「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

《ビートルズを語る》 54年前の今日「ビートルズの日本公演」がスタートしたんだ!

2020-06-30 13:51:01 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

1966年の、まさに今日(6月30日)
ビートルズの日本における初ライブが
「日本武道館」にて行われた。

前日の夜中3時39分に羽田空港到着。
その翌日「6月30日」19時35分から
「伝説の日本公演」
その第1回目のステージが行われたんだ!
もう54年も前のお話だがね。

ちなみに7月1日と2日は
「昼の部」「夜の部」と2公演を決行!
3日の朝には早々と日本を経ち
彼らが「ライブからの引退」を考える
そんな出来事が起こる
問題のフィリピン公演へ・・・

さて、日本滞在中の彼らだが
ホテルの外へは一歩も出れず
(ジョンとポールは別々に僅かな時間だが外に出た)
全5公演をコナス!
って、本当にメチャクチャなほど、
超ハードスケジュールだったんだよねぇ。

今では残された「2公演」の映像も有名だが
実はビートルズの「カラーLIVE映像」って
「Shea!」と「この2公演」だけなのです!
「全3公演」しか、カラー映像は無い!
そのうちの1つが30日の公演を収めたもになる。

筆者の幼少期には正規盤で
「ザ・ビートルズ・武道館コンサート」
というタイトルにて、堂々と
VapからVHSで出されていたのだが・・・
現在は正規発売はされておりません。

ちなみにこのVHS
パッケージは2種類あり
・84年発売のオリジナル盤(VAP66701)
では
「階段に座る4人のフォト」
を使用し
・93年の再発盤(VPVR60676)
では
「日本公演のステージ写真」
を使用しております。

どちらもビートルズのヘヴィコレクターたちには
「ぜひ欲しい!」
そんな逸品でございましょう。

ちなみに筆者は?と申しますと
「VHSはコレクト対象ではございません」ので
この日の模様は、やっぱり盤で聴きます!

まあ、この日のソースは
無数にブートレッグでも出ておるところ・・・
あえて超アナログ感の漂う70年代盤で聴く!
「TAKRL/1900」で、どうだ!(写真参照)
しかも「カット・オフ・シールド」盤!

そう!「TMOQ」と共に、
70年代~80年代に活動した
老舗ブートレガー(海賊盤業者)
The Amazing Kornyfone Record Label
の略称だ!

もちろん幼少期から
映像でも腐るほど観て
聴いている音源なのだが
今でもこの
「アナログブートのグルーヴィーさ」
がダントツで一番だ!


それこそ、ワイルドでタイトで
「これぞ、ライブ・バンド!」
と思える音が素晴らしい。

ちなみに「TAKRL」盤は
とても貴重な「TMOQ」盤よりも
流通量が断然多く、
今でも良いコンディションの盤が
割と簡単に入手可能なのだが
「盤質にバラツキが多い」ので要注意だ。

ココで筆者が言う盤質とは
盤の傷やスレのコトではなく
「プレス自体のお話」であり
この「プレス状態にバラツキが有る」
という意味でR。

では、「なぜこんな事が起こるのか?」
答えは簡単。コレは摘発を逃れる為に
各地のプレス工場に委託した結果で
終いには日本プレスまで出たくらいである。

ちなみに66年当時
日本TVにて放送された映像は
「7月1日の昼公演」となるのだが
もちろんソチラもTVソースからの
アナログ・ブートが豊富で
見つけたら即購入をオススメする!

54年前の「ビートルズ来日公演」を
「アナログ・ブートで聴く贅沢・・・」
うーむ。
コレだから結論を言うと
「ヴァイナル!」
ってなるんだよなぁ。

余談だが写真の「TAKRL」盤は
ピンク紙によるスリックカバー!
しかし、この地紙色はバリエーションが多く、
「各種カラフルな地紙、全てを集める!」
という「無意味な偉業」を目差すマニアも多い。

「嗚呼、ビートルズって怖い・・・」

皆様、私が「VHSを集めない理由」
もうお分かりでしょう。

《 編集長「Mash」筆 》


<エッセイ>『僕の恋愛小説』が出来るまで

2020-06-26 13:24:44 | 編集長「MASH」の短編小説集

音楽とは違い

「文章で物語を作る。」

そんな作業が好きだ。

 

音楽は感情的な部分から

「曲作り」

が生まれてくるように、思う。

 

もちろん

自分とは関係のない音楽ほど

すぐに出来上がり

「自分の感情とは無関係な歌」

になる。

 

逆に「小説を書く」作業は

「実体験を膨らませていく」

そんなことが多い。

だから、自分にとっての

「ちょっとした歴史」

でもある。

 

このサイトでは

12編の短編小説

を発表してきた。(以下でご覧下さい)

http://blog.goo.ne.jp/12mash/c/331a2dc2e254bc31bd24af6b19973879

 

どれも自分らしい作品で

「さらっ」

としていて

気に入っている。

 

そしてこれらを読み返し

「12個の思い出」

が自分の中に蘇ってきた。

 

もちろん

すべてがすべて実話ではない。

小説なので「完全なる物語」である。

しかし、その土台

キッカケは実話だったことが多い。

「物語のヒントを与えてくれた・・・」

 とでも言えばお分かりになるだろう。

 

