猛男は半袖ハーフパンツの体操服のような格好で大和と約束した公園に向かっていた。背が、デカい。辺りではカワセミが飛び、水路ては鯉が泳いでいる。住宅街だが、近くに綺麗な川でも通っているのか?(ついに恋の相談か)猛男は両手のひらで顔を打ち、気合いを入れた。バチィンッ! 大きな音が鳴り、近くにいた子供と母親は怯え、犬は吠え、犬の飼い主の老人は戸惑った。猛男は公園に入って行った!
猛男がベンチで戦国武将の様に不動の姿勢で大和を待っていると、「ん?」大和が噴水の側を歩いて来た。髪を両サイド軽く編み、軽めの上着を羽織り、裾短めのワンピースを着て、全体的にふんわりした私服姿の大和。これは、Seventeen春物スタイル! non・noはまだ早い! 気が付くと大和は微笑んで駆け寄り、猛男も立ち上がって迎えた。「ごめん。ウチ、遅れちゃったかな?」「いや、まだ5分前だ」(気のせいか? 今日は異常に可愛く見える)猛男は改めて大和に見惚れた。
大和は趣向を替えて甘味菓子ではなく『ケークサレ』を作ってきていた。ケークサレとはフランス料理。必殺技の名前でも相手を侮辱するスラングでもない。小麦粉、ぺーキングパウダー、卵、牛乳、オリーブオイル、塩、砂糖、粉チーズ、胡椒、ソーセージやブロッコリー等の好みの具材を混ぜて焼いた甘くないパウンドケーキで、日本で言うところの天むすの様につまみや茶請け、ピクニック用料理として食べられるシャレ乙な食べ物である!!
「うまいぞ!」(これは初めて食べる味だ!)感動し、モシャモシャ食べる猛男。「いつも猛男君は、一杯食べてくれるんで嬉しい」喜ぶ大和。「猛男君!」何か言い出そうとしたが照れ、言葉に詰まり鞄から水筒を取り出す大和。
2に続く
猛男がベンチで戦国武将の様に不動の姿勢で大和を待っていると、「ん?」大和が噴水の側を歩いて来た。髪を両サイド軽く編み、軽めの上着を羽織り、裾短めのワンピースを着て、全体的にふんわりした私服姿の大和。これは、Seventeen春物スタイル! non・noはまだ早い! 気が付くと大和は微笑んで駆け寄り、猛男も立ち上がって迎えた。「ごめん。ウチ、遅れちゃったかな?」「いや、まだ5分前だ」(気のせいか? 今日は異常に可愛く見える)猛男は改めて大和に見惚れた。
大和は趣向を替えて甘味菓子ではなく『ケークサレ』を作ってきていた。ケークサレとはフランス料理。必殺技の名前でも相手を侮辱するスラングでもない。小麦粉、ぺーキングパウダー、卵、牛乳、オリーブオイル、塩、砂糖、粉チーズ、胡椒、ソーセージやブロッコリー等の好みの具材を混ぜて焼いた甘くないパウンドケーキで、日本で言うところの天むすの様につまみや茶請け、ピクニック用料理として食べられるシャレ乙な食べ物である!!
「うまいぞ!」(これは初めて食べる味だ!)感動し、モシャモシャ食べる猛男。「いつも猛男君は、一杯食べてくれるんで嬉しい」喜ぶ大和。「猛男君!」何か言い出そうとしたが照れ、言葉に詰まり鞄から水筒を取り出す大和。
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