羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-06-13 18:34:11 | 日記
 昭和15年10月の朝「毎日裁縫ばかりじゃ、ねぇ?」縫い物の為、滝子の元に通っている美子を鞠子は嗜めたが、常子は「そんなにガミガミ言わなくても」と鷹揚に応えた。「とと姉ちゃんも大人になったんだね」呑気に続ける美子。経緯を知る君子だけは心配していた。
 常子の勤める会社ではアメリカへの輸出が禁止され、仕事は少なくなり、多田等は暇を持て余す程だった。一方「5倍の値段じゃねぇかよ?!」仕入れ先で吹っ掛けられて宗吉は弱っていた。統制で正規価格の食品はもうまともに流通しなくなっていた。青柳商店も経営が切迫し、清と隈井は不正な取引に手を出しても店を守ろうと提案したが「人に知られてまずいような商売をするんじゃないよ!」滝子は認めなかった。そこへ陸軍からの通達だと組合長から呼び出しもきていた。
「すまねぇ! 今月の給金、待ってほしいんだ」常子が帰るなり、宗吉は常子達にそう言ってまつと共に頭を下げてきた。「わかりました」やむを得ず君子は応え、常子も受け入れた。「心配いらないわ!」自分が働いて何とかすると宣言し、実際これまで以上に気を入れて働き始める常子。
 そんなある日、兄弟のことで相談があるという多田にどうしてもとせがまれ、常子は帰りにビアホールに付き合うことにした。この時、多田は出掛けに部長が常務の身内を入社させる為にタイプ室の女子社員を暗にクビにしろと課長に話しているのを立ち聞きしていた。ビアホールでビールを飲んでいると「女のクセに」と酔ったチンピラに絡まれる常子達。「やめて下さいっ」多田を庇う常子。チンピラの一人が美子の編んだマフラーを奪い「汚ぇマフラー」と侮辱するとチンピラの頬を張る常子。相手は激怒し、たちまち揉み合いになった。一人、逃げてゆく多田。「表で可愛がってやるっ!」常子は連れ出されそうになっていた。
・・・店員と他の客の負のスルースキルっ!

ゆとりですがなにか

2016-06-13 18:34:05 | 日記
 ほぼ道上一家の独壇場だった。焼き鳥のフィーチャーぶりが上がるぜ。濃さでいったら道上まりぶとレンタル父が一番濃いもんね。まりぶだけが主人公じゃないから纏めが『最終回まで引っ張れないから今回で保釈まで行けっ、オリャっ!!』って感じだったけど。乱闘シーン、まりぶメインで引っ張るワケではあるがレンタル父役の対応力がさすが。めっちゃ身体性が高いのが演劇的だった。兄の「民事ですから」連発も細かく利かせてた。真面目過ぎると照れるってのと、他の件との温度差があり過ぎてもアレだってものあるんだろうけど。接見兄弟乱闘もそうだが実際の役人はそんな甘くないだろうがね。『自業自得』はもう一昔前に同じ日テレのドラマで発生した騒動以降、誰が使っても忌避感ワードになってしまってたが少しだけ言葉の呪いを解きに掛かった印象もあった。『俺達自業自得』というスタンスなのがいかにもらしい。徒競走の話からのゆとり上げや、ゆとり命名、中国妻の実は届け出で保険がかかってたのは特に豪腕処理。ゆとりの手紙自体はいいシーンというか、こういう流れの定番のシーンではある。兄弟命名もなぁ、教育論がどうも絡んでくるのがちょっと邪魔だよ。まりぶを叱るレンタル父、調子こいた眉毛教員をやはりサクっとシバく中年教員、実家の造り酒屋屋の基本の重さ、何だかんだで山岸を鍛えようとしてた坂間等を見るに案外父性的な面もある気がするな。直球過ぎる茜父は扱い困ってしまったようだが。色々強引なとこもあったが、わーっと全体が展開して次で最終回。坂間と山路が荒れるようだ。早川事案と山路は『やはり神は不在だった』事案だな。予告の時点で茜の痛々しさが全開だ。俺達自業自得ラインでも坂間だけそうでもない感じで、そら一回逃げるわ。というか、ゆとり云々ではなく全員大学生、専門学生、予備校生な人間模様だよね。大学に関しては文系のっ! 研究者コース『じゃない』人達。

99.9%-刑事専門弁護士-

2016-06-13 18:33:59 | 日記
 名探偵深山回だったわけだが、してやられてもいた。腹黒妻が逮捕された時点であの一族自体は一応は詰んだ形(ガチで腹黒妻が民事裁判で争って完勝は無理筋と思われる)ではあるが、100%あの親族から報復されるリスクはあり、トリックも荒いが、色々パロディの利いた回だった。ただあんま次で終わる! って感じでもない。深山父の事件がそこまでスケールが大きかったり複雑な感じでもないというか、最後の事件は直接深山の父の事件ではない感じ。あの大物検事に一撃入れそうではあるが、内部告発っぽい流れも微妙に立ち消え感漂ってきた。真犯人逮捕っ! の流れも特に無い。また真犯人といってもただの変質者っぽいしね。見易く役者も揃ってるが事件パートがちょっと弱い。シリーズ化するなら次の最終回で父の件はスパっと解決して、違う展開してほしいね。斑目黒幕説も消えたし、シリーズ化そのものに支障は無しっ! 目指すは事件パート強化のみっ!! そんな凄いトリックが求められているワケではないと思うが緩過ぎはやっぱツッコみ入りがちだ。
 トリックがややこしいなら今回だと家政婦を真面目にして、腹黒妻を施設育ちでそれなりの半生、子供既に産まれていて幼児、次男は当夜不在で計画を知らされておらず腹黒妻も遺産折半に目的変更する、次男はグループ内の荒っぽい仕事を担当し危険人物、幼児は捜査中家政婦に一旦預けられる、腹黒妻の思惑まで露呈する、腹黒妻は夫に刺殺される、斑目が次男と交渉し幼児に養育費以外の一切の権利を放棄させる代わりに手出し無用を約束させる、幼児は施設ではなく田舎に帰ることにした家政婦が引き取っていつか事実を知っても受け止められるくらい自分が愛情を込めて育てるとして幼児と去ってゆく。くらいなら後味の悪さや事件が片付いてない感じは回避出来るし、事件と別軸の凶暴な次男との交渉や誤ってしまった母の罪の救済はできたんじゃないかな? 浪花節過ぎるか? うーん。