だから12人の女性から

「何かしらのヒント」を戴き、作品となっている。

それらを今マトメて読み返し、

僕は彼女たちを思い出してみる。

 

少なくともハッキリと思い出せる人も

何人かはいる。

そして、僕は今それを楽しんでいる。

 

まだお読みで無い方は

ぜひ読んで頂きたい。

人生のちょっとしたキッカケ

となるかもしれませんよ。

http://blog.goo.ne.jp/12mash/c/331a2dc2e254bc31bd24af6b19973879

 

< Mash

2016年8月12日 筆

 


《 しりとり名曲大全集 》 ( 第1回 ) 「アイ・ニード・ユー (ビートルズ)」 Text by Mash

2020-06-25 13:34:51 | 編集長と副編集長の名曲紹介「しりとり名曲大全集」

The Beatles
「I need you」
(Written by Harrison)

早速始まった新連載
「しりとり名曲列伝」
本日は映え有る第一回!

先手「Mash」が繰り出す1手は
やはりビートルズ!

しかも割とマイナー曲と思われる
「アイ・ニード・ユー」だ!

この曲はアルバムで言うと
1965年の「ヘルプ‼︎」に収録され、
同名映画でも「イカした演奏シーン」
が登場するよね!
そんなジョージ・ハリスンの曲だ。

ジョンとポールの陰に隠れ、
この曲が世に出るまでにジョージが作曲した曲で、
ビートルズが採用したモノは僅か1曲のみ…

それがこのアルバムでは2曲も収録されていて
いよいよジョージの作品が
「ビートルズソング集にハマって行く…」
そんな好機を掴んだ名曲とも言えるでしょう!

シンプルながらジョージの声質に良く合った
その覚えやすいメロディは
やっぱり名曲揃いの当アルバムの中でも
「ジョージならではの個性」が発揮され
チャーミングな部分として
やっぱりアルバムには必須となっているのだ!

リード・ボーカルのジョージに
気の利いたコーラスを付けるジョンとポール…
そんな穏かな「good rockin‘ music」に
リンゴの強烈なカウベルが入り込む瞬間
天下の「ビートルズ・マジック」が炸裂するゾ!

印象的なジョージのヴォリュームペダルによる
ハーモニカやオルガンにも聴こえる...
そんなギター音によるアレンジも素晴らしい!

先週の「フクシマン」の記事でギターと共に
筆者が送ったギター・スコアがコレだった!
と書いてあったのを覚えておいでだろうか?

そんなワケで今回、この企画の
「オープニング曲」に抜擢したのだけれど、
実はこの曲、筆者が最初に弾き語りした
「ビートルズ・ソング」でもあって…(笑)

そう!「初心忘るべからず!」
という意味も込めている事を付け加えておこう。
何せこの新企画の初回だから、ね!

余談だけれど、
他のビートルズ曲を弾き語るよりも、
音域が狭いこの曲は割と楽に
「弾き語りをマスター」出来た!

筆者はこの曲で自信を付けたお陰で
「深〜いギター道」
に迷い込んだ気も致しますが…(笑) 
まあ「結果オーライ!」と言っておきましょう!

この曲以降、
ジョージはソングライターとしても注目され
以後「尻上がりに繰り出すジョージの名曲たち」
はビートルズ作品にとって
「無くてはならないモノ」
となって行くのでR!

ジョージの存在感が増し始めた!
そんな第一歩であり、記念すべき曲であろう。
迷わず聴くべし!そして弾き語るべし!(笑)

と言うことで「シリトリ」は
「アイ・ニード・ユー」の「ユ」!

来月は「ユ」から始まる名曲を
副編集長「ハウリンメガネ」氏が
皆様にご紹介してくれるハズよ!

期待して1カ月後を待とうじゃないか!

*写真のCDは英米両盤を収めた貴重なロシア盤 !

《 編集長「Mash」筆 》


戦後75年…「沖縄の日」に、この国の「平和教育」を問う!

2020-06-24 14:33:18 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

今年は終戦から75年という節目を迎える…

昨日の「沖縄戦の日」も
8月に入っての「広島の日」「長崎の日」
そして15日の「終戦記念日」まで、
戦後生まれの我々にとっては
集中的に「戦争学習」に触れる機会となる。

筆者はあえて「戦争学習」と書いたが
一般的には「平和教育」と呼ばれ
特に国内唯一の地上戦地「沖縄」
原爆の投下地「広島」「長崎」では
幼少期から学校でも行われているものを
読書の皆様はご想像するハズだ。

しかし私が書いた「戦争学習」とは
こちらとは別で、
あくまで、個人個人が自主的に
「戦争について深く学ぶ機会」
と考えている。

誤解無き様に断っておくが
筆者は平和主義者であり、
「如何なる理由が有ろうとも
戦争は絶対に避けるべき」
と考えている人間である。

そこであえて、この「平和教育」を問いたい。
この国は「沖縄」や「広島」、「長崎」への
仲間意識から湧き上がる「大いなる同情」から
第二次世界大戦での「被害者意識」が強く
日本が犯した「大きな戦争犯罪」所謂、
「加害者意識」を忘れがちでは無かろうか?

日本のワガママ極まり無い
「アジア各地への侵攻」でも
亡くなった日本国民同様
各地で「各国の人々が亡くなっている!」
その「事実と愚かさ」を
私は後世に伝えるべきと考えている。

「戦争被害者」は日本国民だけでは決して無い!
「パールハーバー」でも「中国」「朝鮮半島」
その他数々の国でも、
日本軍によって繰り広げられた「暴挙のセイ」
で多数の人々の「尊い命」が奪われている!
その事実をぜひ知って欲しい!

