「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

【ハードパンチ社説】岸田総理が言う「デフレからの脱却」と「自民党政治」のウソ!

2023-11-26 12:32:02 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

『デフレからの脱却』

岸田総理は再三、
コト有るごとに言っているよね?

「そもそも今はデフレなの?」
って、みんな思っているんじゃない?

じゃぁここで
「そもそも『デフレ』と『インフレ』って何?」
という読者もいるだろうから、
そんな所から始めようと思うぜ。

デフレ=「物の値段が下がり、お金の価値が上がる」こと
インフレ=「物の値段が上がり、お金の価値が下がる」こと

んっ?
これを見ると
「今はインフレじゃない?」
と思うよね?

そもそも『インフレ』には
『経済の好循環で起こる良いインフレ』

『原材料などの高騰で物価が上がる悪いインフレ』
があり、後者は
『景気が停滞しているのに、物やサービスの価格が継続的に上がる』
所謂
『スタグフレーション』
と呼ばれ、日本は今この状態なんだよね。

「物価高が続いて嫌になるね・・・」
こんな会話は日常茶飯事!
それこそ、
『スーパーの店先で主婦やママ友たちが井戸端会議で日々話しているコト』
だよね!

それなのに、今国会でも岸田さんは
「今の経済の好循環を維持する」
とか言ってるんだぜ。

「相変わらず庶民とズレてやしねぇか?」
コレだから
『誰もが政治不信になる』
んだよなぁ(苦笑)。

『実際、25ヶ月連続で物価は上がり続けている!』
んだ!

それなのに、岸田さんは
「なぜデフレだと言うのだろうか?」
それは、彼も言う様に
「賃金が上がらない(賃上げが進まない)」
という一点から、だよね。

結局は矛盾しているんだよ。
『物価が上がり続けているのに、賃金は上がらない・・・』
普通は物価が上がれば、賃金は上がるんだよ!
そうじゃないと
『労働者は、すぐに生活苦に陥る』
からさ。実際陥っているのだが、総理には見えないみたいね・・・。

そこで質問
「君の給与は上がっているかい?」
ココがポイントさ!
「なぜ上がらないのか?」
という話は、以下のバックナンバーをどうぞ!

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/1b70b87502eb556e08a9dc3206782505

そして、今、上がっていなければ
『今、まさに即効性の有る経済政策が必要だよね?』
俺なら
『全員への給付金を配る』し『消費税も下げる』
ね!

自民党、公明党の言う
「消費税は社会保障費のために使う」
っていうお話は、
『国民に対する真っ赤なウソ』
だから、
野党はコゾッテ
『消費税の減税や廃止』
を言うのさ。

消費税ひとつ取っても自民党みたいに
『言い続ければウソも本当になっちまう・・・』
彼らの政治は、それで成り立ったいるから怖いよね。

最近
『自民党内の5派閥に特捜部が任意の聴取を開始した』
だろ?またもや起きた
『政治資金の問題』
毎度毎度の
『政治とカネの問題』
は、相変わらず
『疲弊し切っている庶民を馬鹿にしたニュース』
でしかないよね・・・。

「気をつけろよ!」
誰も助けちゃくれない・・・から。

この情報時代こそ
『自分で確かな情報をGetして身を守る!』
そして
『選挙で自民党の候補者を落とす!』
コトだね!

俺たちの未来

そして、子供たちの未来のために・・・

《編集長「Mash」筆》


「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」 (第66回) 「東北・みやぎ復興マラソン2023」を無事に完走!

2023-11-25 11:18:38 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは。

まず、この原稿企画を編集長『Mash』に伝えたところ

「なにぃ?タイムが下がった?それじゃぁ記事にならんだろ!」

と、こっ酷くハードパンチを喰らった・・・
そんな「フクシマン土屋」です!

