羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 6

2015-04-25 20:15:29 | 日記
薔薇の絡まる氷の柱の前に、DIOはいた! 恐怖のあまり動けず、毛が逆立ち、胃が痙攣し、胃液が逆流する花京院!『薔薇』は花京院を覆い始めていた。DIOは花京院を見ながら優しく、子供に言い聞かせるように囁いた。「花京院君、怖れることは無いんだよ。友達になろう」花京院は、安心して笑った。(まだまだ生きれるんだ!)薔薇は肉の芽に変わり、花京院の脳を蝕んだ。
現在の花京院は引き続きテレンスとレースで競っていた。(屈辱だ! 許せない! 奴に屈した自分を呪った! 二度と惨めな花京院には戻らない!!)花京院は鉄の意思で際どい操作を繰り返し、テレンスに食い下がった! 一台しか先行できない幅の加速トンネルに差し掛かる! 花京院の車体のパワーは少ない! 序盤の無理が響いてる!「エネルギーが少なくなったのに気付かなかったのかぁッ!!」大喜びでボタン連打するテレンス!
花京院の車体を弾き加速トンネルに入ろうとするテレンス! 花京院は車を傾かせて車体をトンネル側面を走行させることでテレンスと並走したままの突入を成立させた!「お前の方が精神的に勝ってるぞ!」「静かに気が散る!」はしゃぐジョセフにテレンスは苛立った! トンネル内は暗黒ゾーンに入り、地雷を避け、キャノン砲を回避する花京院とテレンス! 何てゲームだ!!
トンネルを飛び出す花京院の車体とテレンスの車体! テレンスの方が車体一台分先行している!「私の勝ちだ!」「くッ!」メギャアーンッ!!!
・・・テレンスは兄以上に闘いを成立させるまであれこれ面倒臭いから、承太郎達が若干接待対応になりがちだったよな。はよ殴れよ、と。アトゥム神の左手はまあ、幻覚かなぁ?

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 5

2015-04-25 20:14:48 | 日記
テレンスは右腕の攻撃を見破られた時、承太郎の動揺に付け込み魂に触れ、承太郎の右腕にアトゥム神の左手を切り離し付着させていた!「このままあなたの右腕を潰せばDIO様はさぞ喜ばれるでしょう。しかしその瞬間、私も花京院とジョースターの攻撃をくらい一たまりもなくやられてしまうでしょう」そして、だあぁッ!! 何て前置きの長い奴だぁ! F☆MEGA ッ!!
自分の車を選ぶ花京院! No.28の緑の車体を選ぶ花京院。テレンスはNo.15の赤い車体を選んだ。「1月5日生まれなんでね」誰も望まないミニ情報! レース前それぞれスタンドを出す花京院とテレンス! カウントが始まるとアトゥム神はボタン連打を始めた! スタートダッシュ操作だ!(しまった!)操作に出遅れた花京院はレース開始時先行された! テレンスは花京院の車体の前に自分の車体を張り付けた!「ブロックされた!」(ここさえ決めたら私の勝利です)「残念ながらこのダービーにはレース中のコントロールミスは絶対に無いッ!!」
花京院はスタンドに竜巻の如く十字キーを操作させ、車体を回転! テレンスの車体を吹っ飛ばした!「花京院、貴様このゲームやり込んでいるな!」「答える必要は無い」車体を復旧させた花京院はテレンスの車体と並んだ! だが、花京院はアウト側だ! コーナリングで不利ィッ!! 花京院は絶妙のタイミングで十字キーを操作し、フルスロットルでテレンスと同時にコーナーを曲がり切った!!
花京院は回想していた。6ヶ月前、DIOと遭遇してしまった日を! 薔薇が伝う暗い部屋で、男と女が薔薇に絡まり死んでいる。部屋の奥に奇妙な氷の柱が有り、柱には隼が一羽止まっていた。
     6に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 4

2015-04-25 20:14:34 | 日記
「急いでいるので、3人掛かりで君を攻撃させてもらう」ジョセフの宣言に「まあ、そうお急ぎにならないで」やたら間を置くテレンス!「その前にご覧いれましょう」テレンスはキャビネットを開けた!「私の、コレクションを!」キャビネットの中には不気味な人形達が飾られていた!「私も兄と同じに、細やかながら集めているのです。自分のコレクションというものは他人に見せて賛辞の言葉を聞きたいと思うものです」「何だこの人形は?!」「違うぞ花京院、ダービー兄弟に限って言えばこいつはただの人形と違うんだ!」
人形の一つの目が異様に動き、よだれを流した!「ダービー! 私と話をしてちょうだい」一斉に喋り出し、動き出す人形達!「私の趣味は人形を作ることです、そして本物の魂をこの人形に宿らせたのです。バラしてしまいますがこれが私のスタンド能力。兄のコレクションはただ魂のコインを並べて楽しむだけで単純で底が浅い。私のは着せ替えをしたり、話しをして楽しめる」そのままコルクション自慢を始めるテレンス。恋多き女、殺人鬼、ゲーム少年。「兄弟して異常な奴だ。いや、貴様の方が兄貴以上だな! ムカつき加減がな」吐き捨てるジョセフ。「紳士ぶっているが、ヘドが出る」毒を吐く花京院。
「所で、兄との勝負の時、体験したと思いますが、人間の魂というのは実に不思議だ。敗北を認めた瞬間、魂のエネルギーは限りなくゼロになる。その一瞬を狙って相手の魂を引き摺りだす。それが私や兄のスタンドの原理!」テレンスはキャビネットを閉めた。「もう話しはいい! ムカつくだけだ!」ジョセフ達はそれぞれスタンドを出現させた!「話しは聞かなくてはならない! 少なくとも承太郎、あなたは私のペースに既にハマッている!」テレンスはアトゥム神を出した!!
     5に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 3

