手裏剣戦隊ニンニンジャー １

「ハリケーン・ジャー！」謎の金色忍者がギターのような武器で忍術を使い、妖怪を撃破した！　しかし『終わりの手裏剣』を求める金色忍者は妖怪が落とした封印の手裏剣には目もくれず、天晴達が到着する前に立ち去って行った。
道場に戻った天晴達は旋風から『終わりの手裏剣』とはこの世を終わらせる程の力を持った手裏剣のことで『ラスト忍者』はこれを守る者でもあるという。と、テレビで世界的ファッションデザイナーで八雲の母でもある春風の特集が行われており、春風のショーの目玉の服が紹介され、これに旋風が仰天した！「はああ、これだよ～」頭を抱える旋風！　服のブローチが『終わりの手裏剣』だ！「これはNotイーズィだな」八雲は覚悟した！
早速、八雲が電話で『終わりの手裏剣』を返すよう説得するが忍者でも何でもなく、八雲が忍者をやってること自体知らなかった春風に、あっさり断られてしまった！　母にあまり強く出れないらしい八雲にはいかんともし難かった。旋風にも説得は不可能な為、ショー会場に忍び込み、霞の作った偽の『終わりの手裏剣』と本物をすり替えることになった。「燃えてキタァーッ！！」天晴は風花と凪を抱えて大興奮であった。
八雲は目的のブローチ付き服の場所を確認すると、会場近くのメンバーの隠れ場所に来てノックした。「合言葉は？　忍びなれども」中から霞の声がする。「忍ばない」八雲が答えると壁が開き、八雲は中に入った。打ち合わせを済ませ、いよいよ潜入開始となった！　まず警備員に扮した凪が「交替します」と出入り口の警備員と替わり、術で潜んでいた天晴達を施設内に招き入れ、次にモデルに扮した霞と風花が「お願いしまーす」と警備員に写真を撮ってもらっている隙に天晴れ達を更に施設の奥へと潜入させた！
　　　　　２に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー ２

後、裏口から八雲達の手引きで霞達も施設の奥に入れるとガマガマ銃が反応した！　妖怪だ！　近い！「どこにいるんだ？」天晴達が見回していると「ここにです！」廊下に敷いてあったペルシャ絨毯が浮き上がり、人型になると妖怪一反木綿に変化した！　一反木綿は呪文を唱え杖を振りかざし、光る魔方陣を飛ばした！　魔方陣は当然のごとく風花に当たり、風花は鼠に変えられた！「ねぢゅみになっちゃった！」喋れはするらしい風花！
天晴達は変身し、一反木綿に突進したが突然沸きだした静養中の雷蔵によって強化された雑兵ジュッカラゲ押し戻された！　雑兵だが手強い！　そのまま乱戦になり、踏まれそうな鼠の風花が「たちゅけてーッ！」と地味に危機に瀕する中、「終わりの手裏剣の場所を教えて頂きます」と一反木綿と言い出すと「教える訳ないじゃん！」 と凪は反発したが、ジュッカラゲ２体に抑え込まれ自白魔法を使われ「ステージ裏です」と白状してしまった！　情報を聞き出すと一反木綿はさっさっとその場を去って行った。
風花を保護し、遅れて後を追う天晴達。すると待ち構え、天井から突然現れた一反木綿が呪文を唱え霞を鼠に変えてしまった！「霞ちゃんまで！」風花と違いまるで喋らない霞。一反木綿は八雲の術で壁に縫い付け、天晴達は一先ず『終わりの手裏剣』の回収を優先することにした！　意外と冷静！
先を急ぐ天晴達！　階段を昇り切り、ステージへの出入り口に向かおうとすると扉に擬態？　していた一反木綿に魔法を掛けられ凪は石に変えられてしまった！「フフ、上手くゆきそうな時こそ油断禁物です」再びジュッカラゲを呼び出し、余裕の様子でステージに向かう一反木綿だったが、
　　　　　３に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー ３

突如出現した落とし穴に落下する一反木綿！　八雲の魔法だ！「上手くゆきそうな時こそ油断禁物、何だろ？」八雲は皮肉を言い、分身の術でジュッカラゲを退けた二人はステージへ入っていった。鼠の風花達の入ったケージと凪の石は天晴が抱えていた。
ステージに入った天晴達は件の服の有るステージ裏へ急いだが、舞台の袖から呪文が唱えられ、天晴がソフビ人形に変えられてしまった！　腕だけじゃなく腰まで動く高性能玩具、只今某社から好評発売中ッ！！「フッフッフッ」舞台袖から春風を捕まえ、ジュッカラゲ群と共に一反木綿が現れた！「マミーッ！」「クラウド？！」「心配無用です。『終わりの手裏剣』さえ手に入れば、こんな女に興味はありません」ジュッカラゲが『終わりの手裏剣』の飾られた服を奥から持ち出してきた！
手出しできない八雲！　そのまま何故かランウェイを歩いてゆく一反木綿達！　降りる階段無いよ！　八雲は終わりの手裏剣を飾った服のマネキンを押すジュッカラゲの一体に注目した！「合言葉は、忍びなれども」振り返る一反木綿。そのジュッカラゲの一体は「忍ばない！」と、ふいにクルリと回転してマネキンの服を奪って着込み、他のジュッカラゲを格闘で打ち払うと春風を救って八雲に預け、追ってきた一反木綿に殴り掛かった！　八雲は春風を保護すると一反木綿と格闘するジュッカラゲに自分の忍者一番刀を投げ渡した！
ランウェイで一反木綿と斬り結ぶドレス姿のジュッカラゲ！　柄打ちで一反木綿をランウェイから吹っ飛ばした！「ハッ！」ドレスのジュッカラゲはランウェイで華麗の回転し、正体を表した！　霞だ！　ドレス姿が美しい！！　霞はこの間レジェンドに習った身変わりの術で本物の鼠と入れ替わり難を逃れ、潜んでいたのだった！
　　　　　４に続く　