そうなんです。今回は
前回お伝えし『記録更新を宣言』した
『東北・みやぎ復興マラソン2023』
のお話なのですが・・・。

時は2023年11月5日、
この大会は5年ぶり
3回目の開催となります。

大会名にもあるように、
『被災地の復興に寄与することを目的』
2017年から始まったフルマラソン大会です。

仙台市
名取市
岩沼市
の三市に跨るコースは、
およそ7割程度が東日本大震災時に浸水したエリア。

『東北最大級の大会』で、
復興の様子を感じながら、
なんと!『1万1千人余り』が美しい紅葉の中を走りました。
筆者はこの大会へは初出場!、
フルマラソンへの挑戦は1年ぶり、2度目となります。

そこで、前回の記事では、
「完走し、自己ベストを更新する!」
と高らかに宣言をしており
「結果は次回の記事でお伝えします!」
なんて自信満々に言ってしまったのがコトの始まり…

コレこそが冒頭に書いた
『編集長の叱責』
を得る形となった訳です。
「ううっ、無念・・・」
残念ながら、タイムが20分以上も落ちての完走となりました。

走ってる間も脚が痛くて・・・

おっと
「脚なんて、みんなイテエんだよ!」
と又もや編集長の声が・・・。
あっ、幻聴か・・・やれやれ・・・(苦笑)

とにかく早いもので
東日本大震災から10年以上が過ぎましたが、
人の想いは様々です。
様々な想いで
「走って、応援して、運営して、手伝って、協力して、助けて、助けられて、感じて・・・」
この大会はその様に形作られたと言えるでしょう。

走っていて印象的だったのは、
沿道で応援してくれる人の声援が、
「がんばれ~」ではなく「ありがとう~」なのです。

この「ありがとう~」には、
『それこそ様々な想い』
が詰まっている感じがして、胸が熱くなりました。

走っている間は自分との闘いですが、完走できたのは
「ありがとう」の声援があったからこそ、でしょう!
本当に、とても助けになりました。

「こちらこそ、ありがとう!」
と、この場をお借りして申し上げます。

「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。

残念なのは落ちたタイムもそうですが、
笑顔でこの「ありがとう」が返せなかったこと。
脚の痛みで返す余裕がありませんでした・・・。
重ね重ね無念・・・。
(心の中ではたくさん言っていましたが…)


次回は必ず、笑顔でたくさんの
「ありがとう」を返しに必ずリベンジへ行きます!
もちろん次に記録が落ちたら
記事にさえしてもらえない予感ですので、
「当然、記録も狙います!」

その為にはFinish記念のメダルを眺め、やはりトレーニング!

『脚に負担が掛からない走り方を試しながら、さっそく走る!』
そんな筆者であります!

皆様も脚の痛みには御注意下さい!
それでは、ごきげんよう!

《フクシマン土屋 筆》


【ハードパンチ社説】パレスチナ、ガザ、そしてイスラエル・・・その基本を知る!

2023-11-19 12:00:14 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

パレスチナの『ガザ問題』を知るには
2000年前に起きた
『ローマ帝国によるユダヤ王国滅亡』
から語る必要がある。
なぜなら、この滅亡により
『ユダヤ人は世界中に散らばる事となる』
からだ。

しかし、ご存知の通り
ユダヤ人は各方面で活躍し財を成していくお陰で
『世界中で妬(ねた)まれ、嫌われて来た』
のでR。

私見であるが
『ユダヤ教』

『キリスト教とイスラム教の元となった教え』
という事実も
「彼らを嫌う一部ではないか」
と推測できる。

そのユダヤ人たち
「虐められたくない!ので元の地へ戻りたい!」
という思いが非常に強く
第1次世界大戦中には
イギリスにユダヤ富豪らが金を送り
「パレスチナにユダヤ人国家の建設を支持」
する
『バルフォア宣言』を出させるのだ。

しかし、この時、イギリスは同時にアラブ人に対しても、
大戦敵国「オスマン帝国に反乱を起こすなら」
という条件で
「パレスチナを含む地域に独立国家の建設」
を約束してしまう。

しかも『極悪国家イギリス』はこの裏でも
フランスとロシアには
「パレスチナは国際共同管理にしましょう!」
と密約を交わすのだ。

これを『サイクス・ピコ協定』と呼ぶのだが、
「この時のイギリスってとんでもねぇ悪(ワル)だなぁ!」
とつい声が出るよね!
今やコレ
『三枚舌外交』と正式に呼ばれていたりするのね。

さて、その後はご存知の
第2次世界大戦での
『ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺』
が起こってしまう・・・これにより
『自国を持つ決心をするユダヤ人』

