羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-06-06 18:21:24 | 日記
 美子の使ってるボロボロの櫛を常子が気にしながらの朝、徴兵で社員が減った影響で残業が増えて常子は眠たげにしていたが、家訓を守る為にと一同揃う朝食の席に気張って顔を出していた。「ねぇ、よっちゃん」不意に滝子の所に寄り道せずに帰って勉強するように小言を始める常子。美子は不満げにしていた。
 会社の昼休み、贅沢を忌避する風潮の中、諸橋だけは手の込んだ弁当を持ってきていた。「私はこうしたいの」とパーマも止めず、恋もたくさんするという。諸橋は『職業婦人』として自由に振る舞うことに気概を感じているようだった。また多田が五人の弟を養っていることを話したりもしていた。
 夜、乗り気でない美子を鞠子が取り成しつつ、今月の『お出掛け』は美術館に決まった。取り成した鞠子も何やら忙しげではあったが常子は特別気にした様子はなかった。後日、甘味屋で相変わらず告白できない星野から家訓を大切にしている訳を聞かれた常子は「約束したので、妹達を守ると」と答え、また星野は父と似ていて身近に感じると言って星野を驚かせ、二人で気恥ずかしくなっていた。
『お出掛け』当日、朗読会に参加していた鞠子は常子との待ち合わせに間に合うよう途中で抜けようとしたが「次の詩がどうしても君に聞かせたいやつなんだ」と木戸に引き留められ「はい」了承してしまった。一方、美子は小言を何度も言われた手前『勉強会』があると常子に言っていたが、実際は滝子の元でお仕着せ作りを手伝っていた。お小遣いももらえるという。待ち合わせの時間が迫ってもお仕着せ作りは終わりそうになかった。
 常子と君子は待ち合わせの寺に先に着いていた。「お~っ」思わず声が出る常子。年の瀬、冷たい小雨の降る中、君子と共に震えて妹達を待つのだった。
・・・鞠子に恋の気配。美子も反抗期に突入っ! 

ゆとりですがなにか

2016-06-06 18:21:18 | 日記
 話の恋愛の処理が何だか不器用。茜の不倫と、坂間との再ベッドインとプロポーズに歓喜を同じ回にやって、坂間が不倫を知ったかどうか微妙なのは座りが悪い。再ベッドインのタイミングがアレなのはギリギリそういう娘だとしても、不倫の決着に不倫の事実を知らないかどうかはっきりしない男からのプロポーズでときめいちゃう展開というのはゲスの極み乙女過ぎる! 不倫と坂間渾身のプロポーズが一緒くたのはイカンですよ。不倫を『自力』で清算して、坂間ともそのことについて話し合いを済ませてかーらーのっ、プロポーズでしょうがっ! それから茜まで仕事も辞めちゃうの? ま、いいけどさ。よくないけどねっ?!
 道上は現状のヤバさと山路への自分語りの甘さからこれはやはりくるわな、ときっちり思わせてからガッときた。自分が罪を許しても罪が人を許さないパターン。確執のある兄に助けられるようだが、父との決着でもあるようだ。爆買い嫁もね、送り返された中国まで迎えに行くまではやらないか。ふわーっとセーフにしちゃうかな? 咄嗟に山路に『友達』と認められていたりもしたが。坂間兄も兄嫁懐妊で一段落。あの二人は蔵より『子供できない』が一番キツくてエスケープしたかったのね。
 山岸の件は済んだ感じだが、佐倉周りは引き続きどうにもこうにも。障害のある息子を受け入れる教員に依存する傾向のある母もまだ前線にいる様子。そして山路は無謀な戦いを挑もうとしている・・・神の存在証明をするようなものだな。あるいは不在証明か? カフェでの『脱落』云々は、脱落しない山路は一体どこへたどり着こうというのか? これはマズいな。山路が本当に『神の領域』に到達してしまわない内に救済が必要だ。もはやピラニアの水槽で泳ぐ金魚のようでもある。おそろしやおそろしや。

99.9-刑事専門弁護士-

2016-06-06 18:21:08 | 日記
 今回も事件周りの緩さはあぶない刑事とかと同じ時空だが、とにかく多数の腕利きの役者が揃ってエンタメに徹していた。検事役の謎の準レギュラー感。今期、これだけ徹底してるのはこのドラマだけ。カット多目で小ネタは程々だった。深山の過去話も出てきたが、深山逮捕そのものは深山父の事件云々に深く絡むワケでもなかった。父親の事件も逮捕が緩めなのと、親に連絡しないのは微妙だったかな。何気に斑目と同級生っていうのも世代設定が力押しでもあった。佐田の学校の先輩とかならまだわかるけど。途中まで黒幕っぽかった斑目だが、結局父の友達というところに着地するのかな? シリーズ化なり、映画化なりしそうでもあるしなぁ。佐田の喋らせてる書き手の倫理はとても正しいがボリュームが大き過ぎるから、もうちょっとこう、話全体に分散させた方がいいと思ったかな。たまにならいいけど後半多くなってきた。詰まってくると一人に人物に全部喋らせがちになるものだろうけど。これは証言者が全部わーっと事件の真相を告白しちゃうところにも出てる。真犯人の紐男を先に追い込んで、最後の詰めで証言させれば証言者に全部話させなくてよかったと思うが、紐男役のスケジュールが取れなかったとか? そんなことないか。
 次回は資産家の相続云々。金田一的な。ますます名探偵深山化してきたぜ。爺っちゃんの名にかけてっ!