲間が一人また一人と犠牲になっていく中、果たして主人公は脱出できるのか…という、もうそれだけの映画です!
殺人鬼達がお化け屋敷を作った目的は?何でそんな回りくどいことした?という理由は一切明かされず全部謎のまま終わるけど、怖ければいいだろ!という清々しいほどの割り切りもすごい。
冷静に考えるとツッコミどころ満載だけど、映画を観てる最中は「助けて!」「どうすれば抜け出せるんだ!」と何だかんだ夢中で見続けてしまったのでした。
いわゆるお化け屋敷型ホラー、例えば「It」はファンタジー的なお化け屋敷だったけど、ここまで直球なお化け屋敷型ホラーも珍しいと思うんですよね。
お化け屋敷の手作りのB級っぽいデザインも妙にノスタルジーを感じてワクワクするし、だからこそ最初は楽しんでいたら途中から本当に殺人が起きた時の恐怖と絶望感が半端ない。
襲ってくる殺人鬼も「It」や「悪魔のいけにえ」のパロディっぽくて遊び心を感じました。
そして何より、やられっぱなしの主人公が終盤で反撃するカタルシスもちゃんとあって、そこはめちゃくちゃ興奮しました。
何が怖いって、さっきも言いましたけどこのお化け屋敷の作り手には復讐などの目的が一切ないんです。
それは、余計な設定や背景は描かず、100%純粋にお化け屋敷の怖さ「だけ」を本気で表現したいという、清々しいまでのB級スピリットで作られた映画だと思うんです。
その結果、このお化け屋敷の作り手は、ただ単にお化け屋敷に入ってきた若者達を怖がらせて殺すこと「だけ」が目的という、100%の悪意でこのお化け屋敷を作って運営しているとしか思えない人物となってしまった。
そんないかれたお化け屋敷、死んでも入りたくないですね…いやー、本気のB級映画がある意味一番怖いです。