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今夜も『Mash』と『裏路地』へ!【スペシャル】『Paul Is Live! 大きな声で、ポォルゥ~!』(ポール3)ポール・マッカートニー『シドニー公演(2日目) 2023年10月28日』

2024-11-28 10:00:06 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

お約束どおり
前回の『シドニー1』に続き
今回は『シドニー2』のレビューとなる!

まずは『シドニー1』のレビューを読まないと
分からない部分も多々有りますので、
「まだお読みでない」そんな読者諸君は
ぜひ以下のバックナンバーからどうぞ!
      ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/0b8699d09c1a80ba74e72f9aa56aa420

さて、ココからは
読んで頂いたと認識して話を進めるゾ。

追加公演となった
『シドニー2』
そのお陰で
『連夜のライブ』
となったポール。

当たり前だが、
何よりも『その体調が気になるところ』だ・・・。
『シドニー1』での出来事があったから、尚更だよねぇ。

セットリストは以下

1.A hard day's night  2.Junior's farm 3.Letting go 4.She's a woman 5.Got to get you into my life
6.Coming up 7.Let me roll it/Foxy lady 8.Getting better 9.Let 'em in
10.My valentine 11.Ninteen hundred and eighty five 12.Maybe I'm amazed
13.I've just seen a face 14.In spite of all the danger 15.Love me do
16.Dance tonight 17.Blackbird 18.Here today 19.Queenie eye 20.Lady Madonna
21.Fuh you 22.You never give your money/the Bathroom window 23.Jet 24.Mr.Kite! 25.Something 26.Ob-la-di,ob-la-da
27.Band on the run 28.Get back 29.Let it be 30.Live and let die 31.Hey jude
32.I've got a feeling 33.Birthday 34.Sgt(reprise) 35.Helter skelter 36.Golden slumbers/Carry that weight/The end

オープニングを『AHDN』に変えてスタート!
これは純粋に嬉しいところだ!

次の『Junior's Farm』では
イントロ部で「ハッ!」
『カンフー的な掛け声を入れるポール』
そして、
『ラストも十分に歌い上げ、声も出ている!』
実に良い気合たっぷりの演奏!
『ポールは十分に元気そう』
である。

好調のまま2023年の目玉
『She's a woman』
へ突入!

いやぁ、ココでも
『気合十分』
なポールよ!
「この日はノリと勢いが違う!」
それに伴い
『演奏もジャンプする感じの名演!』
に仕上がっている。やっぱり
『ポールの歌がイイとバンドもノッテ来るね!』

前日からの『変更曲2曲目』
メチャクチャGroovyな演奏で始まる
『Coming Up』

いやぁ、コレはホーン隊もバツグンに吹きまくり
エイブのドラムもファンキーで演奏的にもスゴイ!

しかも
『ポールの声がバリバリと出ている!』
ではないか!
「間違いなくベスト・トラックだろ!」
と声が出る俺さ!

「嗚呼、ポオルゥ~!」

次曲はエレキギターに持ち替えての
『Let me roll it』

ここでもポールの声は張り上がり、
「昨夜は余力を残していたのか?」
と思わせる歌唱に圧倒される俺・・・
「もしや連日公演が良かったのかも?」
なんて思っちまうじゃぁねえか。

しかし、すぐさま
「80歳オーバーでソレは無いだろ・・・」
なんて思い直すものの
『強烈な前半には、ただただ圧倒されるだけ・・・』
そんな俺である。

「このパワーが一体どこから出てくるのか?」
皆目見当が付かないのだが、
「それがポールなんだよなぁ・・・」
と思い直す俺。

しかし読んで頂いたとおり
『シドニー1』
の様なこともあるので、
序盤での過度な期待は禁物だ。

そう思った途端
『多少落ち着いたクオリティで数曲が続く・・・』
この辺りが
『ペース配分』
なんだろうね。

しかし、ピアノ・パートに入っての
『My Valentine』
が先ず出色!
ピアノと共に美しく歌い上げ
『誰もがウットリ』
だったハズだ!

そして連日共に良かったのが
『Ninteen hundred and eighty five』
曲間でも「OK!」とポール自身がノッテいる!
その後のラスティによるギターソロも素晴らしく、
前日同様、捨て難いテイクだ!

アコギパートに入っても好調は続く!
『Ⅰ've just seen a face』
が、まずは安定のクオリティでGood!
『In spite of all the denger』
もソコに続き
『Love me do』
で仕上げる!

そしてこの日はココでのMCで
「ジャパニーズ・レッスン」
と名打ち
「サイコーは日本語でファンタスティックの意味だよ!」
という
『いつものセリフ』以外にも「ファビラス」も付け加えている!
さらに
「日本語ではBeatlesをビィトルゥズゥ!って言うんだよ!」
と上機嫌で「ビィトルゥズゥ!」を連呼し
誰もが熱くなった『あの日本公演』の様相に!

そんな感じで
オーディエンスを前にして
『堂々の日本語講座を展開するポール!』
上機嫌は続くゾ!

その後、すぐに余裕の
『Dance Tonight』
をプレイ!
いやぁ、コレも当然の様にイイ!

マジック・ピアノのパートに入り
前日からの入れ替え曲、3曲目は
『Queenie eye』だ!
この曲もライブでは実にイイんだよね!
この日も感動的な演奏だもん。

そして
前日同様
『Fuh you』
も、やはり好調!
なんか
『この日はずっと温かい雰囲気』
なんだよね。
「良い時のポール公演ってこんなだよね!」
って言えばお分かりだろうか?
『聴いているコチラも笑顔になる、あの感じ。』

そして前日のピーク!
『Jet』
入りのホーンもパワフル!
ポールの歌唱もオンで入るが
「う~ん。俺はシドニー1に軍配を上げるな!」
ただ、もちろん『ハイ・クオリティには違いない』ぞ!