『彼らに同情するアメリカと旧ソ連などの後押しを受け、1947年にパレスチナを2つに割る案が国際連合で採択』
されてしまう。

そして
『翌年にユダヤ人がイスラエル建国を発表する』
のだ。コレ以降、中東では
『アラブ勢力とイスラエルの戦争が絶えなくなる・・・』
悪い事に
『イスラエルはこの戦争で領土を拡大してしまった』
のだよ・・・

とは言え、一時は『和平への道』も生まれそうであった・・・
93年にイスラエルが拡大した占領地から撤退し
この場所にパレスチナ人とイスラエルによる
『2つの国を作り共存していく約束』
が、結ばれ、パレスチナ人が治める自治区が生まれたんだ。
コレが『ガザ地区』と『ヨルダン川西岸地区』
という事になる。

ココで終わればよかったのだが、
なんと、この和平の道を結んだ
『イスラエルのラビン首相』
が、95年の集会で
『和平反対派の青年に銃撃され暗殺されてしまう・・・』
のだ。

この後、イスラエルでの世論は
『和平派と和平反対派で二分』
され、近年ではガザで台頭してきたハマスのテロにより
『反対派の勢い』が増していた。

そこで起こった今回の
『ハマスによる襲撃と人質事件』
ということになるのだ。

ここまでは
『過去の歴史』
について書いて来た。
この歴史を知った君が
「どう思い、行動するか・・・」
社説には適していないかもしれないが
今回俺は珍しく
「その答えを読者に委ねたい」
と思う。

ただひとつ
「正確な歴史を知ることが大切!」
そうでないと
『日本の戦争責任や関東大震災後の朝鮮人大量虐殺を隠そうとする自民党を暴走させるだけ・・・』
なんだよ!
『小池東京都知事の行動』
は、本紙の読者諸君なら知っているよね?

本紙は
『この国の政治は間違っている!』
とハッキリ言う紙面だ。
コレは
『何一つ利権が無い紙面だから出来ること!』
なのさ。

スポンサーもいないし、俺や編集部への報酬も一切無い。
全員がボランティアで取材費さえも出ない!
全てが自腹だ。
そして、クラウドファンディングさえも求めない!
『金は人を狂わす』からだ!

もし「定食屋さんからお食事券を貰う」としよう。
お店のコトを悪くは書けないよね!
つい「美味しいお店ですよ!」と書いてしまいそうになる・・・
それが人情ってものだからさ。

結局は
「金が動かないからこそ、正義の主張が出来る!」
のでR。

もはや
「正義は勝つ!」
と言われた時代は今や遠い・・・
『ネットでは欲求不満者による外国人へのヘイトや個人への誹謗中傷が続く』
だろ?
先日も『元ジャニーズjrの人が自殺した』よな・・・

いいかい、声を大にして言うぜ!
「くだらんネット情報にダマサレルな!」
「ネットにおける君への誹謗中傷など気にするな!」
「誹謗中傷が気になるならSNSから離れろ!」
「金目当ての奴にダマサレルな!」
「金で人は幸せにはならないコトを知れ!」

これからも、俺たちは
『正義と君たちの幸せの為に書く!』
もちろん永久に無料報酬でね!

ただそれだけさ!
But like it!

《編集長「Mash」筆》


ハウリンメガネが縦横無尽に吠える!「メガネの遠吠え!」(第20回) ローリングストーンズの新作に物申す!

2023-11-18 11:50:22 | 『ハウリンメガネ』コラム集

やあやあやあ、読者諸賢ご機嫌よう。ハウリンメガネである。

「聴いた?」
「何を?」
「やだなぁ、『ハックニー・ダイヤモンド』!ストーンズの新譜!』
「いや。」
「えっ、なに?聴いてない?えぇぇぇ~」(露骨に嫌な顔)

上記は読者への問いかけではない。
うちの編集長と交わした会話である!

