6/6(木)、シネ・ウインドで「サンセット」を観てきました。
予告編はこんな感じです。
1913年ブダペスト、幼い頃に両親を亡くした主人公が、生前両親が経営していた帽子屋を訪ね、行方不明の兄を探すという物語です。
しかし、調べれば調べるほど、徐々に様々な謎が浮上し兄の行方は迷宮入り、しかも真相に辿り着こうとすると必ず何かに阻まれ続けるという、非常にもやもやする物語です。
このもやもやする感じを、わざとピントが合っていなかったり、視界に映すべきものが映っていなかったりする映像とかで表現するから、見ていてさらにもやもやしてしまうんですよね。
だから、映画を観ながらすごくもやもやするし、その感覚が、映画の主人公のもやもやと完全にシンクロしてしまうんですよね。
このストーリーも映像も何もかももやもやする感じ、どこかで味わったことあるなと思ったら「サウルの息子」のネメシュ・ラースロー監督の長編2作目なんですね。
人生が思い通りにいかない閉塞感をこれでもか!と味わえるから、ある意味凄い映画体験ができる映画なんですけど、なかなか苦行でもありますね!