しかし、どうやらココに『Jet』が入ることにより
声の調子を落とすのだろうか・・・

『Mr.Kite!』
『Something』
『Ob-La-Di,Ob-La-Da』
これらの
『ビートル・ソングス』

『Something』
を除き、前日よりも声が厳しいのだ。

そして前日も鬼門だった
『Band on the run』
では
「もう相当に鞭を入れて、無理やり気合で歌い上げるポール・・・」
そんな感じで何とか盛り上げ、乗り切ったのであった(笑)

その後も無難に進んだ
『Get Back』
だが
『Let It Be』
では多少傷ついた歌声でスタート。
ブルースマンに聴こえるものの、
ギターソロ以降はポールらしさも復活
『傷を負いながらも順調に曲を進めていく。』
そんなところさえも感動的なのは
ポールだからなのだろう。

しかし、この日は
『Hey Jude』
見事な復活劇を演じるのだ!
しかし、この音源
『彼が曲間で気持ちを入れ替えて挑んでいる』
ことまで分かる・・・
そんな生々しい高音質が凄まじい!

アンコールの
『I've got a feeling』
でグイっとギアを上げ、
「いまだにジョンと張り合うポール!」
が素晴らしい。
『やっぱりジョンの声を聴くとスイッチが入るんだね!』
と嬉しくなる俺。

その後の
『ロックンロール大会』
となる3曲を
『ナリフリ構わず、気合十分で乗り切るポール』
こそ、
『天才ポール』
ではなく
『今、そのままのポール』
なのである!

そして
『Helter skelter』
の最後のバースを迫力十分で締めくくり、
結局は『感動的なポールLiveにまとめ上げる』のだから
もう笑うしかないのですよ。

『80歳を超えてツアーに出て3時間近くステージに立つポールの今』

『誰もが知るべきであり、誰もが目指すべき』
なのであろう。

エンディング曲
『Golde Slumbers~』

ポール体験者なら誰もが知っている
『あの哀愁が胸に迫る・・・』

「嗚呼ポォルゥ~」

『聴き終えて、なお欲する!』
これが
『ポールのライブ音源』
その
『特有の中毒現象』である!

そのことは体験者なら言うまでもない。

聴く者すべてに
「また、俺も頑張ろう!」
と思わせる・・・
『究極の栄養ドリンク音源』

それが『ポールの裏音源』なのだ!

「もう、サイコー!」

そして、俺は『再度聴き直す』のでR

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

ご意見・ご感想・記事投稿・編集長の執筆、演奏、講演依頼などは『コメント欄』か『ハードパンチ編集部』までどうぞ!
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今夜も『Mash』と『裏路地』へ!【スペシャル】『Paul Is Live! 大きな声で、ポォルゥ~!』(ポール2)ポール・マッカートニー『シドニー公演(初日)2023年10月27日』

2024-11-15 13:51:02 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

ポール・マッカートニー裏音源から
前回は
『グラストンベリーFes』
を取り上げた!
(より今回記事を知る為にもバックナンバーをどうぞ ↓ )

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/505b64a73b69a02145c0b177540ff3fb

その続きとしては
「随分と間が空いて再開」
された
『GOT BACKツアー』2023年ツアーから
今回は
『シドニー公演2023』
(2023年10月27日&28日)

をレビューしていく!

昨年の秋に急遽行われた
この『Got Backツアー2023』
は以下の17公演!
『オーストラリア・ツアー』(7公演)
『メキシコ・シティ公演』(2公演)
『ブラジル・ツアー』(8公演)

2023年も一聴して
『相変わらず元気なポール!』
『3時間近くのショーをこなし続けるパワー!』

もうそれだけで、圧巻なのだが
あえて、今回も紐解いていきたい!

『オーストラリアン・ツアーの3公演目と4公演目』
にあたる
『シドニーの2公演』
を裏音源で入手して聴いた。

ここでは
初日(27日)『シドニー1』
2日目(28日)『シドニー2』
とし、2回に分け、レビューをしていきたいと思う。
今回は初日の『シドニー1』だ!

まずはセットを確認

1.Can't buy me love 2.Junior's farm 3.Letting go 4.She's a woman 5.Got to get you into my life
6.Come on to me 7.Let me roll it/Foxy lady 8.Getting better 9.Let 'em in
10.My valentine 11.Ninteen hundred and eighty five 12.Maybe I'm amazed
13.I've just seen a face 14.In spite of all the danger 15.Love me do
16.Dance tonight 17.Blackbird 18.Here today 19.New 20.Lady Madonna
21.Fuh you 22.You never give your money/the Bathroom window 23.Jet 24.Mr.Kite! 25.Something 26.Ob-la-di,ob-la-da
27.Band on the run 28.Get back 29.Let it be 30.Live and let die 31.Hey jude
32.I've got a feeling 33.Birthday 34.Sgt(reprise) 35.Helter skelter 36.Golden slumbers/Carry that weight/The end

毎度ながらこの
『圧巻のセットリスト!』
には、ただただ驚く・・・ね。

というワケで
『コレを休み無しでの連日公演を決めたポール』
なのだが、大丈夫なのか?

そんな心配をよそに
「最初からパワフルに来る!」
じゃぁねえか!

ああ、ポォルゥ~!

おっと、気を取り直して(笑)
『シドニー1』
での最初の聴き所は「この前半部だ!」と言い切ろう!

そして、この日のベストは『Fuh you』なのだ!
『豪華なビートル・ソングスに混じっても、素晴らしい!』

やはり当然だが
「今の歌に力を入れている!」
のが手に取る様に分かる出来で、気合も入り抜群なのよね!