「ラジオで今回のシングル聴いたけど別にそうでもないしさぁ」やら「今すぐ聴く必要性も感じないしさぁ」やら「まだ聴き直してないストーンズのいい未発表音源も山ほどあるしさぁ(これはまあ正論)」やら・・・・
「そりゃあんたはベテランですから、そう云うでしょうというけども!」というやりとりがあったのがつい先日のこと。

(編集長視点での会話はこちらのバックナンバーを参照 ↓ )
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/589bfbd6e909fc2043606ea607943005

こちらとしては「どう聴いた?」という会話を楽しもうとしていただけに、肩透かしを食った形となり、つい、「いや、こうでああでこういう話で……ええい、お買いなさい!」と説教にも似た熱弁をしてしまったのだが、別に私も新譜の出来に期待していた訳ではない。出来がどうであれ最初から御布施のつもりで買うのは決めていたから買ったまでだ。

家でアルバムに針を落とすまで先行シングルも一切聴かなかったし、「これでダメな出来ならそれもまたストーンズの歴史の1ページまでよ・・・」というつもりで買い、「さあて、どんなものかね。」という程度の気分で針を落としたのだが……良かったんだなぁ、これが。

というわけで、そんな気分で本作を聴いた私が何故本盤を編集長に熱弁するに至ったのか、一曲一曲紐解いてみようではないか。

A1.Angry
今回の冒頭の会話の原因となったリードトラック。
編集長がラジオで聴いたというのがこれだと思うが、そりゃ確かにこれだけ聴いたら「うーん、別に急いでアルバムを聴く必要もないなぁ」と思っても仕方がないとは思う。
別に悪い曲ではない。寧ろストーンズのパブリックイメージからいえば「らしい」曲だ。「アンダー・カバー・オブ・ザ・ナイト」を思い起こさせるベースの入りやギターのカッティングも悪くない。が、そういう曲ならもう彼らにはいくらでもある。つまり、レッドオーシャンでの戦いを強いられるわけだ。となると過去の名曲に軍配が上がるのは致し方あるまいよ。
だが私は何度も盤を回しているうちにこの曲のある種の「ユルさ」が癖になってきた。う〜ん、嫌いじゃない。

A2.Get Close
これ。この曲で一気にこの盤の印象が変わる。
ドラムが刻むスクエアなビートに乗って、ギターが物憂げなコードを鳴らした瞬間に私はダイナソーjr(筆者の好きなアメリカのオルタナロックバンド)を思い出していた。
そう、音像がアメリカンロックなのだ。
後述するがA面はある意味でストーンズらしいサウンドプロダクトから外れた音になっている。これは今回プロデューサーとして参加したアンドリュー・ワット(弱冠33歳!オジーやイギーポップ、パール・ジャムのエディ・ヴェダーのソロのプロデューサーとして活躍し、ポール・マッカートニー師匠の新作にも関わっている様子)の手腕だろう。そうそう、中間のサックスソロもボビー・キーズを思い出すエモーショナルなブロウで素晴らしい。

A3.Depending On You
カントリーフレーバー溢れつつ、泣きのメロディがグッとくるロックバラード。
後ろで鳴るロニーと思わしきスライドギターが効いている。
ストーンズのバラードってあまり泣きのメロディのイメージがない(カラッとしているイメージ)のだが、この曲のメロディは日本人なら好きな人、多いんじゃなかろうか。

A4.Bite My Head Off
ポール・マッカートニー師匠がベースで参加している疾走感溢れるパワフルなロックチューン。
「ピストルズですか?」といいたくなるような勢いでガツガツと鳴らされるギターとスティーヴ・ジョーダンのパワフルなドラムがベストマッチ!
途中から入るオクターバーがかかったギターのようなシンプルかつ印象的過ぎる低音のソロはポール?ポールなの!?このフレーズだけで一気に曲が締まって聴こえるんだよ!ちょっと「ヘルター・スケルター」っぽさも感じる1曲。

A5.Whole Wide World
「ワン・ヒット(トゥ・ザ・ボディ)」を思わせるダーティーなリフが支配するヴァースから開放感に溢れたサビへの移行が気持ち良すぎるご機嫌なロックチューン。
途中のブレイクでリズムが少し崩れて聴こえる(実際は崩れてない)アレンジがライブでのストーンズを想起させてこれまたグッド。
個人的に3度登場するモジュレーションのかかったギターソロが大変エモーショナルで良い!これぞエモーショナル・レスキュー♪って感じ(笑)

A6.Dreamy Skies
アコギのスライドが心地よい、A面を〆るストーンジーなフォークブルース。ミックのハープもミシシッピフレーバーに満ちていてよい。
そういえば今作、アナログは最近多い2枚組ではなく1枚組(1枚の場合、組っていうのか?)なのだが、やはりストーンズはこのあたりをよく分かってらっしゃる。2枚組のほうが音質は上がるが、この1枚のA面、B面で区切られるのがちょうどいい塩梅なんだよな。こういう曲をA面の〆にちゃんと入れるセンスに拍手!

