「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

《 しりとり名曲大全集 》 ( 第3回 ) 「イージー・ゴー 」(オーティス・ラッシュ) Text by Mash

2020-08-28 11:29:00 | 編集長と副編集長の名曲紹介「しりとり名曲大全集」

前回「ハウリンメガネ」氏ご紹介の名曲が
EW&F「You & I」だったので、
今回は「イ」から始まる「しりとり」だ!

しかし、「イ」って、それこそ
「ビートルズ」や「ボブ」
そして「ストーンズ」「クラプトン」まで・・・
ズバリ予想できてしまうような名曲が多いでしょ?(笑)

まだこの連載は「第3回目」なので
「その辺りの誰もが知る名曲は早い!」
と勝手に私は判断させて頂いたゾ!
と言うわけで、誰も予想していない
そんな名曲を出そうじゃぁ無いか!

Otis Rush
「Eaay Go」
(Written by O.Rush)

曲紹介に行く前に、そもそも本日の主役
『オーティス・ラッシュ』氏をご存知か?

90年代には何度か来日公演もしており
筆者もライブで彼の「生ブルース」を
グイグイと味わった経験を持つが、
タフでエネルギッシュなブルースを繰り出す
「伝説の黒人ブルースマン」である。

既に故人であるが、
「幾度も口にされて当然」
と言える「ブルースマン」であり
素晴らしい「コンポーザー」「ヴォーカリスト」
そして「ギターリスト」でもある。

私もご多忙に漏れず
「ブルースブレーカーズ」
により彼を知る事となるのだから
クラプトンの「黒人ブルースへの功績」は
本当に大きく、素晴らしい仕事だと言えるだろう。

無論、若き日のクラプトンもストーンズの面々も
「ただブルースが大好きでプレイしてただけ!」
だっただけなのでしょうが、今や
「彼らやボブによってのみ大衆にブルースが流れる現状」
ですからね・・・。

ココではアルバム解説を多くは語らんが
『やっと大手キャピトルと契約したのに、
 奴ら俺の盤を出そうとしねえのさ!』
と彼は怒り心頭で語っていたものだ。

本作は71年に録音したものの
「多少ブルース・ブームに陰りが出て来た時代」
そのトバッチリを受け、なんとリリースされず!
そして「お蔵入り」となってしまった作品なのである。

作品に自信を持っていた彼は、
5年後の76年に自ら支援者を得て本作
「Right Place,Wrong Time」
を無事にリリース。
後世まで語り継がれ、
そして売れ続けている大名盤となったのである。

メデタシメデタシ・・・。 おっと、
ココで終わってはいけない!曲紹介へいこう!

その曲は『Easy Go』!
「コレぞブルースギター!」
と言えるプレイが実に気持ち良い。
そんな「インスト曲」で
テンポ良くギターを引き出してくれるバックによって
「ギター弾きとしてのお手本的インスト曲」

それと同時に
「ギターを気持ち良く弾かせるバックのお手本」
に仕上げられているのところが嬉しい。

存分にGibson「ES335(セミアコ)」の音が
スピーカーから炸裂するこの曲の悦びこそ
「ギター弾き」ならずとも「恍惚の瞬間」であろう!

「ギター弾き」なら「満面の笑顔」となり
「ギター弾き」に憧れる君なら
「羨望の眼差し」で耳を傾けることだろう・・・。

論より証拠!
盤全体がマスターピース!
この曲以外にも
「本当に素晴らしいブルース」
で溢れているので、
ぜひCDで(構わないので)購入して欲しい!

余談ですが
もちろん「新品レコード」も出ています!
大名盤ですからね!
有り難いこっちゃ!

きっと「ハウリンメガネ」氏も
「お気に入りの盤」でしょう!
と言うわけで《しりとり》次は『ゴ』!

ハウリンメガネ!よろしく!

《 編集長「Mash」筆 》


「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」 (第22回)「続わらしべ長者」?(Side B)

2020-08-27 12:50:00 | 『フクシマン土屋』コラム集

こんにちは先週に引き続き「フクシマン土屋」です。

前回は話途中で突然終えてしまい申し訳ないっス!
(決してビールを早く飲みたかったからではありませんよ!!!)
続きとなるので、前回をまだ読んでいない読者様など・・・
まさか、いないとは思いますが、もしまだ読んでいない、
もしくは復習してから読みたい!そんな方々は以下をチェック!https://blog.goo.ne.jp/12mash/c/233b3e935f7f1ceb1d5f2b9f8f1f1736

まずは前回写真で紹介できなかった、
手押し車、一輪車の通称「ネコ」!コレだ!!(笑)


普通の手押し車の一輪車だよね!
なにゆえ「ネコ」と呼ばれているのか?
それは農家さんもわからない「謎」だ。
まあいいじゃないですか、工事現場でも通用するようですよ!

そう、「桃の収穫手伝いの話」をしていたんだね。
今回フクシマンが手伝ったのは
「あかつき」
「まどか」

福島の主力品種は「あかつき」!
フクシマンが「選果」した
(物かどうかはわからないが)、
その「あかつき」を編集長に賄賂(ワイロ)で送ったんだよ。

というのもこの記事、第19回で
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/d1933974857fd23f02afc59ed1983307
福島の超絶「美味しい桃」を送ると予告してしまって(笑)

ところが「桃」を送った後に、
今度はMASHから「ブツ」が届いてね。
これが開けてびっくり!

「2.1chマルチメディアスピーカー」+「名作CD群」だ!

うんうん、よほど「福島の桃が美味しかった」とみえる。
いやいや「桃が美味しかったのは間違いない」としても、
それにしてもコレは
「ずいぶんとすご過ぎやしないかい?」
彼らしいっちゃそうなんだけどサ。

フクシマンはここ「ハードパンチBlues」で
記事を書かせてもらっている割には、
「音」には無頓着でね。
昔は少しこだわっていた頃もあったけど、
今は聴ければなんでもいいかなくらいで・・・
多分そういう人も多いと思うんです。


第17回で→https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/34e13dfa1b5f7e6f1612735e2f5da170
その辺のことを少し書いたんだ。

それに見かねた(聞きかねた?)MASHが、
できるだけ本当の「音」で聴け!
と「ブツ」を送ってくれたようなんだ。
で、その程度のフクシマンだから
「音の違いなんてわかるのか?」
そんな不安を抱きながら試してみたんだ・・・

いや、それが設置し始めると大変でさ!
結局部屋の模様替えまでしゃちゃって、
えらい大変なことになっちゃったよ。(笑)
あっ!「音の違い」でしたね!ハイ。

これが「音の違い」どころじゃないんだよ!
「音楽のキモ(ポイント)」である「低音」が出て、
しっかりとベースやドラムの渋いサウンドが入って、
それによって「グルーブ」が生み出され、
ずっしりとBASSの効いた「タイトなサウンド」!
それでいて「耳に優しい・・・」
そんな「音レボリューション」が感じられたんだ!