手裏剣戦隊ニンニンジャー ４

「それより八雲君、春風叔母様のことを『マミー』と呼んでるんですね？」一撃入れる霞！「それは、突っ込まないでいいだろ？！」動揺する八雲！「ハイハイ、調子に乗っているようですね」一反木綿が起き上がると霞は春風を避難させ、八雲が対峙した！　天晴達を元に戻すべく、自白魔法を放つ八雲だったが、杖で打ち払われる。「この程度の魔法」と一反木綿が余裕ぶっていると後ろにもう一人生身の八雲が現れ無防備だった一反木綿に自白魔法を掛けた！　先程の分身の術をまだ解いてなかったのだ！「ウワウッ？！」一反木綿が自白させられた呪文を唱えると天晴達は元に戻った！
「俺は魔法使いでも忍者でもない、魔法忍者だ！」宣言する八雲！！　そのまま屋外での戦闘になり、一反木綿の亀変化魔法を八雲の鏡魔法で跳ね返しジュッカラゲを亀に変え、一反木綿本体は天晴の火炎忍術と八雲の竜変化魔法を合わせた火竜変化魔法で倒した！「よっしゃー！！」「イーズィだな」大喜びの天晴達だったが、回収した『終わりの手裏剣』が謎の力に引っ張られる！
十六夜だ！　もう何でもできる感じの小槌の力で引っ張ってる！「やあ、それはもらってゆくよ！」八雲達も加勢し、引っ張り合いになるが、『終わりの手裏剣』は欠けてしまった！「コイツは偽物か！　あのジジイッ！　どこまで狸何だッ！！」偽物の欠片を投げ捨てた十六夜は倒された一反木綿を巨大化させ、去って行った。
巨大化一反木綿とは珍しく八雲が御輿席に着きシュリケンジンドラゴで空中戦になるが、魔法でシュリケンジンドラゴを石に変えられ、落下させられてしまった！　地上で追い撃ちを掛けてくる一反木綿！　危ういところで、「イヤッハー！　仕方ねぇなぁ」謎の金色忍者が現れた！！
　　　　　５に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー ５

牛型巨大バギー？　に乗った巨大ロボ『ロデオ丸』を呼び出した金色忍者！　ロデオ丸の肩に乗ると操り始めた！「こいつは盛り上がって参りやしたぜッ！！」やたら素早くコミカルなボクシングスタイルで一反木綿と格闘するロデオ丸！　投げ縄で杖を奪い、シュリケンジンドラゴの石化の魔法を解いた！　ドラゴのブレスでダメージを受ける一反木綿！「恐れ入りやす！」ロデオ丸はドラゴを踏み台に飛び上がると牛バギーと合体した！！
「ここらでシメとしやすか！」バイソンキング形態になった金色忍者のオトモ忍！「ロックなビートで行きやしょう！！　アラクネ～バスター！！！」バイソンキングは火器を連射し、一反木綿を撃破した！！「ヒーハー！　スター忍者ぁッ！　お前を狩ったハンターの名前でございやさぁッ！！　忍びなれどもパーリィナイッ！」ギター武器を掻き鳴らし、やたら派手なスター忍者は去って行った！
騒動後、八雲は春風と電話で話していた。「忍者何て古臭いって思ってたけど、皆と戦ってるクラウド、格好良かった。だからあなたはあなたのやりたいことを続けなさい。じゃあね」母はそう言って電話を切った。「イーズィじゃないな」八雲は呟くのだった。
一方、おでん屋の店仕舞いの支度をしていた好天の元をスター忍者が訪れた！「お命、頂戴いたしやす！」スター忍者は好天を斬り捨てた！！！
・・・魔法は杖、呪文、魔法陣との接触の枷が有るが忍術より強力って感じか。追加戦士かなり早い。早めに入れないと外部助っ人感が抜けないから？　雑兵のパワーアップも早い。やらない年度も少なくないよな。今年は押し押しだ。
でもって桃がムチムチやで。まさに桃ォッ！！！