筆者は内向きな「平和教育」だけでは
今後、より悲惨さを増す戦争を
止めるコトは困難だと考える。
この「内向きこそ危険極まり無い!」のだ。

トランプ氏以降のアメリカを見て欲しい。
問題は山積しているのはお気付きだろう?
習近平氏が権力を握る中国は
各地で「強引で傲慢な海洋進出」を続けている。

「内向き思考はトラブルしか生まない!」
そして、「国同士のトラブル」は
「戦争に発展しかねない!」
そんな危うさが現在の世界には有る。

「黒人の命も大切だ!」と叫ぶのなら
「中国人も北朝鮮人の命も大切だ!」
と叫べるだろ?
いつの時代も「国民に罪は無い」のだ。

一握りの「間違ったリーダーたち」が
この世界を不安定にし、命をも奪ってしまう。
それが戦争であり、
その事を過去の事案で学ぶべきだ。

日本には過去に「間違ったリーダー」が居て
その暴走を誰も止められず、
日本国民も国のCMにより
「この戦争は良いこと」
と信じ込まされていた。

日本軍は戦争で多くの地域に
ズカズカと土足で入り込み
現地の人々を次々と殺して行った!

事実を教えるのが本来の教育だが、
「平和教育」ではコレさえもシガラミが多く
教師の手に委ねられている。

残念ながらこの国では
「教育だけでは真実を得られない!」
嫌になりますがね…。
だから自分で「戦争学習」するしかない。

この「グローバルな世界」で
「間違ったリーダー」を止めるのは
「Power to the people 人々の力」
でしかない!

その第一歩こそ、
「正しい理解を得る」
ことに他ならないと、私は思うのです。

75年前の戦争で亡くなった
「世界中の全ての人々」へ… 合掌。


《編集長「Mash」筆》


来週より「渾身の音楽記事」を「新連載」としてスタート!さて、その内容とは?

2020-06-19 09:10:00 | 編集長と副編集長の名曲紹介「しりとり名曲大全集」

発表は毎度のごとく唐突だ!
「来週から新しい連載をスタートさせる!」
事になった!

そもそも昨今の音楽を巡る世界って
少しツマラナイなぁ…って思っていてさ。
と言うのも
「1曲1曲が昔と比べて軽く扱われてしまっている」
様に感じるのね。

「ビートルズ大好きです!」
「えっ曲は何が好き?」
「曲目知らないんです…聞き放題で流しているだけなので…」

コレって実際、筆者が経験した会話なんだけれど、
まあ「時代だよ!」と言われりゃ
「ああ、そうかい。」と引き下がることも出来る。

でも、それじゃアンさん、
「ちと哀しすぎやしませんかい?」
って所で、お馴染み副編集長
「ハウリンメガネ」とミーティング。

{編集長}
「曲にスポットライトを当てたレビューってどうだ?」
《メガネ》
「そのネタじゃあ永遠に続くじゃないですか?しかも記事が片寄りませんかねえ?」
{編集長}
「だから名曲たちをシリトリで紐解く!」
《メガネ》
「シリトリ?「ン」とか「ー」とかどうするんです?洋楽結構多いですよ?」
{編集長}
「そーいう場合は「その前の語」でイイ!」
《メガネ》
「その辺はルーズでイイのね?」
{編集長}
「そう!大切なのは俺たち書き手側が「一方的に自分の今の気持ち」で曲を選べない所に有る!」
《メガネ》
「私も書くのね?なるほど…まあヤルだけヤッテみますか…」
{編集長}
「じゃあ、決まりだ!」

というワケで、題して
「しりとり名曲大全集!」
を来週の木曜日から始めます!

書き手(しりとりメンバー)は、
もちろん、私「Mash」と「メガネ」!
そしてルールはいたって簡単!

しりとり時の曲目は
「カタカナ表記」や「邦題」で行き
選曲はノンジャンル!

もちろん基本的情報でもある
アーティスト名や原題も載せ
同じ曲でも「ミュージシャン違い」なら
何度出してもok!

さあ、ベタな名曲から
意外なアーティストの珍曲まで!
何が飛び出すか?は誰も分からん!

あれっ、コレって筆者のバンド
「マッシュルーム・ハイ」と同じよね(笑)
結局私は「予定調和」が嫌いで
「意外性」や「ヒラメキ」に飢えてるんだろうな!

読書の皆様にも
私たちが書き出す「その意外性」を
存分に楽しんで欲しい!
期待してくれてイイ!

《 編集長「Mash」筆》


「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」(第19回)「3密」?いや「3初」です!

2020-06-18 08:33:56 | 『フクシマン土屋』コラム集

う~ん、今日もいい眺めだ
「乳首山」💛
こんにちは「フクシマン土屋」です。

ムムム!何を想像しておるのかね、男性諸君!
貴君等が考えているような柔らかいもんじゃないぞ!!

それは皆が写真を撮りたくなる、そして登りたくなる、

その頂に立ってみたくなる!
そう、見事に美しい「おっぱい山」だ!!

誤解のないように説明しよう。。。
そこは福島県中部にある日本百名山!
標高1,718m「安達太良山」だ!!