※以上「MASH氏の手紙」より抜粋です、
フクシマンの言葉じゃありませんすみません(笑)

まあ感じたことは
「今までさんざん聴いたはずのCDが『別物』になった!」
今まで聴こえなかった音が聴こえる。
今まで聴こえなかった楽器が聴こえる。
なんだか「聴くのが楽しい」じゃないか!
こんなかっこいい曲だったのか!
と再認識しております(笑)

スピーカー(サブウーファー付き)で
「こんなにも変わるものなのね~」と
鈍いフクシマンでもわかりましたよ!
そして同封された「名作CD群」。

ボブ・ディラン
デヴィッド・ボウイ
ザ・ローリング・ストーンズ
ジェームス・ブラウン
ポール・マッカートニー
エリック・クラプトン
ザ・ブランニュー・ヘヴィーズ
レゲエアーティストによるビートルズのカバーアルバム

これらのアーティストでも
「特に聴いておくべき名アルバム」を
なんと8枚!

そしてこれらのアーティスト&アルバムの説明、
紹介を手紙に書いてくれているんだけど・・・
さすがプロの音楽ライターの編集長。
読んでいると次々にどれも聴きたくなるんだよ!
帯に書いてあったら買っちゃうみたいな(笑)

正に今、くそ暑い中「レゲエ」と「JB」で
ますます暑い夏を過ごしております!きもちいい~。

ということで「福島の美味しい桃」が
「スピーカー」+「CD群」に化けましたとさ。
めでたしめでたし。(笑)

そして、
田んぼも継続中だ!

なんせ収穫した稲は「酒」になるんだからねぇ(笑)
酒米(酒造好適米)「亀の尾」だ!
収穫した酒米を県内の二つの蔵で醸してもらうんだ!
それを飲み比べする!!!

もう、これがあるから田んぼの作業も頑張れるわけでサ(笑)
このへんも追ってレポートしていくゾ!

今回も「イイトコ探訪 福島県!」を
読んでくれてありがとうございます。

さあ原稿も書き終わったしCDを聴きながら

昼からビールもあけちゃうぞ!
(このセリフ大いに気に入ったらしい。笑)

《「フクシマン土屋」筆 》


《健康食を語る新連載》 (~まえがき~) 見掛けによらず?私「Mash」は「食」に「コダワッテ」いるんですよ!

2020-08-26 12:25:00 | 編集長『MASH』の『生涯アスリート生活』(食・ケガ・トレーニング)

「食にコダワル」
こう書こうものなら
「食通」やら「グルマン」やら
ネット上だけに、様々なコトを
好き勝手に思われそうだが
そもそも、俺がそう見えるかい?(笑)

まあ、それはさて置き・・・
俺の「食へのコダワリ」とは
何を隠そう「素材」へのコダワリでR。
そして、出切るだけ
「調味料を使わない食事」
を、心がけて日々食している。
ココが「コダワリ」だ!

まず「このコダワリ」は
どこから生まれたのか・・・
そちらからお話したい。

俺は悪名高き
「ロック・ミュージシャン」
を長くヤッていたお陰で、
サッカーに戻った30代前半時は
ボロボロの身体であった。

椎間板ヘルニアも患い、
中性脂肪値も異常値に・・・
「コレじゃぁ、さすがにマズイ」と思い、
「食」と「運動」という
「人間生活の基本」へと立ち返り
真剣に取り組んだのであった。

それにより
「基礎のトレーニング」と「食事」により
(コレが俺の「Mash式ダイエット」)

         ↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/c/851082bd8de7e0091ac3640551bccf34

体重を1ヶ月で54kgから8kg減の
「46kg」に仕上げてからは、
身体が研ぎ澄まされ「異物を嫌う」
そんな身体へと変わって行ったのである。
あれから「もう15年が経つ」のだから
「食」に関しても、より一層加速しているんだね。

有り難いことに、ウエイトが落ちたと同時に
「食の趣向」も徐々に変化していく・・・
そんな自分が居た。

今では当たり前だと思うが、
「脂っこい物」が最初にダメになり
「塩コショウでの簡単な炒め物」
がコレに続いた。
そして、最後には
「湯通ししただけのウィンナー」
でさえも受け付けなくなり、
「牛豚肉断ち」へと進むのである。

現在は身体の為に
「動物性たんぱく質」は日々の「魚」と
「2週に1度、有るか無いか」の割合で
「湯通し鶏肉ニンニク添え」を食すのみだ。

調味料は味噌、醤油という
「古来からある日本的な自然調味料」以外は、使わない!
ココが「食に対するコダワリ」でR。

さて、そもそも先に挙げた
「湯通ししただけの鶏肉」なんて
素材が良くなきゃ不味いだろ?
調味料を加えないのなら尚のこと!
「ニンニク」も「魚」も、勿論そうだ。

そして日々、野菜をたくさん食べている。
野菜は「温野菜」にして
「オリーブオイル」や「アボガドオイル」
を垂らすだけ!とても簡単で美味い。
コレも「オイルで味に違いが出る」から
実に食べていて、楽しいワケだ!

「難しいことは長続きしない」から
メニューは「常にシンプル」だ。
そして「栄養バランス」に注意し、
「腹八分目」を心掛けている。

我が家では
一日で一番「量を摂る食事」が「昼食」だ。
メインは決まって
「大豆製品と野菜タップリの煮物」!
我が家の「醤油と生姜のみで作る出汁」こそ
「究極の精進料理」と言える按配(あんばい)。

ここで「だしの素」とかの「化学調味料」
を「入れて当たり前」と考えて
ソレ!ソレ!ッと入れちゃうと
味も健康も害しちゃうのよ。

もっとも俺も昔は「だしの素」を入れていたがね。(笑)
これも急に「なにか変?」と感じて、
それっきり、止めたんだ。

で、ある日「生姜」に目をつけて試してみた。
「生姜」は「身体も温める食材」だし
「味も調え」しかも「薬膳の定番」でしょ!

バッチリだった!本当に万能なんだよ!
醤油と煮込むと深みも出るし
丸い味に仕上がるんだ。そこがまた最高だね!

そうやって「食にコダワリ」
私は毎日、美味しく
「ほぼ同じメニュー」
を戴いています!

変な調味料が無いと
「毎日同じメニュー」でも
「常に美味しく感じる」から
ホント不思議だよ。

今後これらの「簡単レシピ」も随時ご紹介するので
読者の皆も一度トライして欲しいぜ!
案外「ハマル」と思うよ!

