「お勝手の姫」が終わって3週間ほどになりますが、皆様の熱烈な期待にお応えして更新し続ける@nDANTEな日々。
今回は、舞台裏の戦いについて更新して行こうと思います。
「お勝手の姫」はフレンチレストランが舞台だったんですが、作中には様々な料理が登場しました。
料理は劇中で食べたりするので、公演ごとに料理を用意していました
楽屋で料理を盛り付ける、スーパーマルチプレイヤー・つーさん。
多過ぎず少な過ぎず、絶妙な量を、フランス料理のように丁寧に盛り付けています。
また、これは劇中で使ったナイフ・フォーク・スプーン。
今回は実際のフランス料理を出来るだけ再現することにこだわり、実際のフランス料理で使いそうなものを準備しました。
これらの料理は、本番前に舞台裏のテーブルの上にセッティングしていました。
写真は、料理の準備を手伝ってくれた、音響のポッターくんです。
因みに、舞台裏はこんな感じになっていました。
写真の左側にある幕の向こう側はステージでした。
出番のない役者は、ここで待機していたわけです。
当然、本番中は大声を出すわけにいかないので、常に小声またはジェスチャーでやり取りをしていました。
舞台の前半では、主にルナシーとしろちゃんの二人だけのシーンが結構長くありました。
その中で笑いが取れたりすると、舞台裏の役者達はみんなで無言のガッツポーズをしていたのでした。
ところで、僕の出番は物語の最後の15分だけでした。
なので、ずっと舞台裏で待機していたのですが、実はただ待っているだけではなかったのだ!
というのも、先程紹介したように、この物語はレストランが舞台なので、たくさんの料理が登場します。
この料理を舞台に運ぶのは、一つ前の記事「@nDANTEな日々。第44話 ~常木という男~」に登場した、レストランのギャルソン役の常木さん。
だった訳ですが、この常木さんの料理の補助をするという重要な任務が俺にはあったのだ!
食器を常木さんに渡す、下げてきた食器をナイフやフォークが音を立てないように注意して受け取るなど、地味に神経を使う仕事だったのだ!
しかも、今回の公演では、舞台上のテーブルからテーブルへ、人の移動、そしてそれに合わせた料理の移動というのが、結構複雑でした。
なので、常木さんの食器の出し方一つ一つ、タイミングを全て計算して出す必要があったのだった!
という訳で、ストーリーが進行していく舞台裏では、俺と常木さんの無音の闘いが繰り広げられていたのだ!
途中まではさくらもみぢさんも手伝ってくれたのだが、彼女が舞台に出てからは、完全に二人だけの闘いだったのだ。
しかも、常木さんはが舞台に出ている時間、舞台裏に残されたのは俺一人だけ。
俺は舞台上の台詞を聞きながら、常木さんが無事に料理を運んだことを確認すると、自分しかいない舞台裏で無言のガッツポーズをしていたのでした。
ところで、「お勝手の姫」で俺が演じたのは健太という、レストランの隣に住んでいる男。
常木さんが演じる、徳さんという名前の老人ギャルソンの世話をしながら、徳さんのことを信頼している、そんな役でした。
そして、ふと我に返った時、舞台裏で常木さんの補助をしながら常木さんのことを信頼していた自分に気付いた訳です。
なんていうか役者をやってる時って、ちょっとずつ役に人間が侵食されていくもんだね。
今回は、舞台裏の戦いについて更新して行こうと思います。
「お勝手の姫」はフレンチレストランが舞台だったんですが、作中には様々な料理が登場しました。
料理は劇中で食べたりするので、公演ごとに料理を用意していました
楽屋で料理を盛り付ける、スーパーマルチプレイヤー・つーさん。
多過ぎず少な過ぎず、絶妙な量を、フランス料理のように丁寧に盛り付けています。
また、これは劇中で使ったナイフ・フォーク・スプーン。
今回は実際のフランス料理を出来るだけ再現することにこだわり、実際のフランス料理で使いそうなものを準備しました。
これらの料理は、本番前に舞台裏のテーブルの上にセッティングしていました。
写真は、料理の準備を手伝ってくれた、音響のポッターくんです。
因みに、舞台裏はこんな感じになっていました。
写真の左側にある幕の向こう側はステージでした。
出番のない役者は、ここで待機していたわけです。
当然、本番中は大声を出すわけにいかないので、常に小声またはジェスチャーでやり取りをしていました。
舞台の前半では、主にルナシーとしろちゃんの二人だけのシーンが結構長くありました。
その中で笑いが取れたりすると、舞台裏の役者達はみんなで無言のガッツポーズをしていたのでした。
ところで、僕の出番は物語の最後の15分だけでした。
なので、ずっと舞台裏で待機していたのですが、実はただ待っているだけではなかったのだ!
というのも、先程紹介したように、この物語はレストランが舞台なので、たくさんの料理が登場します。
この料理を舞台に運ぶのは、一つ前の記事「@nDANTEな日々。第44話 ~常木という男~」に登場した、レストランのギャルソン役の常木さん。
だった訳ですが、この常木さんの料理の補助をするという重要な任務が俺にはあったのだ!
食器を常木さんに渡す、下げてきた食器をナイフやフォークが音を立てないように注意して受け取るなど、地味に神経を使う仕事だったのだ!
しかも、今回の公演では、舞台上のテーブルからテーブルへ、人の移動、そしてそれに合わせた料理の移動というのが、結構複雑でした。
なので、常木さんの食器の出し方一つ一つ、タイミングを全て計算して出す必要があったのだった!
という訳で、ストーリーが進行していく舞台裏では、俺と常木さんの無音の闘いが繰り広げられていたのだ!
途中まではさくらもみぢさんも手伝ってくれたのだが、彼女が舞台に出てからは、完全に二人だけの闘いだったのだ。
しかも、常木さんはが舞台に出ている時間、舞台裏に残されたのは俺一人だけ。
俺は舞台上の台詞を聞きながら、常木さんが無事に料理を運んだことを確認すると、自分しかいない舞台裏で無言のガッツポーズをしていたのでした。
ところで、「お勝手の姫」で俺が演じたのは健太という、レストランの隣に住んでいる男。
常木さんが演じる、徳さんという名前の老人ギャルソンの世話をしながら、徳さんのことを信頼している、そんな役でした。
そして、ふと我に返った時、舞台裏で常木さんの補助をしながら常木さんのことを信頼していた自分に気付いた訳です。
なんていうか役者をやってる時って、ちょっとずつ役に人間が侵食されていくもんだね。