手裏剣戦隊ニンニンジャー １

実技中間試験の結果、霞９０点八雲８８点風花７５点凪７２点天晴は測定不能で追試となった。一方、雷蔵は胡散臭い上に妙に邪魔してくる十六夜にうんざりし、独自に小槌も使わず呪術のみで捨てられたクラリネットから妖怪天狗を生み出し、天晴を誘き出すことにした。
ガマ銃の報せに察知する八雲達だったが、天晴は追試中の為、四人だけで一先ず急行することになった！　「赤いのがおらんぞ？」アテが外れた雷蔵は八雲の技を軽く破り、四人を圧倒すると天狗に音で異空間を作らせ風花を人質に、天晴に果たし合いの場所を指定して異空に去って行った。
「すいません！　俺が力不足だったばかりに」道場で旋風に膝を着く八雲。霞と凪も肩を落とした。話を聞いた天晴が即、道場を飛び出してしまった！　「天晴を止めてくれ、危険過ぎる！」旋風に促され八雲達は天晴を追っていった。「聞いてたろ？　父さん、風花が」旋風は頭上で黙っていた好天に伝えたが、好天は取り合わない。「俺に忍術を教えなかったのもあんたの勝手だろ？　そのせいで俺は、娘を助けることもできないじゃないか！」思い余った旋風は捨て身で駆け付けようとするが好天の術で身動きを封じられた。「お前に忍術を教えなかったのは忍の才能が足りなかったから、それだけのこと」好天はそう言い残し、去って行った。
天狗の異空間で目覚めた風花。「ここは？」戸惑っていると怪音を鳴らす複数のクラリネットに襲われる風花！　耳を塞いでいると天狗の壁画？　が怪光線を放ち風花を打ち据えた！　「ああうぅッ！！」風花は倒れた。
天晴は一人走っていた。その前に、「ボン、ジョールノ」好天が現れた。
　　　　　２に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー ２

「天晴、お前は継ぐことの意味を解っておらん。一人で行かす訳にはいかんのじゃ」天晴が困惑していると、十六夜が現れた！　「久し振りだね、ラストニンジャ」天晴が対応しようとしたが好天はこれを制した。「こやつはお前の敵ではない」天晴は十六夜に吹っ飛ばされ、結果的に天晴一人で風花の元へ向かうことになった。
対峙する十六夜と好天！「ラストニンジャ、終わりの手裏剣を僕にくれないかな？」「そんな物は持っておらんわ」好天に攻撃するが、実体を捉えられない十六夜！「君が牙鬼様を封印できなかったってことは終わりの手裏剣を使わなかったってことだろ？」「封印できなかったのではない。封印、しなかったのよ」「クッ！」「チャオ☆」好天は去った。
果たし合いの場所に天晴が着くと天狗は風花を渡さず天晴を迎え撃とうとするが、おっとり現れた雷蔵はうるさがった。「余計なことはするな！　奴と二人にしろ」天狗に再び異空間を開かせる雷蔵、中の風花が気が付いた。「あ、お兄ちゃん！」駆け出してくる風花。「風花！　大丈夫か？」「赤いの！」天晴を急かし、雷蔵は異空間に向かった。風花は止めたが「心配すんな！」天晴が入って行き、異空間は閉じてしまった。
途端に天狗が前に出て来た！　「お前の相手はワシがするでの」「これ以上やらせないから！」風花は変身しようとしたがその前に速攻で攻撃された！　「ああッ！！」また倒された風花！　今日３回目！　さらに天狗が止めを刺そうとすると追い付いた八雲達が割って入って防いだ！　「すまなかったな、風花」風花は天晴が雷蔵に対応していることを話した。「お前らはワシに倒されるでのお！」余裕の天狗！　「イーズィだな」八雲達は変身した！！
　　　　　３に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー ３

異空間では天晴が雷蔵と交戦していた！　善戦する天晴を雷蔵は面白がった。「俺はまだまだやれるぞ！」天晴は加速忍法を使い連続攻撃を放った！　だが攻撃が通らず、見切られた！　「そぉらッ！」「うああぁッ！！！」斬り飛ばされる天晴！！　天晴は変身を解除された！
外の世界では八雲達が天狗の高速飛行能力に苦戦していた！　が、凪がいきなり飛行する天狗飛び付く無茶をして地上に落とし、激怒した天狗が落下の衝撃から回復していない凪に追撃しようとするともうへばっていた風花が忍法影縫いで天狗の動きを奪った！　「動けん！」最後は八雲と霞が弓の技で射ち込み、天狗を撃破した！！
異空間では正に雷蔵が天晴に止めを刺そうとしていたが、天狗が倒されたことで異空間が崩れ、八雲達の火炎術で一撃入り、雷蔵の技は阻止された！　「これは俺とあいつの戦いだ！」また頭に血が昇っている天晴。八雲は諭した。「知るか！　五人の方が上手く行くって学んだんだろ？！」「そうか」ハッキリしてきた天晴。「お前達はガンモや大根。俺は卵だ」おでんの教訓を思い出した天晴。再び変身し、五人で雷蔵と対峙した！
雷蔵の方も取り敢えず戦うつもりらしく向かって来た！　天晴、八雲、霞でまず対応し、凪と風花が強襲し、八雲が体勢を崩させ、天晴が大技で雷蔵の角を折った！　「ぬぐはぁッ！！」その折れた角を、突然現れた十六夜が拾い上げた。「我が儘をお控え下さい」いきり立つ雷蔵を連れ、十六夜はうやむやに消えて行った。
　　　　　４に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー ４

十六夜が置き土産に残した巨大化天狗はオトモ忍パオン丸の力でサクッと倒した！　戦闘後、封印手裏剣を回収していると金縛りが解けたらしい旋風が走って来た。「風花ちゃんッ！！」抱き締めようとしてきた旋風を「やめてよ！」と突き飛ばし、霞の後ろに隠れる風花！　そりゃないぜ！　「おじさんが忍術を使えないから、頼りっぱなしで、本当に済まない！」頭を下げる旋風。「気にしないでくれ、それより再試験。俺も受けさせてもらっていいかな？」八雲は進み出た。「私も、今度はもっと厳しい試験、お願いします」霞も進み出た。「じゃあ僕も」「私も」凪と風花も乗っかった。「お前ら何で？」不思議がる天晴に八雲は「俺達は力が足りない、もっと強くなる必要がある」他の３人も頷いた。「そっか、じゃあ俺も再試験、受けるぜ！」「お兄ちゃんは再試験じゃなくて再々試験でしょ」「そっかぁ」呑気に話す天晴達だったが、その様子を謎のレジェンド赤忍者戦士二人が見ているのだった。ニンニンッ！！！
・・・レジェンド投入早い。本編に出すと何故普段から共闘してくれないのか、とかややこしい部分もあるかもしれないがそこまで突っ込まないかな？　レジェンドの中の人達も結構ガッツリ出るようだ。