《 編集長「Mash」筆 》


「ある女性」との夜に、こう聞かれました。『Mashさんの「コンプレックス」って何ですか?』

2020-08-25 13:07:34 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

以前ある女性とBarでお酒を飲んでいたら
「Mashさんのコンプレックスって何ですか?」
と聞かれたことがある。
ココで言われるコンプレックスとは
「劣等感」を意味し
彼女はそれを私に尋ねたのだと思う。

「別に無いよ」
と私が答えると
「えぇ~そんな人、初めて見ました!」
と言って、自分のコンプレックス箇所を
随分と長くしゃべり続けていた(笑)
きっと聞いて欲しかったんだね。

だって彼女のその「コンプレックス話」には
「目がもう少し大きければ・・・」
とか
「背だって低いし・・・」とかが大半でさぁ・・・。
「おいおい、161.5cmの俺が何とも思わないのに
君は何を言ってるんだよ!」
って具合でしょ?
そうしたら
「Mashさんはイイんです。」
とか言ってのけてね(苦笑)。

そもそも筆者の身長が高かったら
「もう少し足が遅かったかもしれない・・・」
「ギターを弾いていないかもしれない・・・」
「今の人生さえも無いかもしれない・・・」
ワケでしょ? そうすると怖くなるよ(笑)。

何でこの人は
「そんなことを考えているんだろう・・・」
ってつくづく思ってね。
で、ハッと気づいたんだけれど
「ああ、この人は今、幸せじゃぁないんだなぁ」って。
それを「もっと胸が大きければ・・・」とか
「仮定の話ですり替えて」
ずっと「ツマランコトを抱えたまま」
生きているんだなぁ・・・。ってさ。
何とモッタイナイことか!

さて、昨日
「性格は変わる」
というお話をコチラで書きましたが、
彼女と私が違うところはただひとつ。
そう、「マインド」の部分だけです。
分かり易く言うと
「後ろ向き」か「前向き」か?
というこの一点だけですね。

「どうせ私なんて・・・」
って思う彼女は明らかに損をしています。
筆者は一度足りともそう思ったことは有りません。

中学野球の打席でさえ
「打てるかなぁ・・・」とは思っても
「どうせ俺なんて打てるわけ無い・・・」
なんて絶対に思わなかったゼ。
逆に練習も何もしていない今は
「打てるに決まってる!」
としか思わんがネ(笑)。

ココで大切なのは「マインドセット」です!
裏付けなく今は「打てる!」と思うわけ!
「気持ちで負けたらいけない」のです。
彼女は「気持ちで負けている」ワケで
「そこそこ可愛いんだから、シッカリしなさい!」
とか言うと
「そこそこって何ですか?」って(笑)
おいおい、取る部分は「可愛い」って方でしょ?

ホントいろんな人が居ますが、
このような人は大抵、お酒が進むとよく泣きます。
「私なんてぇ~(シクシク・・・・)」
って具合に(笑)

その後に「過去の恋愛話」を
次々と聞く事となり
「今夜は独りにしないで!」
なんてことになる・・・
その前にオイトマしておかにゃいかん(笑)。

結局言いたいコトは
「過去には生きられない」ワケでさ。
「過去を踏まえて変わろうよ!」
って話なんだよね。
そう。「未来の為に!」さ。

その女性とは何度かお逢いして
このようなお話を致しましたが、
今はどうしていることやら・・・
彼女の「今が幸せ」なら
私も「嬉しい限り」なんだけれどね。

《 編集長「Mash」筆 》


「楽しく生きる」為に「性格を変える」というコト!「性格」って、誰でも簡単に変えられますよ!

2020-08-24 14:37:01 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

子供の頃から「小児喘息」が酷く
筆者は幼少期に「死」を意識しながら
同時に「生きる」コトを考えていた。
小学校2年生くらいの話だ。

私は今では信じられないが
「小学校2年生まで、体育は見学」であり
外で走ることすら出来なかった。
当然「体育」の成績は
「がんばりましょう」であった。

勿論この幼少期の経験は
「孤独との戦い」
であり、大いに
「内向的な自分」
を創り上げていった。

ちょうど同時期の80年に
「ジョン・レノン」が射殺され
そのあまりの衝撃から
家に数枚だけあった
「ビートルズのシングル盤」を聴き
音楽が「自分を癒していく」のが分かった。
「孤独と引換に音楽を手に入れた」
そんな素敵な瞬間だった。

後に私はこの「ジョンの死」が
より自分に「死」を意識させたことを知るのだが
その話は後日またするとして、とにかく
この時を境にターニングポイントとなり
全てが好転したように思う。

その後筆者は
週に一度の「体質改善の注射」を打ち続け
「喘息」は急激に治っていき、
スポーツマンに生まれ変われたのだ。
だから今でも日々トレーニングをし
「あの頃の辛い時期に戻らないように」と
教訓の様に生きているのですね。

さて、当時当然ながら
私には時間がたくさんあった。
外に出て元気に遊べないからね。
でも、その代わりに
「自分をジックリ見つめていた」のだ。

私の性格は「常にイライラして短気」だった。
不健康って欲求不満の固まりだからね。
でも「何かに集中すればイライラが収まる」
そんなコトもこの時に知ったんだね。

逆に「人前では元気に明るく振舞って」いた。
これは「病気の自分」を悟られない様に・・・
そんな「防御術」であろう。
その両方が随分と私を苦しめていた。
また、当時大流行した「ガンプラ」なんかには
のめり込めなかった。祖母がプラモ屋経営で
無料(タダ)で貰えるにも拘らず(笑)

これで知ったことは
「出来上がりが分かる物」に自分は興味が湧かない・・・
ということであり、ソレと同時に
「皆がヤッているコトへの反発」も
多いにあったように思う。
今思うと特に後者は
「体育見学時」のヤッカミかもしれない(笑)。

しかし、この性格をも自分は早くに理解できたからこそ
「自分が興味を持てる道を信じ突き進む」
というコトを選べたのだと思う。
これが最も顕著に現れた例が、もちろん
「ビートルズ」であろう。
「ワム」全盛期に「ビートルズ」を叫ぶことへ
私は「一種の快感を覚えていた」
くらいなのだから。

その後、前述の「注射のお陰」で
病気を完全に克服し、
中学に行く頃には、もうそのバランスを
上手く取れるようになっていたのだ。
そこでは外的には
「野球」と「サッカー」を楽しみ
同時に内的には
「ビートルズ」と「文学」に集中した。
オマケに「ギター」も手にしていたのだから
まあ、すっかり土台が出来ていったワケね!

