羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-06-20 18:12:47 | 日記
 青柳商店に戻って滝子や君子達に採用を報告する常子。「寝込んでばかりいないで、働かないとね」そう言う髪を下ろした滝子は再生不良性貧血を患い、寝込みがちになっていた。「お加減いかがですか?」主に看病は君子がしていた。報告の後で姉妹だけになると「よっちゃん、心配かけちゃだめよ?」「それはこっちの台詞です」等と軽く美子と掛け合いをしていた常子だが、ふと思い付いて作家を目指す鞠子に出版社の人を紹介すると言い出した。「ありがとう。でも落ち着いてからでいいわ」歯切れ悪く断る鞠子。
 出版社で谷に仕事を教わる常子。「特に挿し絵は重要だ」力説する谷。編集会議では常子が黙って控えを取り、お茶汲みをしようとすると五反田は困惑し、谷は「今は会議中だぞ? 雑誌の内容を考える時間だ。小橋君は、何かないのか? 君の意見はないのか?」「私の意見、ですか?」意見を求められたことに驚き、常子はすっかり舞い上がった。
 帰宅して滝子や君子達に興奮して意見を振られたことを話す常子だったが、肝心の企画は思い付いていなかった。「人の役に立つものがいいんじゃないかい?」自分はそういう思いで働いてきたと話す滝子。「はい、そう思います」素直に同意した常子だったが、その案を具体的な企画にするのには引き続き苦戦していた。一方、鞠子は木戸に卒業後は工場に勤めるつもりでいることを打ち明けていた。「仕事が終わったら、毎日書き続けるつもりです」これに木戸は納得せず「僕は文学の道を突き進むよ」と去って行った。また経営難の青柳商店は隈井と職人一人を残すのみとなり、清も悩んでいた。
 街が過剰に自粛が求められる雰囲気になる中、常子の元に名古屋に嫁いでいた綾から手紙が届いた。女学校時代を懐かしむ文面ながら夫が戦地に赴任したという綾に、常子は改めて時代不穏さを感じていた。
・・・中々木戸みたいにはいかんもんね。 

ゆとりですがなにか 完

2016-06-20 18:12:18 | 日記
 何やら込み入っていた山路の連続ホテルベッドイン。一瞬、看護師母の件はその後の話で山路の筆下ろしは看護師母なのかとも思ったりもしたが、どうもそういうワケでもなかった? 最終回はここぞとばかり前後前後カットカットで攻めてきた。「我慢したのは」「坂間家の嫁になる為だから」この辺の茜の暴虐ぶりたるや、そりゃ山路に一発殴られるわいっ。早川サイドのペナルティもデカ過ぎだぜ。坂間はお人好し過ぎる流れから『全国専属契約』まで吹っ掛けるとは、坂間の『元を取る』発想ということ何だろうが、男女関係の『代償可能な深刻なミス』『ミスは代償可能だが謎の頑固』『代償不可能部分は周囲の許し』に大きく寄るのは独特だ。だが今作は『許さない人々』『許されなかった人々』の姿もチラリとしてきてはいた。まりぶも身につまされていたが「結婚ナメてた」は腑に落ちた。
 山路に戻ると性教育本体は教頭がフォローしつつ、大人とは? といった話になった。絶対許さない御時世に思うところがあった気配。それはいいとして、あの握手からまだ山路と付き合いに掛かる佐倉っ! いやいや、無い無い。焼き鳥屋も辞めるでしょう? DT狩りか?! 恐ろしい。別の土地で教師始めるか、採用試験通らなくて予備校講師を始めるくらいまでやるのかと思ったがそこまで真ん中で動く人物じゃなかったか。国籍の件は、実際まあ緩い。どんどん緩くなる。いやはや。まりぶ自体は収まるところに収まっていた。レンタル父は就活で燃え尽きたゆとりと遭遇。山岸はそこそこ腹立つくらいに着地。坂間兄等その他の人々もそれなりに。ガッと纏められたが、得意とされたコメディをやや押さえて伏線張りも控えると、自殺者母のようなわりと重い未処理事案の発生や、伏線進行に代替して話を力業で進める人物のモンスター化が発生する傾向も見てとれた。最後まで他と毛色の違うドラマだった。

99.9%-刑事専門弁護士- 完

2016-06-20 18:12:13 | 日記
 深山の法廷での『公』の演説と大友と対峙した際の『私』の宣言はどちらもこれまでは基本ヘラヘラしていた分、利いていた。深山のこういう部分を最終回まで取っておいたのか結果的にそうなったのか? 続編があるならこの深度も持っている人物となるからドラマパートやクライマックスは厚みが出そう。特に大友との対峙はギリギリ堪えて対峙している加減が見応えあった。最後の事件はまぁ、知事がセクハラ必殺仕事人だった。丸川は内部告発までいかず密かに協力してくれるくらいに止まっていたか。内部告発まですると大友まで落としちゃうもんね。父の事件はあくまで動機付け。真犯人はいるんだろうけど、あの事件を大掛かりな陰謀にするのはちょっと難しそう。普通のコックで被害者も普通の学生。大量猟奇殺人ってワケでもないようだし。わざわざ普通のコックをハメる理由もちょっとどうかな。最終回の事件のような理由を女子中学生に持ってくのもキツそうだし。しかし犯人捕まってないのはモヤっとする。冤罪作った大友を恨むのもわからんではないが、あれだけ頭が回るなら真犯人探しすればいいのにね。その回の事件とは別に実は普段、父の事件を一人で追っていてそれが最後の事件に繋がるのかと思っていたぜ。何にせよ、この反響なら続編いくでしょう? 続編作れる終わり方だし、やるでしょう。佐田の活躍がみたいな。