その山頂が、いわゆるそういう山容からそう呼ばれているんだ。

もちろん読者諸賢はわかっていたに違いない、失礼した。

「高村光太郎」の「智恵子抄」に出てくる、
智恵子の言う「ほんとの空」がある「あだたらやま」。

むかし学校で習ったね確か。。。

天気の良い日は「乳首山」がこれを書いている部屋の窓から見えるんだよ。
(写真ではわかりずらいかな)

朝起きて牛乳を飲みながら眺めるのがフクシマンの日課なんだ。
いよいよ梅雨の季節に入ったので、見える日が貴重になるね。

そう、もう6月なんだよ!

調子を崩していた春。
その後だんだん上がってきたけども、なんかスッキリしきれない。。。

そんなところへ「田植え」のお話が!
これがひとつめの「初」。
実はひた隠しにしてきたけど、、、
フクシマンは、、、大の酒好きなんだ!

日頃お世話になっている、こだわりの日本酒メインのお店。

ここの大将が「酒米」を無農薬で育て、

収穫したコメは県内の二つの酒蔵で醸してもらい、
それを飲み比べて楽しみましょう!
って言うじゃないの!

というわけでお手伝いに行ってきました「田植え」。

四枚の田んぼの一枚を皆で体験的に「手植え」し、残りは「田植え機」で。。。

いや~「田植え」って、たいへん!

初めて「田靴」なるもの(長靴より長く、スリムで脱げにくい!)を
ホームセンターで購入し臨んだはいいが、、、

「田んぼ」ってこんなにも動きずらいものなのか!
中腰の態勢もキツイし。
むかしはこれ全部手作業!なんて重労働なんだ!

隣では、この動きずらい田んぼを「田植え機」が軽快に音を立てている。。。
まっすぐに、等間隔に、そして早い!!!
技術ってすばらしい!

半日ばかりの体験だったけど、
なにもわからない、なにも知らない、なにもできない!
初めてなんだから、そりゃそうなんだけど。
それを改めて知れて、実際にやってみて良かった。

作物ありがて~、
作ってくれている方達ありがとうございます。
で、作業は続くよこれからも。

今後は草刈り。
「ヒエ」とりをしております。
これが「稲」と見分けがつかないんだよ。クリソツだよ。
間違って稲抜いちまったら、、、

「ひえ~(汗)」ってビクビクしてなかなか手が出ないよ。(笑)

はい、ふたつめの「初」にいきます。

今年2月MASHのブログに「リンゴ」の記事があったことを覚えておいでだろうか?

昨年の秋にフクシマンが送った物の感想だ。
ありがたいことに、とてもご好評いただいたのだ!
(詳しくは記事を読んでほしい)

そのリンゴは、昨年フクシマンが「桃」の収穫手伝いをした果物農家さんの物。
なぜ「桃」でなく「リンゴ」を送ってんだ?とツッコミが入りそうだが、細かいことは気にするな。

で、この果物農家さん「桃」と「リンゴ」をメインに営んでいらっしゃる。
「桃」のほうが旬は早いのだが、品種によっては「リンゴ」と「実」が付き始める時期が重なるのだ。果物は、自然は待ってはくれない。とても忙しいのだ。

この、たわわに実り始めたリンゴの「実」を間引く作業をお手伝いする!
これがふたつめの「初」。

「摘果(てきか)」というらしい。
これがもう、めっちゃ気が引けるのよ!
初めてのフクシマンはせっかく付いた果実を摘むことにとても抵抗がある。
こんなに摘んでだいじょうぶだろうか?収穫が減りやしないか。。。

ところが農家さんは何の躊躇もなく、ものすごいスピードで摘んでいく。
大きな甘い実を実らすための作業なんだ。

フクシマンも心を鬼にして「摘み」まくったよ。。。
これは3週にわたって土日作業して多少は慣れた!
そして迎えた最終日。作業は午前中で完了!
ところが。。。

午後からは「桃」の摘果を行うことに。
慣れたつもりだったが、めっちゃ気が引けました。
だって「桃」って「リンゴ」より高級じゃない?
「リンゴ」には申し訳ないけど。。。

高いところに付いた実は脚立に上がっての作業。
農家のお母さん、70歳とは全く思わせない高所作業をコナス!

俺、フクシマンといえば、、、
ビビりでへっぴり腰なのが自分でもわかる。
昔は平気だったのになあ。今は足がすくむよ。
高いところは農家の人たちが代わってくれた。
皆さんスゴイよなあ。

昨年の「桃」の収穫手伝いでは感じなかったことだが。。。
「摘果」作業を初めてやってみて思ったよ。
それは、
今回、少~しお手伝いしただけなんだけど
「リンゴ」にしても「桃」にしても
スーパーに並んでいる価格が安すぎる!!!

「摘果」は機械化できない作業だし、これだけの労力掛けて

(摘果の前にも収穫までにもいろいろ手が掛かる)

あの価格で売られて元が取れるのか?
素人のフクシマンはそう思ってしまうのでした。。これからはもっとありがたくいただきます。

次は「桃」の時期に収穫のお手伝いだ。
そして待っていろよMASH!
少~しだけフクシマンがお手伝いした福島の超絶美味しい「桃」、そして秋には「リンゴ」!
お届けするぜ!!