「性格を完全に変えよう」
と思ったのはその頃だ。
まだまだ「時々顔を出す怒り」を
「どこにブツけるのか?」
というコトが焦点となった。
隠れてタバコを吸うだけじゃぁ
大いに見せ掛けだったのさ(笑)
「当時の不良ごっこ」は
あの頃の皆が「通った道」だろうけれどね。

そこで私は中学3年の時に
「学校の新聞委員長」となり
色々な取材をし、
記事を書き、
新聞をマトメる・・・
そんな活動に「思いをブツけた」のだ。
「伝える側」に回るコトをココで決めたお陰で
「何かフッ切れた」そんな気がした。

高校時代は一層「ギター」に打ち込み、
エレキも手にし、曲もどんどん書いたけれど
紆余曲折しながら
結局は「書く道」を選ぶことにした。
筆者はイングウェイみたいに
早く弾けなかったからね(笑)。

とにかく高校時代は
本当に「たくさんの来日ライブ」を見たんだ。
自分の趣味とは到底違う人たちも含め、
取材として、経験として、
本当にイヤというほど見に行ったし
それこそイングウェイも買って聴いたさ。

高校卒業後には、そんな経験を生かし
「音楽ライター」をやりつつも
「自分のバンド」で都内を駆けずり回っていた。
「伝えたい!」ただそれだけの為にね。
まさか、オマケだった「ギター」が
自分の人生を支えてくれるとは・・・

ソレもコレも
知らず知らず「自分の内なる怒り」が
「戦争」や「平和」そして「愛」へと
自然と向いていき
そのような「内向的な部分」を
常に膨らませながらも
「伝える作業」を外交的な
「バンド活動」や「自分のレーベルや店」
という方法で、日々発信して行く・・・
そんなサイクルを創り上げたのだろう。

結果的に
「上手く性格を転換することが出来た」
というのが、とても大きいと思う。
そう。すべては
「自分の性格を知り、性格を転換させた」
コトに尽きる。
「自分の中に湧き立って来る怒り」は
常に「曲」や「文章」「ステージ」で
「吐き出して来た」お陰で
「すっかり角が取れて、丸くなっていった」
んだね。

結論を言うと「性格は変わる!」
「変わっていく道筋(シナリオ)」
だけをシッカリ立てれば
ホント、簡単にね!

そして
「性格を上手く転換」
すれば
「人生も上手く転換する」
んだ。

逆に
「自分はこういう性格」と、
「今の性格」にシガミ付いてウジウジしていたら
残念だけれど、一生「好転」はしません。
今のもまま体力が衰えて、死ぬだけです。
時代はこのコロナ禍・・・
君も今こそ
「マインドを変えて」みたらどうだろう?

今は間違いなく「インプットする時」でしょ?
「たわいもない趣味」を「絶対の特技」
としてしまえば
「現在抱えている最大の弱点(だと君が思っているもの)」
そんなモンだって
「感じなくなるくらいの自信」
が付いているはずだよ!
そうなりゃもう「性格変わってる」よね(笑)!

そしてコロナ後の「アウトプット」時には
それらを「バァ~っ」と出せばイイ!
今こそ自分をガラッと変えてしまおうよ!
「ピンチはチャンス!」
本当にそうだからね。

ぜひ「ゲーム感覚」でトライし、
頑張ってほしいモンだぜ!

《 編集長「Mash」筆 》


「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」(第21回)「わらしべ長者?」(Side A)

2020-08-20 13:16:24 | 『フクシマン土屋』コラム集

連日35℃超えの猛暑日が続く福島市よりお送りします。
こんにちは「フクシマン土屋」です。

全国のニュースで最高気温の都市名が言われますが、
「福島市」よく見かけるよね~(汗)
暑いことで有名な京都や山梨、
そして福島に共通するのが
そう!ズバリ「盆地」だってこと。
温暖化の影響で日本中暑いんだけど、
この「盆地」という地形は厄介やで...

いわゆる「夏暑くて、冬寒い」!
(理屈はぼんやりとしかわからんが…)
まあでも寒暖差の大きいことで
「果物」なんて最高に美味しいし!
そうそう「桃」の収穫お手伝い、行ってまっせ!

昨年初めて「お手伝い」した作業は桃の「運搬係」。
これは木から「もぎ取った桃」を、
「仕分け作業をする場所」まで「運ぶ」のだが...
単純とは言え、気の抜けない作業なんだ!

第一に桃はとても傷つきやすくデリケートだからね。
外側からの圧力に非常に弱いんだ。
運ぶ時の「振動」や「衝撃」は大敵!
それらのないよう、慎重に行わなければならない。

収をもぎ取る係の人も複数だ。
ふたつずつチマチマと運んでいては間に合わない。

そこで登場するのが手押し車、一輪車の通称「ネコ」!
なにゆえ「ネコ」と呼ばれているのか?
農家さんも「昔からそう言っていたから…」
と理由はわからないそうだ。
でもなんか愛着がわくよね、かわいく見えてくる(笑)
(ここまで言っておいて写真がないことに気づきました汗、待て次号!)

「ネコ」に収穫袋を最大でよっつ積んで
畑の中を移動するのだが、そんなに簡単じゃあないのよ!
なにせフクシマン、一輪車など押したことがない!!
(いいとこのお坊ちゃんではありませんが)
商品を積んでフラフラと危なっかしいのを見かねて
「初めはふたつくらいでもいいよ」と...

一輪車は思いのほか不安定で、
収穫袋よっつ積むとかなりの重量だ。
さらに桃畑の足場は平らではない!
意外にデコボコしてる。
振動や衝撃に注意して暑い畑の中を何往復もする。
「運搬係」それは、
「体力・バランス感覚・集中力」を必要とする
立派なスポーツ、アスリート作業に他ならないのだ!

で、フクシマンやらかしました。
「ネコ」から「収穫袋」落っことしちゃいましたよ...
「あわてたわ~~だって商品をキズ物に・・・(ごめんなさい泣)」
最初はみんな「やらかす」んだって、
皆さんが言ってくれました。
(ありがとう泣)

そんなことがあった昨年1年目。
今年2年目は、「運搬係」+「選果係」!
なん~んと「係」が増えました(笑)

「選果係」は「運搬係」が運んできた桃を、主に
「贈答用」・「共選場用」・「ご自宅用」・「その他」
に仕分けする作業なんだ。

これは何と言っても「集中力が肝心」な作業だ。
次々と運ばれてくる大量の桃のプレッシャーに耐えつつ、
黙々と桃を仕分ける、そしてまた、仕分ける。
もちろん桃を見分けるために手に取るわけだけど、
これもそっと優しく触れる!
ただし仕事だから当然スピードも必要だ!
もたもたしていられない。

一瞬で見極め(フクシマンはできませんが)、
各コンテナへ並び入れてゆく。ただただひたすらに・・・。
コンテナがいっぱいになると、
それをトラックの荷台へ積んでいく。
ここでも桃をキズ付けないよう注意してね。
(荷台へ積む場所もコンテナごとに決まっていて整然と積むんだ)

「選果」はとても微妙な作業だ。
「キズ」・「形」・「色づき」・「大きさ」などなど。
仕分け判断の要素は複数で複合的に判断するからね。
人によって違いは出るし、
自分でも判断に迷うことがある。

もうほんのちょっとのキズとかで「贈答用」が「ご自宅用」に。
その差は紙一重なんだ!
そういう桃がご自宅用に入っていた人は
とて~も、ラッキーでしょう(笑)

フクシマンは自分が貰って
「うわっ!これ箱から出てきたらチョーうれしい!」
と感じた物は、迷わず「贈答用」へ入れることにしました。

収穫作業は桃を木からもぎ取る「収穫係」、
そして「運搬係」に「選果係」で行われるけど、
これは連携の取れた無駄のない
実に見事なチームプレーなのだ!!

