舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

映画「のぼる小寺さん」観てきました。

2020-07-24 22:53:28 | Weblog


7/23(木)T-JOY新潟万代で「のぼる小寺さん」を観てきました。
新潟市内では、T-JOY新潟万代のみでの上映でした。





予告編はこんな感じです。



ボルダリング部の女子校生・小寺さんはボルダリングが大好き。
卓球部の近藤くんはそんな小寺さんが気になって仕方ない。

四条くんは気になり過ぎてボルダリングに入部してしまう。
写真が好きなありかさんも、ネイルが好きな梨乃さんも、みんな小寺さんが気になる…そんな5人の青春群像劇です。

小寺さんは進路希望に「クライマー」と書いちゃうようなボルダリング超大好き少女なんですけど、そんな彼女に出会った4人が全員小寺さんが大好きになってしまい(小寺さん役の工藤遥さんがとにかくめちゃくちゃ可愛かったし魅力的だったから、4人の気持ちは超分かるよ!個人的に2020年の主演女優賞候補レベルです!)、それだけでなく、ボルダリングを頑張る彼女に影響されて、それぞれが自分の目標を見付けて頑張りだすという物語になっています。
個人的に僕は高校の部活にあまりいい思い出がないこともあって軽くトラウマというか部活モノは苦手なんですが、そんな僕でも小寺さんは大好きになってしまったし、この映画も本当に大好きになってしまいました。

というのも、まずこの5人はクラスメイトなのですが、そのクラスでこの5人だけが進路希望調査を提出していないという場面が序盤に登場するのですが、その時点で一気に「分かる!俺もそうだった!」と共感して好きになってしまいました。
例えば主人公の近藤くんなんて、進路どころか卓球部だって親からスポーツをやれと言われたけど何となく楽そうだからという理由だけで卓球部に入ったような少年で、多分この先小寺さんのように好きなものもなければ将来のことあんて何も考えられていないんですよ。

もう、この時点で僕の好きポイントが一気に上がるのですが、そんな彼でさえ、小寺さんに出会ったことで「今はまだ将来のことはよく分からないけど、とりあえず目の前の壁を登ることを頑張ってみよう」と卓球に打ち込みはじめるのです。
同じように、四条くんも小寺さんのようにボルダリングを頑張るし、ありかさんは写真、梨乃さんはネイルという夢を見付けていくのです。

基本的に5人とも、暗かったりちょっと空気が読めなかったりクラスでちょっと浮いてる存在ってのもいいんですよね。
でも、クラスに馴染めないからって好きなものを持って生きていることはすごく素敵なことだと思うし、自分らしく生きている彼らが僕はとても好きになってしまいました。

もしかしたら、小寺さんは憧れの存在だけど、誰もが自分の中に隠れた「小寺さん」を持っていて、小寺さんと出会ったことでそれぞれが自分の中の「小寺さん」を目覚めさせるという物語なのかも知れないですね。(本当の天才ってそういう人なのかも知れないな、という気もする)
そんなわけで、目の前のことを頑張ればいいことあるんだな素直にと思える、とても爽やかな青春映画、めちゃくちゃ面白かったです!
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぺがさす荘で下ネタ大喜利大... | トップ | 新潟市美術館「ベン・シャー... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事