みっつめの「お初」は、、、
そう!前回記事、「M氏からの指令」だ!!
(ジャーン!)
ついに人生初の「マイギター」届きました!

宅急便屋さんから玄関で受け取ったギターケース。
持つのも初めてだ。
デカイな!でも大きさの割に軽いかな。
なんか「クジラ」に見えなくもない(笑)

手を洗い、いよいよ「開封の儀」。
ちょっとドキドキ。

おおっ!!渋い!かっけ~!!

そっと弦に触れてみる。。。
うわぁ!こんな音色がするんだ。

初めてのギターは中古ながら、すべてをMASHにお任せしていた。
想像していたカラーリングを良い意味で裏切られた。超かっこいい!
音も透き通った中に芯があるような張りのある心地いい音色だ。

いや~嬉しいもんだね!
ギター以外にもいろいろ入っていて。。。
コード表(これの見方もサッパリわからんかった)
ピッチパイプ(チューニング音合わせに使うもの)
楽譜(ビートルズ「I Need You」)
DVD(ビートルズ各種)
虎の巻(MASH流ギターを簡単に弾けるコツ!)
お手紙(ギターの説明とメンテナンス法)

そして
コード表の見方はMASHにメールで問い合わせ、
ピッチパイプによる音合わせは、、、
フクシマンは高校で音楽部(合唱部)だったんだけど、、、

ゴメン!やってみたけど、どうも自信がないんで、今はスマホアプリでやってます。

楽譜、まずはこの曲を弾けるようになるのが目標。
「ビートルズDVD」は初めて見たけど、色々な発見があり普通に面白い。
「虎の巻」はポイントを押さえてあり為になる!
「お手紙」にはギターのブランドが
長野の「ヘッドウェイ」であること。
ポジションマークが「スノーフレイク・ポジション」の物にしてくれたこと。
(これはフクシマンが大のウインタースポーツ好きなのを覚えていてくれてのことだ。)
コリャあ、もうテンション上がるよね!

さらに、お手紙(ポストカード)の裏面が
「ジャッキー・チェン」!!!

フクシマンは大の酒好きでウインタースポーツ好きで、ジャッキー・チェン好き!
子供のころはジャッキーが好きすぎて映画はもちろん、部屋にはポスターを貼り、ジャッキーのマネをして筋トレ!
友達からはジャッキーと呼ばれ、からかわれたりもしたよ(笑)もちろんレコードも持っていた!

この「ジャッキーのポストカード」もMASHの粋な計らいだ。

「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

さて、肝心のギターの練習はどうなっているのか?
その辺りは、また次回に!

《「フクシマン土屋」筆》


明石のブルースマン「ハウリンメガネ」が贈る…「どこまでもヴァイナル中毒!」(第28回) 《 ENO兄弟編》

2020-06-11 09:13:02 | 『ハウリンメガネ』コラム集

よう、読者諸賢、調子は如何?ハウリンメガネである。
スカッと気持ちよく晴れた日が増えてきた。
人と接触しない程度に筆者もサイクリングなんか楽しんでいたのだが、おい、もう梅雨入りかい!?
ジメジメとした空気も相まって鬱陶しいマスクなんか外してしまいたい!ところだが、こればかりはまあ、まだしばらくは致し方あるまい。ただ、熱中症にはご注意を。今回は私には珍しく新譜のご紹介。

つい先2〜3ヶ月前のことである。
皆もご存知だろうが、スマホ(筆者はアンドロイドユーザ)ってやつはユーザの検索履歴からその人が興味をもちそうなニュースを送ってくる機能がある。
(個人的にはこの機能、便利ではあるが、視野狭窄に陥るような気がして根本的には好きではない。
情報を手に入れる面白さというのはもっとこう、乱雑にぶち撒けられた情報を自分なりに整理していくところにあると思うのだ。まあ、付き合い方の問題だが。閑話休題)

筆者のスマホも普段の調べもののせいか、音楽絡みのニュースがよく表示されるのだがふと見た時に『イーノ』の文字が目に入った。

「おっ。イーノがなんか出したのかな?あ、でも最近アプリの開発とかしてるしな。そっちかな?」と画面を確認すると『ロジャー……』という見出しが見える。

「ん〜?ボウイとプレイした時のインタビューか何かかな?」と記事をタップした私。

『ロジャー・イーノ&ブライアン・イーノ、アルバムをリリース』

「あ!そっち!?」

そう!ロジャーはロジャーでも、イーノ弟の方のロジャー!
ロジャー&ブライアンのイーノ兄弟によるアルバム「ミキシング・カラーズ」がドイツの超名門クラシックレーベル!グラモフォンから発売されたのである!(意外にもロジャー&ブライアン名義では初アルバム。共作自体は過去にもブライアンのアポロ(ダニエル・ラノワも参加)などでやっている)

即座にLPが出ているか確認。ありがたいことにちゃんと在庫があるのを確認し、いそいそと発注をかけた私なのであった……

ブライアン同様、アンビエント畑で活躍しているロジャー。兄の存在感が強いせいか、あまりメディアで目立つ人ではないのだが、兄と違い、ピアノを筆頭に様々な楽器を操るマルチプレイヤーとして活躍。

今作はそんなロジャーが自宅で録音していたピアノのフレーズにブライアンがシンセを足し、ミックスして生まれたそうなのだが、なんとその制作期間、足かけ15年!
というのも、この作品、そもそもアルバムを作る云々という話から始まったものではなく、ロジャーとブライアンの兄弟仲の良さから生まれた作品なのだ。