今年、選果を初めて経験し、
運搬ではネコから落とさずになんとかやってきたフクシマン。
ちょっと気をよくしたわけじゃないけど、
「もぎ取る作業」をお願いして見せてもらった。

早い!
見て、少し触って瞬時に判断して・・・
もう、どんどん、どんどんと、もぎ取っていく。
しかも地上からだけじゃない!
脚立に上り高所の作業もお手の物だ。プロは違うぜ!

この脚立での作業は「摘果」の時に
すでに経験しているのだが・・・・
もいだ果実を地上へただ落とす摘果と違って、
もぎ取った果実を肩から下げた
「収穫袋」へ入れていくんだ。
当然だんだんと重たくなるし不安定にもなる。
ここで
「やってみるかい?」
来たぁ!待ってました!そのお言葉(笑)
というわけで「もぎ取り」初挑戦!
(もちろん地上からだが)

レクチャーを受け、いざっ!
「ボキッ!?」
やっちまいました...
枝から折れやした...(泣)

農家さん、きっと苦笑いされていたと思われます。
(申し訳なくて顔見れなかったんで想像です)
気を取り直しても一度。

「ポキッ!」
おおっ!
うまくいった!!

うまくいった時はホントに
「ポキッ!」と気持ちの良い音がするのだ!
取り頃のモノは余計な力はいらない。
もう摂られる準備ができているんだね。

農家さん「来年は収穫もやってもらうかね」
なんて冗談をおっしゃってました。
でも取り頃の「見極め」は「選果」以上に難しいのだ。
だって手に取ってしっかり見るわけにはいかないからね。

ただ、うまく取れた時の感触と音は
もう「クセになりそうな気持よさ」だった。
すばらしい貴重な体験を、ありがとうございました。

ところでみなさんは「桃の品種」どれくらいご存知かな?
福島の代表品種としては
「暁星(ぎょうせい)」
「あかつき」
「まどか」
「川中島白桃」
「黄金桃」
「ゆうぞら」
エトセトラ、エトセトラ…

まだあるけど実はフクシマンもよくは知らないのだ...
(正確にはわからないが20種くらいあるらしい)
これらは当然ながら品種ごとに特徴が異なり、
味わいも変わってくる。

ほら、コーヒーとかワインも品種で違うじゃない!
(同じ品種でも地区や畑で違ってくるのも一緒)
ぜひ福島へ来て「食べ比べ」をして、
好みの品種を見つけてほしい!
なんせ地元にしか流通しない品種もあるのだ!

ちなみに神奈川県藤沢市で生まれ育ったフクシマンは、
「桃はやわらかいもの!」
と思い込んでいたのだが・・・
どうやら福島では「固い桃」が普通に好まれるのだ!
これには驚いたよ。

だって「固い」=「甘くない」イメージだったからサ。
ところが
「固い」≠「甘くない」、「固くても」→「甘いんだ」!
知らないだけ、思い込んでいただけなんだね~。
もちろん「柔らかくて超あまい桃」もあるんで、
これも食べ比べてみてくれ!

で今回フクシマンが…あれ?!
けっこう書いちゃったな・・・
もう少し続きがあるんだが…
タイトルの「わらしべ長者」って意味不明だし!

「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれて
今回もありがとうございます。

編集長の許可なく次回に続きます!
(大丈夫なのか?)
続きは1か月後でなく、もっと早いタイミングで!
(大丈夫なのか?)

さあ原稿書き終わったし、
昼からビールもあけちゃうぞ!
(ハウリンメガネくん風に笑)
待て、次号!

《 「フクシマン土屋」筆 》


今日は終戦記念日・・・ 今こそ「香港のこと」について書かなきゃイカンだろ!

2020-08-15 15:54:26 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

香港に危険が及んでいる・・・

日本語も流暢に操るアグネス氏(周庭氏)が
完全に「見せしめ」で逮捕された。
しかも「香港国家安全維持法」によって・・・
この事実はとても重い。

先日開放されて、メッセージを出したのを聞き
とりあえず「ひと安心」したものの
香港が「ほぼ中国本土に組み込まれた」
と言っても過言ではない、そんな出来事であろう。

これはもう2014年の「雨傘運動」あたりから
多くの香港市民が抱いていた不安が
今や公然と行われている・・・という事実であり、
世界と約束した「一国二制度」は
「巨大な中国マネー」と共に崩れ去ろうとしている。

習政権は「世界第二位の経済大国」となった今
自国から出た「世界のコロナ禍」を良い事に
トランプ大統領の下で結束できない・・・
そんなアメリカから「世界の覇権を奪おう」と
「大々的に攻撃に出た」と言えるだろう。

哀しいことに、いつの時代も
「混乱は一部のリーダーにより繰り出される」
わけだけれど、
今回はトランプの「アメリカ自国主義」という隙を
習主席が虎視眈々と狙い、コロナ禍を突いたわけだ。
もちろんトランプのセイで「アメリカの世界的信頼」は
とうに「失墜していた」から、狙い目と考えたのだ。

分析しても仕方ないよね。もう起こったことだし、
今は「香港を完全に統治した」と世界に知らしめ、
「中国共産党政は如何なる時も揺るがない継続」
を世界にアピールすることとしたのだろう。

しかし、「ここに来て変化が出て来た」ことを
習近平は見誤ったのではないだろうか?
中国が今までアジアやヨーロッパで成功していた
「一帯一路」構想が破綻しかけている!
と言うではないか。

もちろん、それは
「コロナ排出国への不信感」

「香港への圧力に対する拒否感」
からである。

先に挙げたアグネス氏の逮捕は
知名度のある彼女を逮捕することにより
「非情なまでの香港への仕打ちを決定付け」
「言論統制を図る狙い」であることは言うまでもないが
世界に対して「何一つ共感が得られない」事例となり
「中国離れ」は加速するに違いない。
日本は「打算的にセコイ立ち回り」をするだろうがね(笑)。

現在のコロナ禍で「世界では危険な時期」を迎えている。
その全てが「中国発」なのは「彼らの政権」と無関係ではあるまい。
言っておくが、長年アメリカ政府が取り続けた
「お金を持てば中国も民主主義国家となる」という
「第二の日本的戦略」は明らかな失敗である。
(本策は北朝鮮にも使っていたが、中国共産党が存続する今、効果は皆無)

とにかく、日本みたいな国はもう出ないのよ!
「原爆落とされ」
「敗戦国になって」
「アメリカ統治で復興」
そして
「残った国民だけで民主主義を謳歌」
って、この国が稀なんだよね(笑)!
「不思議な国のジャパン」さ!
もちろん「戦争を仕掛けたのは日本」だから
何も文句は言えんがね。

最後に言っておきたいことは
「中国の一般国民に罪は何一つ無い!」
と言うこと。
こーいうことが有ると必ず
「中国国民を敵と見なす行為」があるでしょ?

