羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ラヴソング 完

2016-06-14 18:40:49 | 日記
 戸惑う。前回まで急激に盛ってきた結婚式スピーチと手術をわりとスッと通過させてくるとは、特に手術。手術パートへのホラーっぽい導入もどうかと思ったが、この辺はまあよしとするっ! 最後のさくら失踪パートがね。支払いもそうだが、ガンはその後のケアや検査がずっと続く。退院即、失踪して即正業に就くのも難しい。部屋は寮で何とかなるか? いや、そういう細々としたこともここはよしとしていこうっ!
『広平の扱いが何か雑』問題が一番気になった。別にさくらと結ばれなくてもいいとは思うが、夏希への打ち明けも話の中盤くらいの軽めのノリで済ましちゃってさ。2年後も基本、軽いぜ広平。さくらの為に活動してるのはわかるけど、スーっと進行してスーっと空一に黙って託すのがこう、最後までお互い噛み合わないまま互いに去ってしまって、メインストーリーの空一とさくらの物語をスピンオフで広平視点で見せられているような感じだ。さくらが広平を完全に諦めたか微妙だったりもしていてね。
 前回悟らせたお姉さんに逆にっ! 発破をかけられ奮起した若い空一がおそらく調理師学校バックレ後? 真美を説得して追い掛けて、さくらの傍にたどり着くのは入院中の付きっきりの姿をさくらが見ていることを含めて真っ当何だけど、このエモーションは相当割合広平に割り振るべきだったよね。広平のポジションが最初から基本的には見守る落ち着いた大人にしてたらまた違ったろうけど。しかしそれだとさくら個人に対応するには控え目過ぎるか?
 とにかく、1話は結構いい感じだった。一般受けや福山雅治に求められているものや、設定詰め込み気味なのはアレだとしてもいい1話だと思ったけどな。音楽業界描写が難しかったのもハンディだったのかもしれない。シンデレラをやるにはそこに集中して御膳立てが必要だったんだろう。高難度設定多かったもんなぁ。

とと姉ちゃん

2016-06-14 18:40:43 | 日記
 騒ぎに小柄だが腕っぷしの強い娘が乱入し、チンピラを引き離し常子を庇った。周囲の客が娘を『お竜』と噂する。反撃に出るチンピラ達はお竜の手下達が相手した。「マフラー、私のマフラーがどこかに」乱闘の中にマフラーを拾いに常子は再び分け入り、お竜を驚かせた。そこへ警察が突入し、お竜は手下と共に姿を消した。
 結局マフラーを拾えなかったが、警察には概ね話は信用してもらえ、常子が警察署を出ると「お勤めご苦労さん」夜道でお竜達が拾ったマフラーを手に待っていた。「ありがとうございますっ」「大事なものなのかい?」渡し聞いてくるお竜。妹が編んだとを話すと、職業婦人を鼻持ちならないと思っていたというお竜は「変わったのもいるんだね」と言って去ったが、手下の一人に常子を大通りまで送るようも命じていた。「別世界の住人さ」手下は決して常子と並んで歩くことはしなかった。
 森田屋に帰ると飲んできた宗吉に、まつが激怒し、大喧嘩になっていた。「起きちゃったわよ」騒動に、具合が悪く早く寝ていた富江も起き出してきた。ひいきの店も潰れたと泣き出す宗吉。「俺が何したっていうんだよ!」泣いてヘタり込む宗吉。「私達の家のことですから」遅れて帰ってきた照代は常子達が来たばかりの頃のような強張った作り笑いをして、君子に片付けの手伝いをさせなかった。
 翌日、常子が出社すると早乙女以外のタイピスト達の態度がまた気まずいものになっていた。「君はクビだ」課長に宣言される常子。乱闘騒ぎは常子が原因と多田が課長に伝えた為、口実にされたのだった。食い下がっても相手にはされない。やるせない早乙女。そこへ多田が現れ事情を話し「あなたならわかってくれるでしょ?」と常子の手を取ってきた。「私は人間ができていません」手を離す多田。「私はこれからどうすればいいんですか?」常子は一人、駆け去って行った。
・・・常子が初めて実態のある台詞を言った感じ。