声もシッカリと出ていて、
「イイ曲だなぁ~」

『つぶやく俺』
この曲はヤル度に素晴らしくなる!

気合を入れ直し臨む
『Jet』
は鬼気迫る出来栄えで、もう言う事なし!

「おそらく声が不安定になった自分に鞭を入れているのだろう・・・」

最近のポールって、ソーいうところあるでしょ?
『信じられない熱唱であり、バンドもソコに応えた熱演がエグイ!』
その上、ホーン隊もグイグイ迫り
「間違い無くこの日のハイライトになった!」

『Mr.Kite!』
『Something』
『Ob-La-Di,Ob-La-Da』
これらの
『ビートル・ソングス』
をシッカリと歌いこなし
会場も大いに盛り上がっている!

ハイクオリティのまま
ショーは終盤に向かっていくのだが・・・
なぜか、これ以降
「ポールの歌声に異変が発生!」

次曲
『Band on the run』

『急に高音が不安定になってしまう・・・』
のである。
「さすがに疲れたのか?」
と、つい声を上げる俺。

マラソン同様
『ペース配分を間違えた』
のかもしれないし、ここでセットされた
「『Band on the run』はキツかった!」
のかもしれない(笑)。
ただ、この曲で厳しいポールって余り記憶が無いのだが・・・。

まあ、ソコは仕方がない。
この「シドニー1」では
『オープニングから飛ばしに飛ばしたハイ・クオリティLive』
だったわけだから・・・ね。

しかし次曲
『Get Back』
では歌の途中で歌い方を変えながら
見事に立て直すポールの実力
「さすが!ナイス・リカバリー!」
と賛辞を述べながらも
「なるほどなぁ~」
と同じ歌い手として
「またも勉強になることを痛感。」

ここでもまた幼少時同様
『ポール師匠の音源で稽古を付けられている俺であった・・・』

最後に、この
『シドニー1』を総括すると
最初から『飛び出しが群を抜いていた!』
のは間違いのないところ。

『全体を通して、持ち直しながら、エンディングまで休まずにロックする!』
そんな
『ポール・ショーを否応無しに喰らわされる・・・』
ワケ!

ラスト
『Golden Slumbers』
でのピアノ・プレイ
『ポール、この日は1音だけジャジーに聴こえさせて、マニアックなGood Sound !』

今回入手した音源は『モニター流出音源であり、音は近年稀に見る高音質!』
「細かい楽器音やアレンジ部分まで、ハッキリと聴こえ生々しい!」
コレだけでも俺は、ホント
「ありがたや、ありがたや~」
なのだが、『全ての音楽ファン』はモチロン!
『ミュージシャンにこそ、聴いて欲しい公演』だ!と声を大にして言えるゼ!

お伝えの通り
次回は『シドニー2』をリポートして行く!

さあ、手を回して聴け!
そして次を期待して待て!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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今夜も『Mash』と『裏路地』へ!『Paul Is Live!大きな声で、ポォルゥ~!』(ポール1)『グラストンベリー・フェス2022』

2024-10-11 20:03:01 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

さあ、始まった!
今夜も『Mash』と『裏路地』へ!
 ~魅惑のロック裏音源セレクション~
その『スペシャル版』がコレ!

『Paul Is Live! 大きな声で、ポォルゥ~!』

そう!
『ポール・マッカートニーのLive音源や映像でポールに迫る!』
その栄えある第一回に俺が選んだ公演は

『グラストンベリー・フェス2022』
(2022年6月25日 England)

先日も少し触れたが
(まだお読みでない人はバックナンバーをどうぞ ↓ )

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/cc31525c9957f4dcfa17c6dbef96c707

ココではよりツッコンで専門的に進めて行く!

まずこのイギリス最大の音楽フェスのトリで出たのだが、
2022年に行われた北米ツアー
『Got Back』の『総仕上げ』
と言える内容であり
「御年80歳とは思えない・・・」
そんな全力ライブには頭が下がる思いだ!

映像を見る俺は彼が出てきた瞬間から
『大きな声でポォルゥ~と叫んでしまう始末』
当然でR!
ポールなのだから!

さてコチラ、本国では『BBC TVが生放送』をしており、
流出映像はソチラからの物が基本となっているのだが、
どうも流失映像ではサウンド・バランスが悪く聴こえ
(俺だけかもしれないが・・・)
納得のいかん俺は
『マニアがリマスターした音源』
をも入手して、このレビューに臨んだ!

「ムムッ、ポールの声もシッカリ出ているし、バンドも好調だ!」

とにかく近年のライブに接する時には
「声の好不調が激しいポール」
という予備知識を知っておく必要があるのよ!

コレは
「年齢もあり、仕方のない事」
だと思う俺だが、
『良しとしない人も居る』
のだろう。
まあ、
『俺は良しとする人』
というコトで話を進める。

だって、そーだろ?
『2時間半オーバー、照明で熱くなったステージ上で歌い、楽器を弾くことがどれだけ大変なことか・・・』
知っているからね。

話をライブに戻す。

無数に立てられたフラッグが舞う会場
いつものグラストンベリーの光景が広がり
否応無しに、心が躍る。

先ずは『SetList』を確認してくれ!