今日は終戦記念日だから書くけれど
日本の戦争もそうだ!
満州とか現地で虐殺を繰り返し、
慰安婦たちを蔑(ないがし)ろにした、
「そんな現地の日本兵と日本に住む一般国民は当然違う」
わけだよね。

それと同じ。
もっと言うと「軍国主義の日本政府」が悪いわけだ。
それを政府の権力下で伝えられず、戦争に加担した
「当時のマスメディア」も悪だが・・・
(この話は今後、深く書いて行くが・・・今も同じだよね。)

今回の話も、そう。
「一般的な中国国民」は「中国共産党政府」とは違うし
例え彼らが洗脳されていたとしても
「中国政府」が統率しているわけでね。
その中国政府に「香港の自由」が脅かされ、
「今後の世界秩序」までもが脅かされている・・・

我々と同じように「民主主義政府」として生きていた
そんな「香港」がイギリスから中国に返還され、
「力でグイグイ押して来る中国共産党政権の脅し」
に屈してしまうのを、世界は黙って見ていることは出来ない。
コレを許せば中国は後々「台湾」でも同じコトを仕出かすだろう。

今「起きているコト」を
少しでも知っておいて欲しい。
「過去に日本が犯した戦争犯罪」
を知っておいて欲しい。
そして、みんなが考えて生きていって欲しい。
「世界はつながっている!」から。

「One World!」
絶対に忘れるなよ!

《 編集長「Mash」筆 》


明石のブルースマン「ハウリンメガネ」が贈る・・・「どこまでもヴァイナル中毒!」(第30回)《「しりとり」に続き「EW&F」編 》

2020-08-13 12:52:04 | 『ハウリンメガネ』コラム集

読者諸賢、ごきげんよう。ハウリンメガネである。

盆休みである。
筆者は今年は帰省しないことにしたので予定はガラ空き。
コロナでバンドのリハも自分のライブもなし。

スコーン!と10日間も予定が空くことなどまずないので、
初日から気分よく盤を回しながら気持ちよ~く家で腑抜けていた
(昼からビールもあけちゃうぞ!)
のだが、この連載コラムの〆切りというやつは容赦なくやってくる!

ああっ!腑抜け気分で何を書けばいいのだ?!
なんで盆休みにも〆切りは来るのだ(嘆き)……
となりそうでしょ?ところがどっこい、そうはならんのだ。

大型連休だろうが、いつもの土日だろうが、
やることなんざ大して変わらん。
結局、盤を回してギターを弾いては唸るばかり!
言いたいことも書くこともなんぼでもあるわい!
なので、今月もいつもどおりのコラムである。
みなさまもいつもどおりご笑覧あれ。
ちょっとだけ「休みにならねぇかな……」と頭をよぎったのは
勿論、編集長にはナイショだ!

さて、編集長と私の「しりとり対決」!
十分に楽しんで頂けているだろうか。
今月は編集長の回となるので、そちらを乞うご期待!
なのだが、問題は先月の私の回である。

アース(・ウインド・アンド・ファイアー)の「You&I」……
素晴らしい曲だ、と書いた。ええ、書きました。
(詳しくは以下をご覧れ!)https://blog.goo.ne.jp/12mash/c/cccdcf0a6a468b0fe93b771181bb8272

嗚呼……書き足りない!書き足りないのだ!
そもそも「黙示録」自体がいい盤なので、
しりとりで紹介した「You&I」以外の曲についても
「あれがいい、これもいい」
と言いたくてしゃーないのである!

よって今回の当コラムは「しりとり」からの派生!
アースのアルバム「黙示録」のレビューである!

バンドの細かい話は「しりとり」回を読んでいただくとして、
このアルバム、実はアースとしては「ディスコサウンド」への転換期にあたり、
大ヒットしたベストアルバム「The Best of Earth, Wind & Fire Vol.1」
の直後に発売されている。

軽快でポップな[A1]In the stone(石の刻印)で幕を開け、
ファンクネスと疾走感溢れる超名曲[A2]Can't let go(旋風の使者)へつなぎ
しっとりとした[A3 ]After the love is goneでサックスが静かに泣く
そんなエンディングからシームレスに繋がる
[A4]Let your feeling show(天空に捧ぐ)!
(しかし彼らアルバムにしろ曲にしろ、けったいな邦題が付くのは何故?
割と好きなんだけどさ(笑))

ボーカルのコンビネーションも然ることながら、
ベースとホーンのカウンタープレイに中間でのコンガの刻みが
とてもクールで印象的なこのA4が筆者は殊の外好きで、
ギターでもかなり熱心に練習した。
ただし!実はコピーしていたのはベースのフレーズ!
いいバンドは往々にしてギターよりもベースラインが印象に残ることがままある。
一番思い知るのが楽器のフレーズを拾う(コピーする)ときなのだが、
ギターを拾うつもりで気づいたらベースを拾っていた、
ということがままあるのだ。

(なお筆者がこのことを考えるきっかけになったのはキング・クリムゾンの
"レッド"。フリップ先生のギターを拾うつもりが、
気づいたらジョン・ウェットンのベースのフレーズを弾いていたのだ。
ウェットンのベースがギター寄りの音になっていたのも大きいが、
それ以上にウェットンの繰り出すベースラインそのものが魅力的だった
のは言うまでもない)。

盤を返して[B1]Boogie wonderland!
モーリスもプロデュースした女性コーラスグループ「エモーションズ」が
脇を務め、細かく節を刻むモーリスのボーカルとコーラスの対比が
実に印象的な代表曲。
イントロを聴くと渡辺宙明氏の曲を思い出すのは筆者だけだろうか
(ゴレンジャー等の初期スーパー戦隊や宇宙刑事シリーズなどの作曲でお馴染み。
実は氏は日本でいち早くミニムーグを導入した人でもあり、
筆者がムーグサウンドに心惹かれるのは幼少期の刷り込みがあったのでは……
閑話休題)。

[B2]Starはベイリーの喉を見事に活かしつつ、
変拍子までキメてくるゴキゲンなファンクナンバー!
サックスとベイリーの歌が混ざると時折どっちがどっちか分からなくなる(笑)!
喉をサックスばりに使いこなすベイリーの実力に脱帽!

