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「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」 (第62回)「処理水放出」について福島県民が書く!

2023-07-08 13:18:45 | 「フクシマン土屋」の「イイトコ福島県」&more

こんにちは福島市在住の「フクシマン土屋」です!

今、福島県では新聞やテレビで

「東京電力福島第一原発にたまる処理水を
基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針」

に関する報道が、連日取り上げられています。
(メイン写真は7/6福島民報より)

政府が「夏ごろ」としてきた
「処理水放出」の開始時期が迫るからです。

IAEAは7月4日
「海洋放出は国際的な安全基準に合致する」
「人や環境への放射線の影響は無視できる」
とする報告書を公表しました。

全国のニュースでも放送されたので、
ご覧になった人も多いと思います。
(以下写真は7/5福島民報より)

でも、どうでしょう?

県外での認知度は、国外では?
それ以上に「理解度」は進んでいるの?

「処理水放出」の問題点は、わかりやすく言うと、
「風評被害」が起きるのでは?との心配です。

「処理水放出前」と同じように「放出後」も
福島県の農林水産物を買ったり食べたりしますか?
(今回は特に水産物の課題です)
自分は、他の人は、県外の人は、国外の人は
どうするだろう…

ところが「風評」を
起こさないためにはどうすればよいか?
そういう議論や機会を社会で行う前に、

「風評ありき」の対策を政府は打ち出しました。
例えば「風評被害のための基金設立」です。

面倒なこと考えたり、したりするの嫌だから、
とりあえず「お金」出せば静かになってくれるだろう。

政府の対策方針に、筆者はそんな風に感じました。

(そのやり方・順序では静かにならないと思うのに、お国の方々の考えは違うのだろうな…)

全国民にもわかるような議論や機会のないまま、
今日に至ってしまったように思います。

震災対応に限らず、
そもそも政府に信用がありません。
ごまかしや、うそ…
「政府への不信感」
風評につながっているのではないでしょうか。

政府に忖度して
「政府の広報」にしかなっていない…
そんなマスコミにも残念です。
決定されたことを報じるだけで、
その問題点を提示することが少ない!
そのような気がします。

処理水放出は「福島だけの問題」ではありません。
「日本全体の問題」だと考えなければ
必ず風評は起きます。

そのための理解は、進んでいないと考えます。


「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

政策が政府と国民との信頼関係の中で決定されれば、
生まれるのは「風評」ではなく「理解」!
になるのではないでしょうか。

理解のないまま処理水放出されないことを願います。

《フクシマン土屋 筆》



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