4/10(水)~13(土)にえんとつシアターで上演されていた、劇団カタコンベ「景02」「景03」。
4/11(木)に観に行ってきました。
久し振りの劇団カタコンベ、というか新潟の劇団を観ること自体がかなり久し振りでした。
多分、今年初でしたかね。
普通、人が舞台に立ってお芝居をする時って、当たり前だけど、ある程度、客席を意識するものだと思うんですよ。
でも、劇団カタコンベさんのお芝居って全体的に独り言みたいな感じがするんですよね。
それが、まるで演劇に登場する人物たちの脳内やプライベートを覗き見してるみたいな気まずさがあって、不思議な感じがするんですよね。
でも、それもどう考えても意図的にやっていることだと思うので、わざわざそんなことをするなんて、いい意味で変態だなと思いました。(褒めてます)
例えば役者と観客がみんなで楽しもう的なお芝居は、それはそれで楽しさもあると思うんですけど、正直微妙な気まずさがあって僕は苦手だったりするんですよ。
でも、劇団カタコンベさんは、最初から最後まで登場人物がそれぞれの世界で生きてるだけって感じがして、そこが好きなんですよね。
結局、人間はそれぞれ自分の世界の中だけで生きているだけだよ、世界ってそういうものだよ、みたいな感じがするんです。
でも、それが逆に、人間は孤独のままでもいいんだよって言ってもらえたみたいで、その感じが好きでした。