「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」 (第55回) 若宮正子さんの講演会に行って来ました

2022-11-26 13:04:46 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは!秋を謳歌している「フクシマン土屋」です!

先日、若宮正子さんの講演会に行って来ました!
ご存知でしょうか?
81歳で iPhone アプリを開発した
「世界最高齢のプログラマー」です。
その年に「米アップルのティム・クックCEOに世界最高齢アプリ開発者として招待」を受けています。
昨年には「台湾デジタル大臣のオードリー・タン氏とのオンライン対談」をされています。
著書も多く、テレビや雑誌でご覧になった人もあるかと思います。
現在も政府や各省庁をはじめ、様々な肩書を持ってご活躍されています。
IT関連の仕事に携わっていると、その名前を知らずにはいられません。

そんな若宮正子さんの講演が福島市で行われる!
こんなチャンスは二度とないと、フクシマンは
「有給休暇」を使い行ってきました(笑)

講演テーマは「生涯、楽しむを考える
 ~新しい時代をどう生きるか~ 」。
登壇されて初めて見た印象は…大変失礼ながら、
小さくて細くて正直だいじょうぶかな。
というものでした。が!
話始めると、その印象は180度変わりました。

ご年齢は
昭和10年(1935年)生まれ、御年87歳とのこと。
パソコンをご自分で操作されてのプレゼンテーション。
話しがテンポよく、しっかりして聞き取りやすいです。
ユーモアが有り、話題が面白く聞き入ってしまいます。
またまた大変失礼ながら、考え方が柔軟で
頭の回転の速い人だと感じました。

講演の内容も自分にとって関心のあるものでした。
デジタル化の進む社会。実際に世界を見て回り感じた日本との違い。課題や改善点を高齢者の視点から発信し、社会貢献していきたいというものでした。

印象深かったのは向上心を欠かさない、というか向上心が尽きない。
「もっと知りたい、勉強したい、経験したい」と
仰っていたこと。
好奇心旺盛で新しい物や変化を恐れず楽しむところ。

そういう考えでいるから気持ちはもちろん、
外見も若くポジティブでいられるのかなと思いました。
生き生きと素敵な若宮正子さん。
講演を聞き終わったとき、すっかり彼女のファンになってしまった人は多かったんじゃないかな。
またまたまた大変失礼ながら、ぶっちゃけ
かわいいんです。キュート!助けてあげたくなる。
(自分の方がよっぽど助けられそうですが…)


「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

お話しも、お人柄もとても魅力的な方でした。

正直、自分が80歳を過ぎてプログラムを作っているかは甚だ疑問ですが…
仕事にも、年齢を重ねることにも前向きになれました。ありがとうございます。
自分も魅力的に年を取れるよう、過ごしていこう。

では、ごきげんよう!


ハウリンメガネが縦横無尽に吠える!「メガネの遠吠え」(第八回) 邪道?エレキ弦の新しいチョイス方法!

2022-11-19 13:55:32 | 『ハウリンメガネ』コラム集

そうだ、フラットワウンドを張ろう。

読者諸賢、御機嫌よう。ハウリンメガネである。
冒頭からなんの話をしているのか?今回はギターの大事な要素、弦の話である。

先週のことであった。
ギターを片手にいつもの如く、あれはどうだ、これならどうだ、あれならどうか、と音と格闘していた私。このところギターについてなにかと気づきが多く、様々なアプローチを試すことが増え、それと共に、手持ちのギターをとっかえひっかえすることが増えてきた。