[B3]Waitはアースの看板であるメロウなバラード。
ただこの曲もリズムのアクセントが独特で、
彼らの「先鋭的なセンス」が見受けられるのが面白い。
(この辺、魅せ方は違えど、アフリカンビートに接近した頃の
「ディシプリン・クリムゾン」と通じるものがあると思うのだが、
如何だろうか。)

[B4]Rock that!
タイトルずばり!
ファンカデリックもかくやといわんばかりのロッキンファンクチューン!
インスト(歌なし)の為、アースの楽器隊がどんなプレイをしているのかが
細かく分かるのがバンドマンには嬉しいところ。ちなみにこのアルバム、
スティーブ・ルカサー(スティーヴ・ポーカロも)が参加しているのだが、
前半のロックギターらしいソロは間違いなく彼だと思われるが、
後半のより荒っぽい魅力的なソロは彼じゃない気がする……
アル・マッケイじゃなさそうだし、ジョニー・グラハムかな?
つくづく実力者揃いだねぇ……

そしてしりとりで紹介した[B5]You & Iで〆!
と、いや、つい全曲通して書いてしまうほどの大名盤よ!

このアルバム、及びアースの全アルバムに言えるが
サウンドの核はヴァーダインのベースだ。
時にドラムと、時にギターと一体となりバンドを支え、
ここぞという時に前へ出る!
諸君!空飛ぶだけではないのだよ!ヴァーダイン・ホワイトは(笑)!

こういう素晴らしいベーシストを擁するアースだが、
筆者、不思議と「アース大好き!」というベーシストにあった事がない・・・
(日本だとドリカムのベーシスト中村氏が熱狂的なファンとして有名だけど)。
「これ、なんでだ?」
と思っていたのだが、先日、編集長と会話しているときに気づいた。

みんな、音楽をどうやって聴いてる?
(デジタル・アナログの話ではなく、環境のことだ)
もしスマホやパソコン備え付けのスピーカーやイヤホン、ヘッドホン等
で聴いてるとしたら、筆者は是非「別途スピーカー」を導入することを
強~くお勧めしたい。

別に高級品や大型スピーカーである必要はない。
一般的なコンポに付いているサイズのものでいい。
ただ、重要なのは「サブウーファー」があり、
「低音」がつまみでシッカリと調節できるブツが好ましい!

ベースやバスドラムなどの「低音」はある程度のサイズのスピーカーで
「空気を」鳴らさないとただの低音でしかない・・・
というか楽器の音として成立しない。「グルーヴが出ない!」のです。
さらに言えば最近の家庭事情に寄り添い
「低音を消す傾向のスピーカー」も多く出ており
「チャカチャカの高音を重視した骨抜き有名ブランド製」も多い・・・

「こんなブツでチャカ・カーンを聴いたらダメでしょ!」

故にハイとローを強調したバキッとしたスラッパーばかりに
ベーシストの人気が集まり、ヴァーダインのようにムチッとした音で
バンドと混ざるサウンドのベーシストが埋もれているのではないか・・・
と、筆者は確信を持って推論している。

アナログをやるのであれば勿論のこと、
CD、デジタルでもまともなスピーカーで鳴らせば間違いなくいい音は出る!
(まあ、アナログがベストな事に変わりはないが)。

ステイホームでお暇なら自作キットなんかも販売されているし、
DIYなんかも面白いのでいかがだろうか?
音楽の楽しみ方はソース一辺倒ではない!
「なにで聴くか」「どこで聴くか」「何故聴くか」
こそ、重要なファクターである!

諸君!とにかくスピーカーだ!
ベースを!アースを楽しむ為にもスピーカーを使えぇぇぇ!

……さ、ビールも冷えてるし、次はなぁに聴こっかなぁ~

《「ハウリンメガネ」筆》


本日「8月9日」も毎年同じ題材になる。そう!私「Mash」は『長崎の日』について「平和を書く」! 戦争は「Withコロナ生活」よりも「ストレスが掛かる・・・」のです!

2020-08-09 13:53:00 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

今日は「長崎に原爆が落とされた日」だ。
当然「広島の日」に続き「平和」について書く。

戦後75年が経つ・・・
戦争体験者が徐々に少なくなって来て、
ここからは『戦争への警鐘』が鳴らされる
最後の10年となるだろう・・・。

残った我々は彼らの伝える
『正しい歴史』を後世まで継承し、
どんな時も訴え続けなければならない。

ココで大切なことって
「けっして『声の大きいヤツ』や『ただただ目立つヤツ』
に靡(なび)いてはいけない!」
と云うコトだ。

今、私たちの身に起こっている
「コロナ政策」ってさぁ
「人が作り上げている政策」であって
「国のリーダー」や「その周辺のグループ」
によって「どうにでもなるコト」だよね?
そう考えると怖くなるけれど・・・・(苦笑)

戦争も同じコトで、
「もしも『彼らの意のまま』に動かされたら大変だ!」
と常に危機感を持って欲しいんだ。

今、私たちは「Withコロナ時代」で
大きなストレスを受けているよね?
でも、戦争はココに
「人を殺さなきゃいけない!」
「食べ物がない」
「死体を山ほど見る」
って・・・・
もう、考えただけでも「ストレス地獄」だろ?

残された私たちは
「絶対に『こんな世界』にしちゃいけない!」
んだよ。
『こんな世界』は、絶対に嫌だよね?
じゃあ、「そーならない」ように行動しないとイカン!

それには「人間ひとりひとり」が
少しでもイイから
「平和について考える」
それしかない!のだと筆者は思う。

「広島の日」
「長崎の日」
そして
「終戦記念日」・・・

この8月は「戦争を考える日」が「3日間」もあるぜ!
このたった3日間でもイイんだ。

皆で少し考えてみようよ。

『私たちの未来を決めるのは、私たちの声だ!』
それには、今の平和に感謝しながら
『過去の日本が犯した愚かな行動』を直視し、
「大いに反省する」ところから始めるべきだ。

昨今「正確な歴史に反する内向きな書物」も多い・・・
「教科書でさえ、そういうアヤフヤな物」が出始めている・・・
気をつけろよ!
「危ない世界は子どもから蝕(むしば)んで行くから!」

「長崎の日」に「Love & Peace!」

《 編集長「Mash」筆 》


《マシュメガネ対談》 いよいよ本命!ボブ・ディランの新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を語り尽くす!