1.Can't buy me love 2.Junior's farm 3.Letting go 4.Got to get you into my life
5.Come on to me 6.Let me roll it/Foxy lady 7.Getting better 8.Let 'em in
9.My valentine 10.Ninteen hundred and eighty five 11.Maybe I'm amazed
12.I've just seen a face 13.In spite of all the danger 14.Lovw me do
15.Dance tonight 16.Black bird 17.Here today 18.New 19.Lady Madonna
20.Fur you 21.Mr.Kite! 22.Something 23.Ob-la-di,ob-la-da
24.You nevour money/the Bathroom window 25.Get back
26.I sawa her standing there 27.Band on the run 28.Glory days
29.I wanna be your man 30.Let it be 31.Live and let die 32.Hey jude
33.I've got a feeling 34.Helter skelter 35.Golden slumbers/Carry that weight/The end

トータル160分オーバー!
何よりこのボリュームがスゴイでしょ?!

音で言えば
断然『映像無しのリマスター音源』がイイ!
のだが、
「動くポールが見たい!」
という人やビギナーの人には
やはり『映像付き』を推すこととなる。

見所、聴き所はもう沢山あるのだが
やはり映像では
オープニングの(1)から(8)までは一気に見れてイイ!

80歳を迎えたポールに観客からは大合唱の
『Happy Birthday』
が贈られたり、アットホームな場面も・・・
とにかくカメラワークも含め臨場感が素晴らしい!

バンドは長年連れ添ったメンツで
ラスティとブライアンのギタープレイにも着目していくと
『(2)の1stソロをラスティがテレで弾き、2ndソロからリードをブライアンがSGで弾く!』
と言った細かい所まで画面ではチェック出来る点は魅力。

ちなみに『ジェリーズギター』的に
この日の2人の基本エレキをチェックすると

<ラスティ>
テレを2本
トラメTopのES335(ナチュラル)
67年?ES330(チェリー)
60年代Epiリヴィエラ12弦

<ブライアン>
近年?SGスタンダード(チェリー)
近年?SGカスタム(ブラック)
近年レスポール(バースト)
近年グレッチAniv

ギターと言えば
この日の『(6)Foxy lady』部分でのポールによるアドリブ
クラプトンの様なチョーキングを多用した素晴らしい名演なのよ!
後半多少乱れるのはノリ過ぎたのか・・・ご愛嬌(笑)
この後のクラプトンの名が出てくる例のジミヘンMCでもアクションが深い(笑)!

その他
(15)では途中で異様にお客様が盛り上がるのだが
ドラムのエイブが例のヘンテコなダンスで会場を盛り上げていたお陰だったり、
(25)では『演奏の入りがラウド過ぎる』
と感じたポールが「抑えろ!」と手で指示を出したり、
(残念ながら抑えは利かなかったが・・・)
(26)(27)ではデイヴ・グロール
(28)(29)ではブルース・スプリングスティーン(ボス)
が、それぞれゲストで出演し、熱演していたり・・・
とにかく随所に見所は多い!

あえてサウンド的に上げたい部分は
(8)『Let’em in』(幸せのノック)

これはイギリスならでは・・・の光景だろうが
のっけからオーディエンスの大合唱である!
他の国では先ず見られない。

76年当時のイギリスでは
チャートで2位と1位を逃した曲ながら
「ずっとイギリスで愛されてきたのだなぁ・・・」
と感慨深く聴き入る。
音源を聴くと
『観客はずっと歌っている感じ』だもんね。
残念ながら映像ではこの臨場感は出てこない。

そして
(11)『Maybe I'm amazed』

最初は声が不安定でキツソウなポール
終いにゃ声が裏返っちまう・・・
そんな1番を終え、サビのシャウトへ!
ここでギアチェンジ!

ギターソロが入った後、
そこから一気にもう一段、
『自ら鞭を入れ歌い込むポール!』
自身のピアノもアタックが強くなり、
バンドもグイグイと押す!

そして2度目のギターソロの後、
「なんとポールのヴォーカルはもう一段テンションを上げて来る!」
すぐにエイブのドラムがそれに呼応する・・・凄まじい!
まったく・・・・『地獄から天国といった演奏』だよ(笑)

他で言えば、
この日は(18)や(20)などの近年曲が実にイイ!

前回の『Freshen Upツアー』から
3人とは言えホーン隊(Hot City Hornes)が入ったお陰で
サウンドにも厚みが出て来て、グイグイと聴かせて来るし、
ポールも新しい歌の方が「歌いたい感がある」様に感じるな。

特に後者!
歌も生き生きしていて感動するのよ!
「嗚呼・・・ポォルゥ~!」
やっぱり叫んじまう俺だぜ!

そしてこの日のピークは、やはり
『ギターリスト大会』
となった(35)だろう。

ポール、ラスティ、ブライアンに加え
ボスもプレイ!
途中からグロールも『ラスティのES330』を借りて登場!
(本編で使用のダンエレもラスティの借り物かも!)

『収拾のつかないギターリストによるソロ合戦!』
の様相に・・・

いやぁ、やった事が有る人ならお分かりだろうけれど、
「コレ楽しいんだよねぇ!(笑)」

ラストは無理やり終わらせ、
いつもは
『シットリと哀愁を残しながら終わる・・・』
そんな『ポール・ライブ』も
この日は珍しく
「お祭りに行った感じ!」
で終わるんだよ(笑)

エンディングは『野外フェスで大き過ぎる会場バージョン』
そう!
『いつもの紙吹雪は舞わず、大量のスモークがステージを覆い終幕』
するヤツ!

「う~ん。見終わったばかりなのに、何度も何度も聴きたくなり、見たくなる!」
そんな
『グラストンベリー2022』
「コイツは絶対に外せない!」
そんな超強力ライブだったぜ!