2015-04-25 20:14:22 | 日記
承太郎達3人は気が付くと謎の島の浜辺にいた。「このリアリティー迫真過ぎるぞ!」警戒するジョセフ! 足下に転がる雲丹! 承太郎達は後ろの気配に気が付いた! 振り返るとゲームハードに繋がれたテレビ4台の置かれたテーブルと椅子4脚。ドア、キャビネット、サイドテーブルが置かれていた。テーブルの向こうには「フッフッフ」テレンス!
「ジジイ、花京院。一つ謎を考えてくれ。奴のスタンド、俺が右のパンチを出すのを完璧に知っていた。この謎が解けねーと、負けるぜ」承太郎は考察を始めていた。「何かお飲みになりますか?」テレンスはサイドテーブルの飲み物は本物で毒は入っていないと言う。「館の中か、ここは?」問い詰めるジョセフ。「そうです」「館の何処だ?」「それは言えません」「地下か?」「そうかも」ドアを開けるジョセフ。ドアはただのオブジェで何処には続いていない。
「スタンドか? この幻覚は?」「そうです」「貴様の能力か?」「違います」「DIOのか?」「違います」「誰のだ!」ジョセフはサイドテーブルを叩いた!「言う必要はありません」「スピードワゴン財団の情報によるとスタンド使いは2、3人のスタンド使いがいるらしいが?」「言う必要はありません」「ハッ! まともな答えは返ってこないな」「嘘を吐いても構わないのですよ? しかし、私は兄のように嘘を吐いたり騙したりしないからです」「フッ」承太郎は鼻で笑った。テレンスは一瞬、鋭く承太郎を睨んだ!
「つまりこういうことか? 我々はお前を倒さない限り、先へは進めない」「 Exactlyッ!!」ジョセフにまた仰々しく頭を下げるテレンス!「この丁寧過ぎる態度、神経に触る男だ」イラッときた花京院!「1対3ということを忘れているのか?」
     4に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 2

2015-04-25 20:14:08 | 日記
ポルナレフ、ジョセフ、アヴドゥルは意外に感じた。「最初は誰です?」アトゥム神越しに喋るテレンス!「面倒臭ぇ、承太郎、ブチのめしちまいな!」一対一の闘いには同意しつつ、何故か承太郎にパスするポルナレフ! スタープラチナを出し、テレンスとアトゥム神の前に進みです承太郎!「賭けよう、第1撃は」スタープラチナを指差すアトゥム神。「左腕。賭けよう」アトゥム神越しに宣言するテレンス!「何でもいい、お前のパワーで殴れば同じことだ!」セコンドみたいになってきたポルナレフ!
「オラァッ!」スタープラチナは『右腕』で殴り掛かった! その攻撃は簡単に避けられた! 驚愕するポルナレフ達! 承太郎が何故かスタープラチナを空振りさせたままにしていた為、アトゥム神は左手でスタープラチナの右腕を掴んだ!「ハッハハ、残念。今の賭けは私の負けでございましたなぁ。私も賭けは好きなのですがどうも弱くて、ふふ」結構なパワー? らしいアトゥム神はスタープラチナを抑え込んでいるように見えた。承太郎も右腕を抑えられてる!
「お詫びに取って置きの世界へお連れしましょう」テレンスとアトゥム神の足下に穴のような空間が出現し、スタープラチナと承太郎は引き摺り込まれた!「承太郎ォッ!!」ジョセフはハーミットパープルで承太郎の左腕を掴み、花京院はハイエロファントグリーンで右腕を掴んで引っ張り上げようとするが、中からふいにテレンスが顔を出した!「しょうがない、あなた方も御入り下さい」テレンスは直接ジョセフと花京院を穴に引っ張り込んだ!「アヴドゥル! 10分経って合図がなえれば、館に火を放て!!」ジョセフは最後に言い放ち、謎の穴は閉じた!
     3に続く