舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

りゅーとぴあ「会田誠ミニミニ個展」行って来ました。

2014-03-19 14:39:05 | Weblog
3月14日(金)からりゅーとぴあで開催中の、会田誠ミニミニ個展。
僕は初日の14日と、昨日18日に行って来ました。

これは、新潟出身の芸術家で今年の安吾賞受賞者の会田誠さんの作品をりゅーとぴあで展示しているというもの。
3月14日~19日の間、無料で開催されていました。

前にもこのブログに書きましたが、僕は会田誠さんがすごく好きで、会田さんが新潟に来た時は大抵見に行ってます。
今年の1月にも、安吾賞を受賞した会田さんと、新潟市特別賞の大友良英さんのステージでの特別パフォーマンスにも参加したわけで。

詳しくはこちら。
安吾賞、会田誠さんのライブペインティング×大友良英さんの即興演奏の思い出。あの感動はまるで恋だね。

今回の展示会では、なんと会田さんが会場に滞在し、新しい作品作りに参加したりお話ししたり出来るらしい!
という訳で、ファンとしてこれは行くしかない!という訳で行って来ました。

まず入口に安吾賞のライブペインティングの作品があり、その奥に過去の作品たちがA4サイズの紙に印刷されたものが大量に展示されていました。
この大量の紙というが、会場内に張り巡らされた紐に洗濯バサミでぶら下がっていて、来た人はそこをくぐったりしながら鑑賞します。

実物の作品はほとんど無いんですが、会場そのものが一つの作品みたいな印象で、明らかに変な作品ばかりなんですが妙に落ち着く空間でした。
後で知ったんですが「実物はほとんど持ってこれないから数で勝負!」という会田さんのアイディアらしいです。

こういう裏話が聞けるのは何故かと言うと、そう、会場に会田さんが来ていたからです!
会場中央に置いてあるソファーに驚くほど普通に座っていて、そして驚くほど普通にお話したり出来るという、まさに驚きの空間でした。

また会場には制作途中の作品「ジャンブル・オブ・100フラワーズ」の一部が置いてあり、なんと時々会田さんが色を塗る姿を目撃できるのだ!
これも、こういうサービスかと思いきや、後で知ったんですが「時間がなくて持って来た」そうです。

それから、会田さんが監督した映画の上映会もやっていました。
これが何ていうか、すごく面白いんだけど、ヒドい!会田さんの才能と変態さを堪能できる映画でした。





会場では物販もあり、僕は会田さんが描かれた漫画「ミュータント花子」を買ってきました。
会田さんからサインもいただきました。

で、せっかくなので会田さんに気になってたことを聞いてみよう!
…が、しかし僕がもたもたしているうちに会田さんは絵の色塗りに行ってしまった!

やっぱり忙しいのだろうか…
マネージャーさんに聞いてみると「恥ずかしがってるんだと思いますよ~声かけてみてください」ということ。

なので、会田さんが戻ったタイミングで緊張しながらも声をかけてみることに。
ずっと聞きたかったことっていうのは「会田さんって高校の時どんな高校生だったんですが」という質問です。

と言うのは、実は会田さんって高校の先輩なんです。
僕が会田さんを知ったのは高校を卒業した後で、全然違うところで会田さんを知って、先輩だということは後から知りました。

で、その高校というのがかなり堅苦しい雰囲気の進学校(要するに俺が苦手な感じ)で、そこが会田さんと結びつかないというか何というか。
なんであんな新潟大学予備校みたいな学校(新潟南高校です)から会田さんみたいな異端の人間が生まれたのか、が気になってたんですが…



会田さん「僕の高校時代は本当に暗黒の時代で、そこの三年間だけ記憶からすっぽり抜け落ちてるみたいなんです。毎日何してたのかとか全然思い出せないし、本当に無駄な時間だったなあって思います。高校は寝てても何も言われないんだなってのは分かりましたね。午前中は寝てて、午後は気付くと夕方になってました」



なんと、会田さんの高校時代は暗黒だった!
分かりますか、これを聞いた俺の胸の高鳴りが!

何を隠そう、俺も暗黒の高校生活を送っていたのだ!しかも同じ高校で。
その高校から尊敬する会田誠先輩が卒業してこれほどまでに活躍しつつ、高校生活の愚痴を言ってくれているというのは、本当に嬉しい。

なんていうか、勇気が出ますよね。
という訳で、会田誠先輩と高校の愚痴で盛り上がるという謎すぎる体験をしました。



そしてこの日、俺がしたもう一つのすごい体験。
会田さんとお話ししていると、そこに一人の女性が会田さんにサインしてくださいと言って来たではないか。

実はその人はとは、安吾賞の時にお会いしていました。
彼女が持って来たのは、会田さんがジャケットを手掛けた岡村靖幸さんの「ビバナミダ」のCDでした。

すると、なんと会田さんが「ビバナミダ」を突然歌い始めたではないか!
会田さんが岡村ちゃんを歌う!貴重すぎる場面を目撃したのであった。





という訳で、会田誠ミニミニ個展、本当に楽しかったです。
本日3月19日の17時までりゅーとぴあで開催しています。







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