さあ、君もご一緒に!
大きな声で「ポォルゥ~!」

次回もお楽しみに!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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今夜も『Mash』と『裏路地』へ! ~魅惑のロック裏音源セレクション~(その2)U2『アーヴァイン・プラザLive 2002公演』

2024-09-23 08:50:28 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

U2『アーヴァインプラザ NY Live 2002公演』

U2ほど
『2000年以降のロック』

『J-Popバンドのサウンド』
大きな影響を与えたバンドも居ないだろう。

俺は積極的にソレラを聴く訳ではないけれど
ラジオとかで流れると
「アレッ?コレって『U2そのもの』じゃない!」
って思うコトが多々あるんだよねぇ。

彼らはアイルランドから出た
世界的な4人組ロックバンドなんだけれど、
とにかく
「80年代唯一のモノホンRock Band!」
という扱いだったのよね。

当時から『裏モノ』も多く、
『特にライブにその人気が集まっていた』
様に思う。

今回ご紹介の
『裏モノ』

『2000年のクラブギグ映像』
であり、大名演でR。

曲目は以下
Intro,Beautiful Day,Elevation,Stuck In A Moment (You Can't Get Out Of),I Remember You,New York,I Will Follow,Desire,The Ground Beneath Her Feet,Mysterious Ways / Sexual Healing 6:03
One,All I Want Is You,Bad,40 ,11 O'Clock Tick Tock,Won't Get Fooled Again

ニューヨークの
『アーヴァイン・プラザ』
という
『小さなハコ』
でのライブは、まさに圧巻!

通常は
『スタジアム公演ばかり』
の彼らが
『スモールクラブでプレイする』
というのだから、
「もう、それだけで会場も白熱気味!」

いやはや・・・
「これこそがRock Bandだよ!」
と、彼らが言っているような・・・
そんなハイ・パフォーマンスだぜ!

『ギター、ベース、ドラム、そして歌がカラむ!』
ただ、それだけなのに
奥深さが満載!
(ごく一部で録音音源を使用している)

この
『奥深さ』
の理由は
「やはり演奏力、歌唱力、そしてアレンジも含めて、曲がバツグンにイイ!」
ってコトに尽きる!

『スタジアム公演』では演出が多過ぎ
なかなか見えて来ない部分もあるのだが、
『このクラブギグでは各メンバーのプレイもハッキリと見えて、嬉しくなる』

特に『ベースのアダム』『ドラムのラリー』
このリズム隊が『ジ・エッジの自由奔放なギタープレイ』
常にバックアップしているわけだが
そのリレーションシップも
『メンバー全員が映るプロショットだからこそ』
しっかりと確認できる!

「これこそミュージシャンにとっては教科書的公演だろう。」

もちろん
『ボノの素晴らしい歌声も、バンド演奏が十分タイトなお陰!』
だってコトがハッキリと分かるゾ!

多分それほど聴き込んでいない人には
『U2ってボノとバックバンドでしょ?』
なんて思いがちだろうが、
『実は素晴らしく緻密なアレンジ力と演奏力を誇るバンド』
なんだよ!

特に
ジ・エッジ(G)による
『ギターエフェクトの使い方と独自なプレイ!』
(バッキングボーカルも、さすがの腕前だぞ!)
アダム・クレイトン(B)による
『器用過ぎるフィンガーベースの多種多様なスタイル!』
(以前はピック弾きが多かった彼も、この頃はフィンガー弾きも多用している!)
ラリー・ミューレンJr(DR)による
『ロックンロールドラムの全てがあるタイトっぷり!』
(現在手術後で療養中と聞くラリーの復帰を心より待とう!)
コレらは特筆に価する!

本映像は
「ミュージシャンにこそ観て欲しい!」
それと
「バンドを組み始めたKidsにも当然オススメだ!」
そして
『弾き語りのギター女子』
には、ここで聴かれる
「Desire」
で、
『本物の音楽体験』
をして欲しい!
「アコギと歌で、ここまで出来るんだぜ!」
さあ、取り入れて自分のモンにしろ!

また、
「思いっきり血管を浮かしながら歌いたい!」
そんな
『カラオケ・ボーカリスト』
の君にも、
「ボノの歌いっぷりは大いに参考になる!」
と言えよう!

もちろん
「良い音楽と出会いたい!」
と、心から欲している君にも!

『裏モノだからこそ出会える感動!』

ラストはブリティッシュロックの大物
『The Who』の名曲
による感動のエンディング・・・・。
『ラリーの叩きっぷりが絶品!』
なんだよ。

ホント、早く回復して欲しいな!
U2のドラマーは彼しかいないからね!

間違いなく
『最後のロックンロールバンド』
それが彼らU2!

さあ、今回も手を回せ!

次回もお楽しみに!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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あの『裏モノ』を見て『ヘアースタイル』を変える?

2024-09-15 10:49:26 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

久しぶりにヘアースタイルを変えた!
しかも、珍しく超短髪!
では「ナゼこの様な短髪にしたのか?」

『勿論テニスで髪が長いのは邪魔になる』
この点には読者様も合点がいくところ。
しかし、理由はそれだけではないのだ。

実は最近
『U2』の裏モノを見たり聴いたりしていてねぇ。
そこで目にし、耳を引くのは案外
『ラリーとアダムのリズム隊』
だったりするのよ。

そうなると
『短髪ってカッコイイなぁ!』
と単純に思っちゃうのが裏モノの魅力!

オフィシャルだと、どーしても
『ボノ』と『エッジ』にカメラが向くのだが、
裏モノの会場撮りとなると、
「見えるところを映している」
というアバウトさから、
『ラリー』や『アダム』が結構な頻度で映る!

『良いバンドはリズム隊がシッカリしている』
これはもう
『バンドマンの常識』
であろうが、
この『U2』も当然ながらその例に漏れず
この御両人がタイトで素晴らしいわけ!

「毎日ステージ上で蹴りを入れられているようだぜ!」
そうボノが語るラリーのドラムは的確であり、ラウドだ。
そして
『エッジが縦横無尽に動ける様に下地を作る・・・』
そんなアダムのベース!
派手さは無いものの
『確実に玄人好みなベースライン!』
を奏でてくれて実に心地良い!