日頃から自宅で録音した音声ファイルを「これどうかな?」とブライアンに送っていたロジャー。
それに対し「ああ、いいんじゃないかな。私だったらこうミックスするかな」とロジャーへ返すブライアン。
時にはメールで、時にはロジャーの自宅で夕食を摂りながらそんなやり取りを日常的に行っていたイーノ兄弟(割と近所に住んでるらしい。仲いいな)。
ある日、ブライアンがふと気づいた。

「これ、アルバムにまとめたら面白いんじゃないかな?どうだいロジャー?」

「そうかい?兄さんがそう思うならやってみようか?」

そう!このアルバム、イーノ兄弟の日頃のやり取りから生まれた作品なのだ!
日付もバラバラに録音されたロジャーのフレーズをブライアンがまとめ、トリートし、一つの作品にまとめ上げたこの作品は確かにイーノ兄弟名義で初めて発売されるに相応しい。

肝心の中身の話に移ろう。
先述の通り、主体になっているのはロジャーのピアノフレーズ。
この人が面白いのは兄よりメロディアスな要素が強いことだ。

ブライアンの作品を聴いたことがある人ならわかるだろうが、ブライアンは基本的にメロディを繋げない。つまり、メロディに叙情性を持たせないのだ(ただ、メロディ自体はリリカルなのが面白い)。
それに比べるとロジャーのプレイはもう少し、メロディックで、映画音楽のように情緒のあるメロディが頻出する。

このメロディを「ただエモーショナルなもの」としてではなく、「アンビエントミュージック(環境音楽)」として仕上げているのはやはりイーノ兄の力!
多分、ロジャーのピアノだけを抜き出したらこのアルバムは「いいピアノインスト作品」になると思う(それはそれでいいと思うが)。

ところが、これにイーノ兄のあの反復的メロディのシンセや、パッと聴きではわかり難いが確かに効いている「空間処理」が入ることで、「極上の叙情的アンビエントアルバム」に仕上がっているのだなぁ。
普段アンビエントミュージックを聴かない人にいきなりブライアンのアルバムを聴かせても取っ付きにくいと思うのだが、このアルバムからなら入りやすいのではなかろうか。
(ちなみにこのアルバム、タイトル通り、曲名は全て「オブシダン」や「ローズクォーツ」など、色の名前がつけられている。この辺も曲名が記号だったりするブライアンのアルバムより取っつきやすいかと。ただ、この曲名をつけたのもブライアンなんだよなぁ(笑)。そうそう、初めて知ったのだが、イーノ兄は調香師の資格持ちだそうで、このアルバムの各曲に合わせた香水の販売も企画中らしい。筆者は香水には詳しくないが、ちょっと興味出ちゃうなぁ)

グラモフォンから出るのも納得のメロディの良さとアンビエントの美しさが融合したこの作品、まだ在庫はあるようなので、ぜひアナログで聴いてみてほしい。
筆者がアナログで聴いた感じ、このアルバムは区切りが入ったほうが絶対いい。おそらくCDで聴くと曲全部が連続して流れてしまうのでスーッと聴けてしまう(それがアンビエントミュージックの機能性ではあるけれど)と思うのだが、盤面を返す区切りがあるほうがロジャーのピアノの美しさがより際立つように思う。

というわけで、長々と書いてしまったが、やはりイーノはブライアンだけでなく、ロジャーも素晴らしい!
さあ、諸君!買えるときに買え!聴けるときに聴け!

イーノ?良〜の?兄も弟もサイコーよ!

《ハウリンメガネ 筆》


残念でならない! 「横田滋さん」逝く…

2020-06-06 13:25:43 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

つい一昨日
家族と「横田滋さん」の話をした。

「高齢で入院中、しかも世はコロナ…心配だ…」
という話。
その翌日に滋さんが逝った…
さぞ無念であったろう…
その「想い」は言葉では言い表せない。

北朝鮮による拉致事件は
「本当に理不尽極まりない事」であって
到底私達の想像を絶する
「大きな犯罪」である。

そしてこの「Withコロナ時代」
「永遠と解決出来ない問題」の様に
私達の目には映る…。

もちろん諦めてはいけない!
一刻も早い帰国を願うばかりだが、
日本政府にこの所「拉致問題」において
目立った進展は無い。

それどころか随所において
「政府のホコロビ」が目立ち
この「拉致問題」には
手が回らない様に見える。

「政治は結果が全て!」だ。
「滋さんの死」という事実…
この悲し過ぎる事実に対し
安倍晋三氏及び、日本政府の責任は重い。

ある意味、安倍総理には
この「拉致問題の解決」という期待から
再登板頂いた面も大きいのではないだろうか?