その中の一本であるフェンダー・デュオソニック(こいつはアンプに刺すだけでイなた〜い音が出る、ご機嫌なギターなのだ)。
一人でブルースをヤるときはもちろん、ショートスケール特有の弾きやすさも相まって、ジャズで使うようなややこしいコードで遊ぶ時にもよく手に取るのだが、弾いているうちに「もう少しこうなってほしい」という欲が出てくるのが人間というもの。
枯れた、いなたいサウンドはいいのだが、独りで弾いていると、6弦を弾いた時の線の細さ、ボトムの不足が物足りなくなってくる(逆にこのボトムの足りなさがバンドで使うといい具合の音抜けにつながるので一長一短なのだが)。
ギターのトーンコントロールやアンプのEQで調節できる範囲の不足ではないし、音自体は気に入っているのでギターには手を入れたくない。
となると弦自体のゲージ(太さ)を変えるのがベター。
学生時代には「俺もSRVみたいに弾いてやるぜ!」と13〜56なんぞという極太ゲージを無理やり弾いていたものだが、最近では「エレキの弦は細けりゃ細いほどいい」というのがモットーの私(もちろんギターに合わせて変えるのだが、弦が太ければ太いほどネックにかかる負荷は上がるし、ほしい音の範囲であまり太くしすぎない方がよいというのが最近の私の考え)。
とはいえ、ボトムが46でも不足を感じるのは事実。あまり太すぎる弦にはしたくないし……はっ!

そう、ここで頭に浮かんだのが、冒頭の「そうだ、フラットワウンドを張ろう」だったのである。

エレキギターの巻弦は大別してラウンドワウンドとフラットワウンドの2種類に分けられる(以下、ラウンド弦、フラット弦と略す)。
ラウンド弦は世間的にいう普通のエレキ弦。芯線に対し、ワイヤー状の巻線を巻いたもので手触りがザラザラしている。

これに対し、フラット弦は芯線に対し、平たいリボン状の巻線を巻きつけたもので、こちらは手触りがツルツルしている(チェロやコントラバスの弦を想像して頂きたい)。

現代でこそラウンド弦がエレキ弦の主流となったが、そもそもはフラット弦の方が主流、というかエレキのラウンド弦が世間に登場したのは1950年代末〜60年代初頭辺りで、それまでエレキ弦といえばフラット弦しかなかったという(この辺り、弦の歴史についての資料が乏しく、本当のところはわからない。アコギ弦は戦前からラウンド弦だったようだし、エレキ弦にも少数ながらラウンド弦はあったような記述もある。筆者の想像だが、エレキギターがラップスチールから発展したことを考えるに、スライドノイズが出ないフラット弦がラップスチールで好まれ、その流れからエレキギター黎明期はフラット弦が主流になっていたのではなかろうか)。

ロックの黎明期には主流だったフラット弦(ビートルズも初期はフラット弦)だが、ロックの激しさが増していくにつれ、ラウンド弦と比較して、ベンドしづらい、サスティーンが足りない、音が太く、歪ませた時に扱いづらい、等々デメリットばかりが強調され、近年ではジャズギター専用弦のような扱いとなってしまっている。
だが、これらのデメリットは裏を返せば、太く歯切れのよい、クリーンでファットな音が出しやすい、というメリットである(ちなみに筆者はサスティーンが足りないとは全く思わない)。

もともと、エピフォンのゼファー・デラックス・リージェントにフラット弦を張っている私。フラット弦の良さは既にわかっているが、ソリッドギターに張った記憶はない……いや、ある。
まだ弦は太ければ太いほどいいと思いこんでいた頃。無銘のデュオソニックシェイプ(シンクロトレムユニットが乗っていた)に13〜56のフラット弦を張り、「うわぁ、もっこもこの音だなぁ」と思った記憶がある。
一瞬、「あんな感じの音になるとちょっと求めてたものと違うなぁ……」と逡巡したが、今はあの頃と違い、多少の知識がある。細めのフラットワウンドならあそこまで太くならないはずだ。

さっそくダダリオのフラットワウンド中、一番細いゲージの弦(10〜48、これでもラウンド弦の最細クラスが08〜38であることを考えればそれなりに太い)を買い、張り替える。
チューニングが安定するまで、弦をギターに馴染ませるように弾き続ける……やはり正解!音の指向性はそのまま、ボトムの不足がなくなった!
もともとの枯れた音に少し丸さが加わり、ブルースだけではなく、ジャズも十分いける音だ。
それにラウンドと比べてもロックに不向きというわけでもない。フラット弦はラウンドと違い、張り替えたばかりでもギラつきは少ないが、それでも軽くクランチさせただけで十分ロックできる明るいドライブトーンが出る(強いて言うなら弦の構造上、ロックギターの定番であるピックスクラッチは不可能だが笑)。