と言うことで
「そろそろ彼らの『裏モノ』をご紹介予定!」
と告知しながら俺のヘアースタイル話を書いた。

ちなみに
「ウエットにし立てればニューウェーブ時代に!」

まあ、コレはネタみたいなもんだがね(笑)
今日はココまで!

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今夜も『Mash』と『裏路地』へ! ~魅惑のロック裏音源セレクション~(その1)Eric Clapton『ウルグアイLive 90』

2024-03-17 11:23:00 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

Eric Clapton
『1990年10月2日ウルグアイ、モンテビデオ公演』

いよいよ始まった
『危ない裏路地を行く新連載』
その最初を飾る男はコイツだ!

エリック・クラプトン!

ギター弾きの俺も
幼少期は当然の様に憧れ
「クラプトンのように弾けたら死んでもイイ!」
な~んて本気で思っていたからねぇ(笑)

昼夜問わずギターを抱えては
『チョーキングの腕ばかりを磨いたモン』
なんだよ!
ちなみにチョーキングとは
『指で押さえた弦を上下に揺らすテクニック』
のことね!

とにかく、クラプトンの売りはコレ!

このチョーキングに有るのだが、
今やアコギを弾きながら歌う・・・
そんな歌手としても一級品になっちまったから、何か
『オシャレなベテラン歌手』
の様に見ている人もいるのかもね!

それを覆す素晴らしい時期であり
1つのピークが『90年ツアー』だったのよ!
そう!
名盤『ジャーニーマン』発売後のツアーだけに
まさに圧巻!ってワケ。


(写真はLP『ジャーニーマン』)

今回は『90年のモンテビデオ公演』を上げよう!
この年は既に『ロイアル・アルバート・ホール(以下RAH)公演』を2月に行い
準備万端で臨んだワールドツアーの一環で訪れたものだ!

南米『ウルグアイ』
個人的に「サッカーの影響」からだが
俺も御贔屓(ごひいき)な国で、好感が持てるのだが、
ワールドツアーの一環で
元ストーンズでもあるミック・テイラーを前座に訪れていたんだよね。

当裏音源の収録セットリストは以下

Intro~Pretending.No alibis.Running on faith.I shot the sheriff.White room.
Can't find my may home.Bad love.Before you accuse me.Old love.Badge.Wounderful tonight.
Thank you (Funky band introducing)> Cocain.Layla
(残念ながらアンコール曲は未収録)

この音源、恐らく現地のラジオ音源だろうと思われ
実に聴き所が多いのが特徴だ。
(彼は放送用となると気合を入れた名演が多い!)
とにかく最初からハイヴォルテージ!
ソウルフルな彼のボーカル
そして、冴えまくるストラトがグイッと迫り来る!

特記としては
『I shot the sheriff』

途中で
「ココから!」
と言う部分で音が切れてしまうのが残念なのだが
全編を通せば
「それさえも気にならない程のプレイと音質がとにかく嬉しい!」

オープニングで叫ぶ女性ファンの声が期待を膨らませるゾ!
その後を聴けば終始素晴らしいライブなのだけれど
やはり後半に向けて、感動は増して来るんだ!

『Bad Love』
当時の新曲ながら
クラプトンのギターが攻めまくり、
ヴォーカルでも歌いまくる!
やっぱり「輝いている演奏!」だよなぁ。
「カッコイイ!」
とツイ声が出てしまう名演だぜ。

『Old Love』
渋いバラッドを歌うエリック・・・
前出LPでもお馴染みの名曲なのだが
「やはりこのライブ音源で聴くと沁み方が違う!」
全てに感情が込もっており、本音源ではピークのひとつだろう!

『Wounderful Tonight』
素晴らしいコーラスがタイトな演奏と絡む・・・
コレ、実に良いムードを醸し出し、
例の泣きのギターからエンディングへ
本当に美しく滑り込む!
しかも、この日はより感情的に聴こえる!
このアレンジをもう一度聴けるのなら
彼のライブに、もう一度足を運びたいもんだね!

そして
ネーザン・イーストのスラップベースが響く・・・
そんなスライの『Thank you』に乗って
行われるバンド紹介も実にイイ!

ココでの
紹介後に弾く彼のギターは
「やっぱり全部持って行っちまう!」
と言いたくなるくらい
「別格の主役に相応しいプレイとサウンド!」

大盛り上がりのままメドレーで
JJケイルの名曲『Cocain』へ雪崩れ込む!
ココで聴けるギターソロは
「もう笑うしかない・・・」
よね!マーヴェラス!さすがです!

この音源でのラスト
『Layla』

『声を張った、気合の名唱』
が今や懐かしい!コレで終わるのもイイと思うな!

アンコールが未収録なのは『演奏がイマイチ』だったか『放送時間の都合』でしょう。ただ、このコンパクトさが一気に聴けてイイのよ!

「どのオフィシャルLive盤よりも好き!」
と言える90年10月2日音源!

もちろんRAH公演の集大成『24 Nights』も最高だが、ね!

とにかく、君も聴くチャンスがあれば
『売人に手を回せ!』
そして、裏路地へ逃げ込み聴き込め!

深~い入り口にはモッテコイの内容さ!

《編集長「Mash」筆》

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今夜も『Mash』と『裏路地』へ! ~魅惑のロック裏音源セレクション~(まえがき2)本紙の『ポール・マッカートニー』特集!とは?