盤同様、一旦ここで区切ろう。
ここまで回した時点で私は「これは予想外にいいぞ!?」と思った。いい意味でストーンズらしくない音になっているのだ。正確にいえばストーンズらしさはきちんとあるのだけど、音像がアメリカ寄りというか、今までのストーンズの音とはどこか違って聴こえるのである。

これは先述の通り、プロデューサーのアンドリュー・ワットの手腕にもあろう、それと同時にチャーリーの不在も大きく関係していると思う。

「ストーンズの番長であるチャーリーの不在をどうすればマイナスに聴こえないようにできるか」そこにトライしているのがA面のように思う(故にストーンズというより、ジャガー・リチャーズ・アンド・ウッド的に聴こえるようにも思う。あ、今回ミックの歌がとても良い。今まで以上に伸び伸び歌っているように聴こえる)
が、私はこの音、好きだ。とても好きだ。ストーンズの新しい一面が見えていると思う。齢80を超えて、まだ新しい一面が見えるってのはすごい事だぜ?

よし、盤をひっくり返せ。B面、行ってみよう!

B1.Mess It Up
「女たち」の頃のストーンズを彷彿とさせるダンサブルなナンバー。
チャーリーが生前に残したドラムトラックが使われており、本作中一番アッパー感のあるナンバーに仕上がっている。個人的にこっちをシングルカットしたほうがよかったのでは?と思うぐらいイイ仕上がりなのだが何故・・・?
どうやらクラブ向けにリミックスバージョンが出ている模様(実際、「そうだろうね!」といいたくなるぐらいダンサブル)。

B2.Live by the Sword
これもチャーリーが残したドラムトラックが使われているのだが、そこにビル・ワイマンがベース、エルトン・ジョンがピアノで参加という贅沢なナンバー。ちょっとレゲエのダウンビート感が混ざったリズムがいい。
これとB1.を聴くとやはり「ストーンズをストーンズらしくしていたのはチャーリーのドラムなんだなぁ」と思わざるを得ない。ストーンズらしいんだ、やっぱり。フィルの入るタイミングとかキースとのコンビネーションとか。

B3.Driving Me Too Hard
これはジョーダンがドラムを叩いているはずなのだが、不思議とB1.から続けて聴くと不思議とチャーリーのドラムのように聴こえる瞬間があるから面白い(もちろんよく聴けば違うんだけど)。
明るい曲調に混ざるセンチメントなギターのリードフレーズが涙を誘う。

B4.Tell Me Straight
キースのボーカル曲!これは嬉しい!
キースの歌う曲は大好きだ。寂しげで美しい、どこかフワフワと着地点の見えない揺蕩うようなメロディがキースの声にはよく似合う。
そんな歌メロに呼応するような儚げなギターソロも短いながら美しい。

B5.Sweet Sounds of Heaven
鍵盤にスティーヴィー・ワンダー御大コーラスにレディー・ガガを招いた本作中最長7分超えのソウルバラード(コーラスはリサ・フィッシャーの姐御を呼べばよかったのでは?という疑問が浮かんだりもするが、それはそれ、これはこれ。リサ姐さんもストーンズから離れて久しいしねぇ)。
ジョーダンの叩くソウルフル&パワフルなドラムの上でワンダー御大の鍵盤と戯れるようなミックの歌とガガのレスポンスはこれはこれで好し・・・なんだけど、どうしても頭の中でリサ姐さんの歌が聴こえてくるんだよなぁ・・・あ、いかんいかん。ないものねだりはよくないネ~。

B6.Rolling Stone Blues
これです。これで決定的にヤられました。ローリング・ストーンズというバンド名の由来であるマディ・ウォーターズ御大の「ローリング・ストーン」でございます。
これは絶対キースだろ!と思われるズブッ、ズブッと泥沼に足を突っ込むようなアコースティックブルースギター(これはアコギと呼んじゃいかんでしょ)にミックの歌とハープが絡みつく名演です(多分ミックとキースだけで録ってる)。
正直この曲のためだけにこの盤を買ってもいい。最後にこれが聴こえた時点で「ああ、買ってよかった」と思ったもの。
最後の最後はやっぱりこれなんだ。ストーンズはロックバンドじゃない。ブルースをやろうとしてロックに「なってしまった」のがストーンズなんだ。でも、ついに「やった」んだ。この人たちは「ブルースをやった」んだ。