それなのに彼の印象は
「モリカケサクラ」で有り
「賭けマージャン」で有り
コロナで浮き彫られた
「リーダーシップ不足」にトドメを刺す。

奥方の「早紀江さん」も高齢だ。
「一刻も早い解決」を推し進めて頂きたい。

滋さんの御冥福をお祈りすると共に、
切に願う。

(写真は「朝日新聞 」本日6月6日朝刊より)

《 編集長「Mash」》


《マシュメガネ対談》 ロックン・ロールよ永遠に… (リトル・リチャード追悼編)

2020-06-04 14:42:28 | 編集長と副編集長の対談「マシュメガネ対談」

《ハウリンメガネ》
こんにちは、西田敏行です。
もしもぉピアノがぁ〜……なんですかその冷たい目は。
{編集長Mash}
そもそも西やんが『日本俳優連合』の理事長で「俳優もコロナで厳しい!」と意見書を出したりしたので、今回はその事に切れ込む気だな!
《メガネ》
相変わらず深読みですよ!あなた…
{編集長}
えっ違うのか?じゃあNHKラジオで毎週日曜日に放送する「竹下景子さん」とのアレか!二人だけで全ての登場人物を演じる、あの究極のラジオドラマに切れ込むのか?そんなフリを俺は待っていたぞ!
《メガネ》
……まあ、なんでこんなフリから入ったかといえば、偉大なるピアノマン「リトル・リチャード」が亡くなったからなんですけれども…
{編集長}
ああ…そういうことね。
《メガネ》
ガッカリしすぎですよ、あなた!そんなに西田さんを語りたいの?
{編集長}
いやいや…そんなことも無いんだがね。
《メガネ》
しかし最近訃報ばっかりで、ついつい我々の音楽話もそっちに行きがちですな。
{編集長}
若手と思っていたロニーウッドがもう70歳超えだからなぁ。
《メガネ》
しかし、いくつだったんだ?87?米寿目前だったか……病死だったらしいけど、とはいえ、大往生といっていいんじゃなかろうか。
{編集長}
下積み時、小さい小屋で「専属1ヶ月のLive契約」をしていた最中にヒットしちゃって、そのショボい契約を放り出して逃げちまうんだよ!
《メガネ》
えっ、そんなことが?
{編集長}
で、その後この小屋では残りの公演を「リトルリチャード」と名乗り歌う黒人を当てがう…替え玉だな。でもその「替え玉」がリチャードよりも盛り上がってしまった…
《メガネ》
リチャード形無しじゃないですか!替え玉はそんな凄かったワケ?それとも…
{編集長}
ふふふっ。その替え玉こそ血気盛んな若き日のJB!そう「キング・オブ・ソウル」ジェイムズ・ブラウンだったのさ!
《メガネ》
うわぁ!
{編集長}
「R&Rホールオブフェイム」のコンサートではトリがリチャードで、その前に出たJBが会場を最高に盛り上げてしまったよね…力の差だろうが、あのLiveはアレサも凄いし、結局黒人のパワーを感じた瞬間だよな。今のアメリカでのデモもそうだしさ。
《メガネ》
ロックの元祖が黒人音楽ですから当然ですよね!ところでチャック・ベリーと並ぶロックンロールのオリジネーターであり、ポール師匠を筆頭にロック黎明期の人たちでこの人に影響を受けてない人はいないってくらいの大御所ですが、私、若い頃、この人全然興味なくて。
{編集長}
そんなヤツァおらんだろう〜。
《メガネ》
師匠ネタ入れて来た!だって、ギタリストじゃないから。
{編集長}
責任者出て来い!
《メガネ》
ううっ「昭和の大師匠ネタ」まで…やめてくださいよ!またそうやって「分かってねえなこの野郎……」みたいな目で言うの!
{編集長}
おお若いの!何やら理由でもお有りか?
《メガネ》
……ほら、この人の名前が出る時って「ロックンロールピアノマン」って切り口で紹介されることが多いでしょう?私、昔はギターを入り口に音楽を探してばかりだったから、ピアノ弾きは後回しにしてたんですよ。
{編集長}
君はギター好きだからねぇ…
《メガネ》
吐き捨てる様に…ほらそんな睨まんと……
{編集長}
別に睨んじゃいないよ。気になる話だから目も鋭くなるさ。
《メガネ》
まあ、さすがに有名人ですからね、「聴いとかんとまずいか」と思ってベスト盤かなんかを買ったんですよ。
{編集長}
俺は20代初期の頃、ステージでのR&Rメドレーで必ず「Tutti Frutti」を入れてたぜ!
《メガネ》
あのね……これがリトル・リチャードがロックンロールのオリジンと言われる理由なんだと思うんけど、この人、リズムが「縦寄り」なんだよ。
もちろん「縦ノリ」の曲でもスウィングはしてるし、「横ノリ」の曲もあるんだけど、同時代のシティ・ブルースとかと比べても圧倒的に「縦ノリ」。
このリズムがそれまで世の中になかったわけでしょ?
{編集長}
時代背景による必然なんだよね。
《メガネ》
で、そのリズムについた名前が「ロックンロール」だったわけだ!それが分かった時はもう、私「考古学者気分」だったワケですよ(笑)。
{編集長}
大きく出たね!(笑)
《メガネ》
やっぱりチャック・ベリーもそうだけど、あのリズムがロックンロールの基本じゃない?
ボ・ディドリー・ビートとか、レゲエもそうだけど、リズムが一つのジャンルを作るっていう。