2024-03-16 08:56:13 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

先日お伝えの通り(バックナンバーをどうぞ ↓)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/f7f4a70090a7dbb3b1d762fea49bab7e

いよいよ俺が音楽記事の新連載をスタートさせる
そうなりゃ愛する『ポール・マッカートニー』
にもググッとフォーカスする・・・

多分5回に1回ぐらいは特集で
『Paul Is Live! 大きな声で、ポォルゥ~!』
という『スペシャル版』が登場するはず!

往年の音楽ファンならご存知だろう。
93年にポールが出したライブ・アルバムから頂いた・・・
そんなタイトルこそ、
今なお80歳を超えながらも
現役でライブを行うポールに相応しい!

「本紙ならでは!」
と言える
『膨大なポールのアン・オフィシャル Live音源やLive映像』
から、
ポールという人をググッと掘り下げて行く!

周知の事実だが
『俺はビートルマニア』
でR!

ココで言っておくと
「ポール・マニアでは決してない!」
現在ポールに関してはレアなレコード収集もしていないし、
(コレは他のメンバーもそうだが)
あくまで俺は
『ビートルズ・レコードの研究家』
である。

しかし
『数々のポールによるライブ音源や映像は別の角度から研究を続けている!』
のも事実。
まあ、
『実際は楽しんでいるだけ』
なんだけれどね!(笑)

とにかく
「じゃあ今こそ書きましょう!」
ってなったわけです。

まあ、内容が
『アンオフィシャルのブツ紹介』
だけに、一種の
『擬似ライブ・レビュー』
として読めるのもイイのではないだろうか?

副題にも有るトーリ
彼のライブを体験した方ならお分かりの通り
ついつい大きな声で
「ポォルゥ~!」
と、叫んでしまうでしょ?

老人から若い女の子まで!
アレですよ、アレ!

岡田さんじゃぁないが
「アレを探る!」
そんな連載となるでしょう!

とにかくマルチ・プレイヤーであるポール!
近年のライブを見た方はご存知のトーリ
『歌は勿論、ギター、ベース、ピアノとフル回転で2時間半をコナス』
そのパフォーマンスにこそ
『真の音楽家でありエンターティナーでもあるポールの真髄』
が見て取れるのだ!

俺自体
『ポールから多大な影響を受けている音楽家のひとり』
だけに、
『ミュージシャン視点』
からも大いに語っていくぞ!

「やっぱりミュージシャンはライブさ!」
と言わんばかりの彼に、
今でも俺たちは学び
そして、尊敬の念を抱き続けている!

『大いなるリスペクトを胸に、高らかと特番企画の産声を上げる!』

そんな決意なのさ!
この『ポール特集』も、
十分に期待してイイゼ!

(メイン写真は武道館公演より)

《編集長「Mash」筆》

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【ロックの基本】バンドのお手本『The Who』彼らの音楽が「俺達に与えたもの」とは・・・

2024-02-23 10:35:03 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

『音楽を愛する君達』なら
この
『古いイギリスのロック・バンド』
を知らないわけは無いだろう。

イギリスが誇る3大ロック・バンドと言えば
『ビートルズ』
そして次に
『ストーンズ』
ここまでは異論あるまい。

で、その後に来るのは今では諸説あるようだが
俺に取っちゃ断じて
『ツェッペリン』でも『クィーン』でも無い!
そう!
この『ザ・フー』でキマリなのでR!

しかし細かく見てみると
(当店ではお馴染みの話だが)
『The Who』ってバンドは64年後半デビューであり、
少し遅咲きバンドなのよねぇ。

ちなみに
『ビートルズ』は62年(長男)
『ストーンズ』が63年(次男)
と年子であることが分かる様に
お兄ちゃん達の影響を
モロに受けた
『64年生まれの三男』
(ヒットは65年なので65年デビューと言ってもいい)
と考えて差し支えない。

彼らの魅力は
「この『三男』としての立ち居地を実に上手く生かしたサウンドメイクに有った」
と言える。

『ビートルズ的メロディとストーンズ的ロック・サウンドをミックスさせた』
この
『お下がりバンド音』
こそが、彼らであり
The Who名義で出したデビュー曲
『I can't explain』
で存分に聴ける!

シンプルでキレのあるギター、ベース、ドラムの演奏は格別だが、
それ以上に、ソコに乗る
『ロジャー・ダルトリーというソウル好きの歌い手の声』
が独自なスタイルに大きく貢献していることが分かるだろう。

彼のお陰で、リスナーたちは
『初めて出会う音楽』のように感じたハズだ。

余り言われていないことだが、当時
『あれだけ数多くいたブリティッシュ・インベイジョン・グループ』
の中で、結局生き残ったバンドって、
『個性的なヴォーカリストが居たバンド』
だったんだよね。

『メンバー全員が歌えるビートルズは別格』
としても
ミックが居るストーンズ
レイ・デイヴィスのキンクス
エリック・バートンのアニマルズ
ヴァン・モリソンのゼム・・・

好きなんだけれど
『ホリーズ』辺りだと少し弱くなる

『マンフレッド・マン』
『デイヴクラークファイブ』
『ハーマンズ・ハーミッツ』
などではメンバー名を知っている人も少ないくらい・・・
今やマニアックなバンドとなっているよね。

その点『ロジャーは本物のヴォーカリスト』だった!