以上12曲、ちゃんと良かったのである。

いや、確かにベテラン(編集長に限らずベテランの音楽ファンのことね)の言いたいことはわかる。

チャーリーもいなくなった今のストーンズはストーンズではないという意見もそれはそれでわかる。

昔のストーンズの音を掘り下げるほうが発見が多いというのもそれはそれで正しい。

ではこの盤は不要なのか?ストーンズの最新盤はただの過去の焼き直しなのか?
否である。

なぜならミックもキースもロニーも未だにストーンズたらんと走り続けているからである。
その足跡として今回の『ハックニー・ダイヤモンズ』は見事なまでに輝いている。

痛々しさも悲壮感も全くない痛快なロックアルバムをこの人たちはきちんと作った。
バンドの重心を失ったことを寧ろ武器に変え、未だに走り続けようとしているこのバンドの最新作を聴かない理由があるか?

さあ買え!いま買え!すぐに買え!これぞ秋の味覚だ!(もちろんアナログ盤でな!)
そして、偉大なるローリング・ストーン達に盛大な拍手を!

・・・はよ来日してくれんかなぁ・・・
ハウリンメガネでした!じゃ、また!

《ハウリンメガネ筆》


【ハードパンチ社説】自民党の経済対策案には、こんな裏が!

2023-11-12 09:42:27 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

まず最初に先日、
『自身と統一教会との関係問題』
『自身のセクハラ問題』
を抱えたまま、自民党の細田氏が他界した。
墓場まで持って行っちまった・・・ワケだ。

だからと言って、本紙が情けをかけ
『自民党の政治暴走を見逃すわけでは決してない!』
とだけ言っておこう!

では、本題に移る!


「経済、経済、経済・・・」

自民党総裁でもある総理が発したワケだが、
『庶民の暮らしを本当に理解している』
とは国会を聞いている限り
『到底思えない・・・』
よね。

「6月の減税が景気対策」
と言い続けるけれど
『自民党内からも異論が多く(朝日新聞報道)』
野党からは
「今、物価高で大変なのに呑気なコト言ってる場合か!すぐに全国民へ給付しろ!」
とツッコミの嵐が吹き荒れる現状。

ココで質問!
君はどっちがイイ?
『6月に1世帯辺り4万円の紙面上減税』

『今すぐ1人数万円の現金給付』
コレが国会審議であり、
もし選挙が有れば、君の意見が反映されるワケ!

今まで多くの人が
「なんとなく選挙では自民党に入れている」
のだと思うんだよね。
で、その理由って
大きな声で「ヤリます!」とか言うからでしょ?

俺はコレを
『ヤルヤル詐欺』と命名し、
平気で至る所で叫んでいるんだけれど(笑)
とにかく、
『自民党で庶民の暮らしが潤う気配なんて見えて来ない』
んだよね。

じゃぁ
「どこが潤うのか?」
それは
「マーケットだったり、大企業ですよ!」
と答えは簡単。

「日経株価平均は信じられないことに3万円を超えている!」
と言っても、庶民にゃ「何のこと?」って話でしょ?

「現金が無けりゃ投資なんて出来やしねぇ!」
ってのに、政治家の言う経済って、聞いていると
『株価のこと』としか感じないのよね。

郵便局でも「NISA」とかを推して来るでしょ?
「投資をトレンド化して、預金をマーケットに注がせよう!」
ってお話よ。

結局のところ
『投資信託』
ですから、
『乱高下するギャンブルの様なもの』
だからね。

それに今後、学校では
『子供たちに投資を教える』
らしいじゃぁない!
「アホなことやってるんじゃぁ無いよ!」
って言いたいね。

そもそもコレって
『皆が中流家庭と信じ込んでいる政策・・・』
でしょ?
『苦しい家庭は投資なんて選択肢には絶対上って来ないゼ!』
だって
「給食費が払えない!」
って方がリアルに聞く話だからさ。

それさえも見えていない・・・
「自民党も官僚も狂っている」
としか言いようが無いね。

俺をよく知らない人は
「株式とかで暮らしているんですか?」
なんて、ブシツケに聞いてくるんだけれど・・・(苦笑)
まあ、俺が家でこの記事を書いたりしても
『収入の無いボランティア運営』
だと聞くとそう思うのかしらね(笑)

