舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

岩井俊二監督、過去と未来の様々な恋心を手紙が繋いでいく群像劇「ラストレター」観てきました。

2020-02-07 14:53:02 | Weblog


2/6(木)、イオンシネマ新潟南で「ラストレター」を観てきました。
新潟市内ほとんどのシネコンでやっていたと思うのですが、僕はちょうど一つ前の記事に書いた「サヨナラまでの30分」を観たまま、イオンシネマ新潟南で観てきました。





予告編はこんな感じです。



姉を失った妹、その家族、突然再会した高校時代の先輩などの物語を、高校時代の回想を挟みつつ、何通もの手紙が時にすれ違いながらも繋いでいくという群像劇です。
基本的に静かな物語なんだけど、物語は本当に次から次に色々なことが起こるし、過去と未来の関係性とか(1人の人物を、過去と現在でそれぞれ2人の俳優が演じる)、誰の手紙が誰に届いたとか、色々なことが複雑に展開していくからストーリーを一言で説明が難しい話ではあるんですよね。

というか、もう一度観ないとちゃんとストーリーを把握できないと思います。
そんなこんなで、色んな勘違いや運命のいたずらから手紙はすれ違ってややこしいことになるんだけど、最後まで観ると、ちゃんと過去から未来に時間を超えて気持ちが届くという物語になっていて、それがすごく感動的でした。

過去から現在に届く手紙のように、初恋の気持ちは大人になっても届くわけです。
繊細な恋心を描かせたら岩井俊二監督は本当に最強だと思うんですよね。

繊細な感情を表現する台詞や表情、風景の一つ一つを非常に美しく丁寧に描いていて、岩井俊二監督ほど観ていて思わず映画に恋してしまう監督はいないと思います。
キラキラした青春の美しさを大人になっても思い出させてくれるし、何歳になっても人は美しい、世界は美しいと思わせてくれる、本当に素敵な監督だと思います。

それにしても、広瀬すずと神木隆之介はいつまで高校生役をやるのだろうか…しかも全然違和感がないのが凄いんですよね。
ただ若く見えるだけじゃなくて、他の映画やドラマではもっと年上の役も普通にやってるのに、いつでも高校生役に戻れる…年齢を自在に操れるのか…?
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