そう考えるとやっぱりリトル・リチャードとチャック・ベリーがロックンロールのオリジネーターなんだよなぁ。
{編集長}
ギターとピアノっていう違いはあれどね。
《メガネ》
そうです。これは彼がピアノマンだっていうのが影響してると思うんだけど、ピアノって鍵盤を縦方向に押しこむ楽器じゃない?んで、ギターはまあ、いろいろ弾き方はあるけど、弦を横方向に引っ掻く楽器でしょ?ピアノの方が「バン!バン!」ってリズムを叩くようなプレイにマッチしてた結果、ああいうリズムになったんじゃないかと思うんだけど、あなたどう思います?
{編集長}
実は君のいう通りピアノという楽器の特性が大きいのよ!ブルースやジャズでもピアノは昔から使われているだろ?その楽器特性からテンポも早く出来、しかも明るい音色だから、古来より男性ブルースよりも女性ボーカル物に多く使われていたんだね。哀愁感情を表すにも女性向けだからビリーホリデーなんか素晴らしいじゃない!逆にギターは男性哀歌にピッタリ!ブルースでこそ打って付けでしょ?
《メガネ》
でも結局この人の凄さは歌だよ、やっぱり。
ハードな曲でもメロウな曲でもガンガン上にしゃくり上げるあの歌い方!録音レベルオーバーしちゃって歪んじゃうあのシャウト!ポールのシャウトなんて影響もろ出しじゃん(笑)!
そういやポールがリチャードに直接歌い方を教えてもらったことがあるってホントなの?
{編集長}
コレは本当の話だよ。若き日のビートルズがハンブルグで一度リチャードと全員かはわからないけれど演奏した様だね!リハみたいな遊びで。また、リチャードはポールと共にピアノを囲んでシャウトを教えたらしいのよ!この時にポールは自筆サインを入れたシャツを彼にプレゼントしているんだ。まだ無名のビートルズなのに、リチャードも大切に取って置いた様だね!
《メガネ》
へぇ〜!想像だけど、ロニー、あ、ジェイムス・ディオの方ね(笑)
{編集長}
おいおいロニーと言えばロニーウッドだろ!(笑)
《メガネ》
とかもリトル・リチャードの影響、あるんじゃない?節回しの感じとか、なんか近い気がするんだけど。
{編集長}
アレはポールの影響だな。ほらオジーもそうだが、イギリス人みんなポール好きだから!まあ脈々と続く「リチャード節」には違いねえ!
《メガネ》
さっきのリズムの話に戻るけど歌い方もこう、タメずに符割からオーバーするくらい詰め込んでバンバン言葉を入れてくるよね。普通、舌回んないよ(笑)!この歌いっぷりはやっぱりゴスペルから来てるのかな。デビューしてすぐに一回引退して牧師になっちゃうくらいの人だもんね。
{編集長}
JBやアレサもそうだけれど説法の部分からも教会音楽が染み込んでいるよな!
《メガネ》
ジミヘンが彼のバンドで下積みしてたってのは有名な話だけれど、なんで離れたかもちょっとわかる。多分ジミはもっとリズムに自由のある環境でやりたかったんじゃないかな。ジミがバックに入ってるアルバムの「リトル・リチャード・イズ・バック」とか聴くと、「あ、ジミだ」って分かるけど、やっぱりまだあの自由奔放さはないもんね。
{編集長}
それこそギター弾きで、彼はしっかりしたブルースが弾けず、プレイも独自だったワケ!そこにビートルズが出て来て揺れて行くワケでしょ?凄い時代だよ。
《メガネ》
まあ、リチャードも自分のスタイルに厳しい人だったろうしねぇ。「ステージで俺より目立つな!」ってジミが怒られたんでしょ?
名前は地味(ジミ)なのにね!
{編集長}
責任者出て来い!
《メガネ》
……失敬、口がスベりました。
{編集長}
まあ当時ビートルズはポッと出の若く元気な英国人!くらいにしかリチャードも見てねえし、自分やベリー、兵隊に行ったがエルヴィスがトップスターだと認識していたはずだから、ジミには酷だよ。ただジミは若くロックの新しい可能性が見えていたんだろうね!
《メガネ》
私の結論としてはしょっちゅう聴くほど好き!ではないんだけど、たまに聴くと「おぉ……やっぱ凄ぇ……」ってなる人ってところですねぇ。
やっぱりオリジネーターには凄味があるよ!
{編集長}
この辺りの「ルーツRock」を聴かずに音楽って出来ないよね!他にも凄い人がウジャウジャいたでしょ?ロックとは言われないけれど、レイチャールズやナットキングコール、シナトラまで…まあ凄い時代だよなぁ。
《メガネ》
そういや、今回、あなたからリトル・リチャードのCD送ってもらったじゃない。
あれの中に入ってた「ジミ・ヘンドリクス・フューチャリング・リトル・リチャード」のジミ単独パートが良くってさぁ!
{編集長}
おいおいココでジミヘンはマズイだろ?
《メガネ》
え?時間がない?もうちょっと喋りましょうよ!
{編集長}
一応リチャード追悼対談なワケでさ(苦笑)
《メガネ》
じゃあ、次回!次回にやろう!
{編集長}
流れはイイがジミヘン語るにゃ1回じゃ終わらんぞ!
《メガネ》
語り尽くしましょう!何度でも何度でも!起き上がれ!ジョー!
{編集長}
君いつから丹下になったんだ?
《メガネ》
ジョーじゃないですね(笑) 起き上がれジミ!でした。
{編集長}
責任者出て来い!
《メガネ》
責任者あなたでしょ?
{編集長}
うっ…母ちゃんゴメン!
《メガネ》
……