気分転換でランニングしたり、
自転車で買い物に行ったり、
いざ朝早くから出かけると思ったら
『大きなラケットバックを持ってのテニスだったり・・・』

とにかく
『サラリーマン的動きが見えない』
から
「何で食ってるのか?」
って、ソコが見えて来ないのだろうけれど、
「乱高下するものでギャンブルなんて馬鹿げている!」
と即座に答えるね。

俺を良く知る人物なら
「Mashさんは、とても特異な生き方をしているだけ!」
と言ってくれるし
俺が『乱高下する紙切れに投資などしない』
と分かっているからね。

じゃぁ
「なぜ政府は投資をさせたいのか?」
簡単に言えば
「通常投資には税金が掛かるのさ!」
ってコト。
『結局預金していたらゼロだけれど、投資に回せば国に金が入る』
って仕組みよ!

その入り口に
『年間40万円までの投資は非課税の積み立てNISA』

『年間120万円までの投資は非課税の一般NISA』
を政策として取り入れた!

積み立てNISAは
『20年間は儲かってお金を得ても非課税』
一般NISAは
『5年間は儲かってお金を得ても非課税』
所謂
「税金取りませんので、お気軽にお試しあれ!」
ってコトにしたワケです。(上記は2023年まで。2024年から新NISAがスタート)

「なんだか匂うぜ!プンプンとな!」
君!コレ
「罠だと思わない?」

まあ、どう思うかは自由だが(笑)
頭を働かせないと殺(ヤ)られるゼ!
俺は永遠に、こんなのヤラナイね。

さあ、コレを読んだ君!
『自民党の経済政策はイカシテルだろ?』
とだけ言っておくよ(笑)

俺は
『奴らを信じてダメになった人間を何人も見ている』
からね!
「気をつけろよな!」

《編集長「Mash」筆》

 


Mash『ひと言エッセイ』(第16回)お題は『ストーンズの新作って?』

2023-11-11 10:15:02 | 編集長『MASH』のヘビー級コラム『ハードパンチBlues』

『ストーンズの新作』
が出たみたいだ。

ラジオで2回ほど新曲を聴いたけれど
頭に入って来ない曲だったなぁ・・・
しかし、これは単純に
『俺の問題』
だと思うんだ。

ストーンズって昔から大好きなバンドだし
俺を知る人々は
『彼らのレア音源たちを結構な数コレクトしている』
コトをご存知のハズさ。

でも、チャーリーが逝き、
やっぱり俺の中では「終わった感じ」はある。
ストーンズを愛する人なら
少なからず、お分かり頂けるでしょう・・・
この感覚。


新作にはポールがゲストで参加していると聞く。
ココは興味深いところだが、
「どーも盤を買う気にはならない。」
んだ。

逆にジックリと
『昔のスタジオ音源とかを聴いてしまう』
そんな俺が居てさぁ・・・(苦笑)
『Voodoo時のキース弾き語り音源』
とかね!

とにかく今は
「良い音楽を聴きたい!」
から、ツイツイ絞られて来ちゃうんだ。

「ストーンズへの愛は変わらない」
けれど、俺のストーンズって
『やっぱり、5人組バンド』
であって、ココは譲れない部分でもあるのさ。

アルバムとして、思い入れがあるのは
ビルが抜けた『Voodoo Lounge』までなんだ。
あのツアーは好きだし、アメリカまで見にも行った!
ライブ全般としては『4人の時も当然好き』だよ。

でも、
「チャーリーが居ないストーンズは・・・」
やっぱり、ちょっとね。

まあ、俺の中では
「一区切り着いた・・・」
そんな感じなのだと思う。

勿論、いつかは買うかもしれないが、
「今はその気になれない俺が居る・・・」
ってコトなんだろうね。

ところが、こんな事を
編集部の音楽担当『ハウリンメガネ』
に話したところ

「シングル曲はストーンズっぽく演じただけで、アルバムの曲は全く違ってイイんですよ!買いなさい!」

と言われちゃったのよねぇ(笑)。

ヤツが言うんだから、
多分『良い盤に仕上がっている』んだろう!
少し前向きになったよ!