「ソリッドギターにはラウンド弦」というのはもちろん鉄板の組み合わせではあるが、温故知新という言葉もある。古きを訪ねることで開かれる扉は数多い。
ピックアップや機材を見直す前に、自分のプレイとギターの基本的な部分を見直すだけでかんたんに解決することもあるという好サンプルでありましたとさ。
ご参考になればこれ幸い。ではまた!

追伸。
最近ライブがポンポン決まりだしたので、お時間のある方、生ハウリンメガネにご興味のある方は是非。

【ライブ予定】
11月26日(土)
Open 12:00
Start 13:00
¥2,000(1ドリンク込み)
守口Ks 本店(大阪府守口市八雲中町1-2-13・谷町線 守口市駅より徒歩5分)
https://livecafeks-m.crayonsite.net/

そしてジョンの命日である12月18日(土)
※詳細未定
深江橋Ks(大阪府大阪市東成区神路1-5-12 GALAXYビル7F・中央線 深江橋より徒歩3分)
https://livecafeks-m.crayonsite.net/

乞うご期待!


「フフクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」 (第54回) 応援はチカラになる

2022-11-12 15:26:04 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは「フクシマン土屋」です!

先日、東北のボストンマラソンと称される
「東和ロードレース」に参加してきました。
福島県二本松市、合併前は「東和町」の伝統ある大会。常に登っているか下っているかの平地のない特異なコースが特色!町の方たちの手作り感のある大好きな大会です!

天候は最高のコンディション!一方、体調のほうは…
「身体が重い!」
どうかしたの?と少しでも思ってくれた方、
ありがとうございます。そして、ごめんなさい。
実は単に食べ過ぎで自分のベスト体重をオーバーしてまして。食欲の秋、美味しい食べ物が出回る季節!
それに寒い冬に向けて身体がたくわえようとしてね…
大会の朝もしっかり食べて身体が重かったわけです。
そんな状態でのぞんだ大会なので、いつもより苦しい。いや、そうでなくても本気で走れば苦しいのですが。

そんな苦しい大会でいつも「あること」を感じます。

それは「応援はチカラになる」。

見ず知らずの方たちが沿道から声援を送ってくれる。
「がんばれ~!」。

一瞬、苦しいのなんて忘れます。さっきまでマジ、キツ~とかずっと考えてえいたのに。
ホントに忘れるんです、応援の声を聞くと。

そのうえチカラが湧いてきます。長続きはしなくても、間違いなくチカラが湧くのを実感します。

そんな経験、あなたにもありませんか。

応援のチカラって、すごいなと。

ポイントがひとつ、あります。

今回なら
走っていたとしても、たとえ苦しくて歩いていたとしても、その「行動に対して応援する」だけでいい。

きっと入賞するよ!とか、完走できるよ!とか、
いらないんです。

例えば試験勉強している人に「がんばっているね、きっと合格できるよ」と応援します。
「きっと合格できるよ」は、いらないです。
それで「きっと合格する!」とプラスに考える人もいれば、「プレッシャー」に感じる人もいるんです。
その人なりにがんばっているのだから、「いつもがんばっているね」とか「がんばって、えらいね」と、行動に対しての応援だけしてみてはいかがでしょうか。

プラスにとらえる人もマイナスにとらえる人にも、
どちらの人にも「チカラ」になると思います。

そんな応援を今回もたくさんもらって、チカラをもらって頑張れました。シンプルにありがたいです。

シンプルに応援。

今度はこちらから送りたい。
いろんなところで、できそうじゃないですか?

笑顔で送れば、きっと笑顔が返ってきそう。
そうなればお互いに気持ちいいよね。


「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

食欲の秋は、まだまだ続きそうです(笑)
身体に気を付けながら楽しんでいくゾ!

では、ごきげんよう!