このことは次作
『My Generation』
により決定的なものとなり、ここでの
『ヒキツケを起こしたようなヴォーカル・スタイル』
は誰もが真似たもんだった。

そして
「俺も楽器をやってバンドを組みたい!」
と少年達に夢を与えたに違いない。そんな
「オックスの弾く曲間のベースソロは、もう絶品!」

言うまでもないが俺にとっては
『ポールに次いで好きなベーシスト』
でもあるんだ。
まあ、
「ポールとオックスの順位差は周回遅れくらいの差がある」
んだけれどね。

盤で言えば
メイン写真のデビューアルバム
『My Generation』
がとにかく好きだ。

「良いメロディにロックのパワーが詰まっている!」
そんな
『ロックバンドのお手本的アルバム』
だからね。

ギタープレイで言えば
「この頃のピートは、まだまだ未熟」
と言えるものの、
そのタイム感や曲作りには既に素晴らしいものが見える。
このヒット後には、彼の努力、そして多大なステージ活動により
数年後『スーパーギタリストの仲間入り』を果たす訳だ。

最後となるが、ドラマーの
『キース・ムーン』
にも触れておこう。
『彼は生まれながらの天性で叩くドラマー』
であり、非常に稀な才能の持ち主である。

アマチュア・ドラマーが
彼を先生にしたところで、
ほぼプレイ的には参考にならないと思うね(笑)

とは言え、俺も時折
「キース・ムーンのように叩いてよ!」
なんて言ってしまうくらい、
『欲しいサウンド!』
なんだよね!

とにかく気持ちがプレイ全面に出て
しかも手数もアタックもその日の気分で変わる・・・
という独特なドラミングは
「まさにフーの根幹だった」
と言えるだろう。
『身体の中にリズムがある人間』
だったよね。

彼の死後にフェイセズから加入した
『ケニー・ジョーンズ』も俺は好きだけれど
やはり『お行儀の良いフー』になった感はあったよね。
もちろんその分、
『曲の良さが際立った時期』
であり、あの頃のライブも大好きだけれど
まあ、「キース・ムーンこそがフーさ!」と言う人に賛成だな。

今回は英国の至宝『The Who』について書いたけれど、
今後『裏路地のコーナー』でも
彼らの『裏モノ』をご紹介していこうと思うので、
『基礎知識』としてお知り置き頂ければコレ幸い。

では彼らについては、また後日。

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今夜も『Mash』と『裏路地』へ! ~魅惑のロック裏音源セレクション~ (まえがき)

2024-02-02 11:10:01 | 編集長「MASH」懇親の裏筆『今夜もMashと裏路地へ!』

『世の中には表と裏がある!』

こんな事を書くと
『何やら怪しいお話』
と思われる読者も多いだろうが、
『自民党政治家の裏金』
を上げるまでも無く、
「この世は裏で動いている・・・」
ワケでねぇ・・・・(いやだねぇ~)。

ココでは
『音楽についての裏側』
ってことなんだけれど
『裏方(ウラカタ)の話』
では無いぜ!

ココで言う『裏』とは
『裏モノのお話!』
と言うわけ!

で、あらためて
『俺のメイン・テリトリー』
というと

『ビートルズ』
を筆頭に
『ボブ・ディラン』
『グレイトフル・デッド』
『ローリングストーンズ』
と大物たちが続くワケ・・・

まあ
『この4アーティストだけでも裏の音源や映像は相当なもの』
が有るのよね!

基礎知識として
昔から洋楽ロック界においては
『裏音源ブートレッグ(海賊盤)は文化』
と言われており
「ブートの出ないミュージシャンは二流!」
とまで言われるのがロック好きの常識なのだ。

今の時代、俗に言う海賊版
とは『偽物』の意味なのだが
ロックのソレは少し意味合いが違うんだよね。

ロックのブートに関して言えば
『貴重な音源をレコードやCD、DVD(最近はブルーレイも多い)として販売されているモノ』
を言い、
『西新宿界隈では普通に専門店が乱立されている!』
のをご存知の方も多かろう!

そう!
「ブートこそが裏ではなく、表なのだ!」
と声を大にして言いたい!
そんな俺なのさ。

ソレを知ってか
『ボブ・ディラン』
『グレイトフル・デッド』
『ローリングストーンズ』

『レア音源発売を自らの手で進めている』
始末。

主にライブ盤が多いのだが、
ボブはレコーディングセッションなども出していて
その名も『ブートレッグ・シリーズ』と言うのだから
素晴らしいの一言!

ちなみに
『ビートルズ』

『アンソロジー』

『映画Get Back』
『デラックス・エディション』
などで出してはいるが
本格的なレア音源シリーズとなると
『ポール亡き後の大放出』
となるのであろう。

ちなみに、俺の周りには当然 この辺りのマニアが多い!
『知り合えば、知り合うほど深まる魅惑の音世界・・・』
いやぁ、ホント
『聴かずに死ねない音軍団』
なのよね!

ネットでは
「ブートを買うとパクられる」
とか
「違法なので手を出すな!」
など、事情を知りもしない奴らが声を上げているが
「全部ウソです!」
実際は
『来日したミュージシャンが自分のブートを買う人も多い』
んだぜ!

はっきり言って
『堂々と購入して楽しめば良い!』

一部のマニア間では音源トレードも頻繁に行われ、
『ロック・コミュニケーションの大切なパーツとして息づいている!』
そんな歴史も有るんだよね!

と言うことで、俺がこの
『裏通りの道先案内人』
として、いよいよ
『アンオフィシャル音源 & 映像』
について、
満を持して新連載を立ち上げ、
書くコトとした!

名付けて
「今夜も『Mash』と『裏路地』へ!」

どうだい?
興味深々だろ?
俺の独断と偏見で
『様々なアーティストの名演をゴソッ!』
と、ご紹介して行くぜ!
何せ『裏路地』だからな!

どうだい?
「面白いモンがゴロゴロと転がっていそう」
だろ?

でもこの
『レア音源の世界』
って、1度手を出すと、
『決して抜け出せないマディウォーターな世界・・・』

各々(おのおの)方、
十分とご注意あそばせ!

俺、手加減は一切しませんよ(笑)!

《編集長「Mash」筆》

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