《編集長「Mash」筆》


《号外》阪神タイガース、日本一の勝因は?

2023-11-05 23:17:23 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

今、俺は大阪に居る。

残念ながら『京セラドームの試合』にも『甲子園のPV』にも行けず

一人ホテルでテレビ観戦を終えて、本原稿を書いている。

 

『タイガースの勝因?』

そりゃぁ間違いなく、

『岡田監督が就任したこと』

である。

 

選手への細かい気配りや接し方は漏れ伝わるところ・・・。

また、

『選手の好不調を素早く見分けての適材適所な起用法やファームでの鍛え直し』

などは、特筆に価する!

 

采配ミスも極端に少なく、

『フォアボール奪取に対し、ヒットと同じ評価を与えた』

点も実に大きい!

 

俺も野球部出身だったので、

打者の心理は嫌と言うほど理解しているが、

『バッターって、追い込まれる前に打ちたい衝動に駆られる』

んだよ。

 

しかし、「フォアボールでもOKよ!」となれば

『ジックリとボールを見極める事が出来、打者有利のカウントまで待てる!』

『その結果、ジックリとボールを見れる分、狙い球もハッキリしてくるから、ヒットになる確率も上がる!』

んだよね!

コレは大きい改革だ!

 

勿論フォアボールでもイイわけですよ!

何せ『4番大山のフォアボール数は99個』だぜ!

コレ、凄い数だよ!

 

挙げれば切りが無いけれど、

岡田監督のチーム改革を賞賛するしかなさそうだ。

 

ちなみに俺は彼を

『ひょっとこ』と呼び、

今年の阪神を

『ひょっとこ野球』

と呼んでいたのだが、

とにかく「彼らは楽しそうで強かった!」

 

心から「おめでとう!」

と言わせて頂こう!

 

《編集長「Mash」筆》


Mash『ひと言エッセイ』(第15回)本日のお題は『クールな大人の話し方とは?』

2023-11-04 11:06:30 | 編集長『MASH』のヘビー級コラム『ハードパンチBlues』

女子高生とセッションをした時のお話。

その子が休憩時間に
「ヤバイ!ヤバイ!」
と笑いながら言っていてね・・・。

俺からしたら
「ヤバイ=マズイ」
でしかないもんだから
「何かマズイ部分でもあったの?」
なんて聞いちまったんだ。

そーしたら
「Mashさん、違いますよ。チョーイイって意味です!」
な~んて言われてしまってね。
「ああ、今の演奏が良かったってことね・・・。」
と内心は呆れ果てながらも
作り笑いを浮かべたもんなのだが、
『最近、日本語の変容が著しい』
と思うのね。

俺個人としては
『日本語の美しさを意識して話しをする様にしている』

『出来るだけ、今に染まらない様にしている』
つもりだが、
『同世代でも随分と今風に呑まれ、乱れた日本語を使う奴が多い』
のも事実・・・悲しい限りさ。

「アルアル・・・」
とか俺は絶対に使わないぜ!
とてもカッコ悪いし、品が無い!
「よくある話ですが・・・」
と話せないもんかね?

「ですよねぇ!」
なんかもそうさ。
「そうですよねぇ!」
と話す方がずっと大人らしくクールだ!
前者は子供っぽいだろ?

まあ、ソー言う奴とは俺、話さないから
『言葉自体うつらない』
ワケだし、
テレビも無いから
『耳にさえ入って来ない』
のだけれど、ね。

まあ若い女子が
「チョーヤバイよねぇ!」
「メッチャヤバ!」
とか言い合っているのを見ると
「嗚呼・・・俺、絶対にこの子達を好きになれないなぁ・・・
ルックスは可愛いんだけれど」
な~んて途方に暮れたりするもんね(笑)。

『言葉使いで人格や、その人の生活が分かる』
ってもんだよ。
大切に、それこそ
『言葉を選んで話すべき』
だと俺は思うね。

最初の話に戻ると
俺だったらシンプルに
「今の演奏はとても良かったね!」
と言っているよ。

俺はその辺の小便臭いガキじゃぁ無い!
何度でも言うが
「俺は男だ!」
だからこそ
『大人の男らしい話し方をする』
に決まっている!

コレは譲れない所だし、
『絶対にブレたらダメ!』
な部分だと思うね。

《編集長「Mash」筆》