2020-08-07 14:41:25 | 編集長と副編集長の対談「マシュメガネ対談」
 
 

《ハウリンメガネ》
いやぁ!素晴らしいですね!
{ 編集長「Mash」}
何だ、何だ? 藪から棒に!
《 メガネ 》
何が?じゃないですよ!ボブですよ!ボブ!
新譜!『ラフ&ロウディ・ウェイズ』!
{ 編集長 }
おうおう、その話ね。
《 メガネ 》
やだなぁ!そんな軽~い返し。平然とした顔しちゃって〜!
内心穏やかじゃぁ無いんでしょ?
{ 編集長 }
いやぁ「ボブの新譜」で話そう!
と君が言うから急いで注文して、昨日届いたんだよ。
《 メガネ 》
……はい?
(しばし編集長とメガネのやり取りが続く……)
ええっ、発売したのを知らなかったぁ?!
{ 編集長 }
なんとなく「急に新曲を発表した」って噂は
多分どこかで聞いたような気がするんだけれど、
わざわざそれで「急いでネットで聴く」なんて俺しないしね。
敢えて自分で情報も取らないから、Newアルバムとは知らんかったよ。
《 メガネ 》
……まあ、あなた必要以上にネット見ないしねぇ。
コロナで人にも会わんだろうから、知らんでも無理ないかぁ……
でも新聞やラジオでも情報って出なかったの?
{ 編集長 }
それが、ラジオでボブなんて特番以外流れないし
新聞も、どうやらTV欄の所に広告が出たみたいでさ。
ほら、我が家はテレビ無いから、関係ないじゃない(笑)。
《 メガネ 》
ううっ、さすがの昭和アナログ人!(笑)
私も一ヶ月ぐらい前に「ボブの新曲」がいきなり発表されて、
こりゃ「前から噂のあった新譜」が出るな、
と思ってウォッチしてたから気づいたんですけどね。
{ 編集長 }
と言うことはLPで買ったんだね?
《 メガネ 》
買いましたよ!当然アナログで!
{ 編集長 }
俺はボブって「訳詩が無いとイカン」と常々思っていてね。
だから、最初は必ず「日本盤CD」を買うんだ。その後にアナログで買い直す。
《 メガネ 》
じゃあ、珍しく編集長が「デジタル音」ということで、
私の「アナログ感想」垂れ流し大会になりますが、よろし?
{ 編集長 }
いや、ソレがそうでもないぞ!ボブの近年作は「CDでも音は軟らかい」のよ!
2016年作の『フォールン・エンジェルズ』もそうだったけれど
最近のボブは「CDでも良い仕上げ」をしていると思うぜ!
《 メガネ 》
じゃあ、内容に行きますが、とにかく「びっくりした」のよねぇ。
こんなに「重い音」で始まるアルバムはないですよ!
一曲目の『I Contain Multitudes』が鳴った瞬間、
部屋の空気が一気に変わったもん!
{ 編集長 }
ストーンズがカッコ良く歌詞に出てくるヤツね!(笑)
逆に俺は多くのファンが体験したように
ワザと新曲の『Murder most foul』から聴いたんだよ。
後でも話すが、コレには信じられないくらいグッと来たね!
《 メガネ 》
今回はとにかく全体的に曲がシンプルなんですよ。
メロディもコード進行もシンプルだし、バンドも一丸となって
バッキングをすごーく丁寧にプレイしている。派手なフィルなんて全くない。
バンドはひたすら一丸となってバックを刻んで、
その上でボブが歌っているだけ……
なのに全く聴く側の気が逸れない!
{ 編集長 }
ふむ。俺は「最近のボブ」という感じが第一印象かな。
もちろんご存知の通り、ボブって「特別な存在」なんだけれど
近年の「安定したボブ盤」というべきだと思うな。
ただひとつ「詩の面が強烈に際立っている作品」ではあるよね。
それと君とは逆だが「今までの音作りの延長」ながら
「コード進行に微妙なヒネリが各曲内で多数見られ」たり、
「ただのブルース進行ではなかったり」と興味深い部分も多いよ。
《 メガネ 》
私は断言します!今回のアルバムは「グルーヴの塊」です!
ここまで「グルーヴで押し切ってる」そんなボブのアルバムってないんじゃないかな。
私、ちょっと思いつかない……。
{ 編集長 }
そうかなぁ。「タイトさ」は間違いなく継承されていると思うけれど・・・
俺は大名盤『Time out of mind』から始まった「あのグルーヴ」が土台として、
今までずっと続いて来ていて、それが「久々のボブ新譜体験」でリスナーが、
グッグット引き寄せられたんじゃぁ無いかなぁ、と思うんだよね。
まあ、この辺りは君がアナログ盤で聴いたからこそ、
っていう感想もあるかもしれんがね。
《 メガネ 》
なるほど。ちなみにレコーディングはライブと同じ面子ですね。
チャーリー(g)、トニー(b)、ドニー(steel等)は『テンペスト』と
同じですが、今回はスチュ(g)とジョージ(dr)が抜けて
ボブ・ブリット(g)とマット・チェンバレン(dr)が参加。
そういやジョージって病気で抜けたみたいだけど、大丈夫なのかな?
{ 編集長 }
さっきも言ったけれど「核の部分」って結局は「ボブの音かどうか」だろ?
で、この「ボブの音」って前述の『Time out of mind』からずっと続き
この新作まで継承されている。だから、多少のメンバーチェンジって、
さほど盤への影響は感じないよね。「ボブが求めた音をバックは出す」というのが、
「最近のボブ作」には徹底されているから安定感にもつながっているんだよ!
《 メガネ 》
確かに。ライブの前評判だとドラムがマットになってから
「随分とロックに寄った」って評を聴くけど、
このアルバムを聴く限りそんな感じしないですよね。
『テンペスト』より、『シャドウズ〜』の方向。
「アメリカン・ルーツ・ミュージックの集大成」ってところでしょうか?
{ 編集長 }
「ボブの言葉」と「アメリカのルーツ音楽」が合わさると、コレになる!
そんなアルバムですよね。ただ、恐れずに言えば本作って、
「いつも以上に個人的な詩の世界に重点を置いたもの」だと俺は思っているよ。
それと「スタジオとライブが違う」ってのは当たり前で「気分屋ボブ」でイイと思う。
あくまでパフォーマンスはオーディエンスありきだから、さすがのボブでも
「変化をつけたくなる」コトもあるんでしょう。そこが全てではないから。
《 メガネ 》
曲名でオッ!となる『Goodbye Jimmy Reed』は「がっつりバンドサウンド」
だけれど、ロックよりはむしろシカゴ・サウンドだと思うし、
やっぱりライブだとこういう曲は勢いが出ちゃうのかね?
あー!言ってもしゃーないけど、来日公演観たかったなー!チクショー!
失敬失敬、いや、つい昂ぶりました……
{ 編集長 }
この詩はとても面白いけれど、やはり「ジミー・リード」はボブ・リスナーは当然、
本ブログの読者様にもぜひ聴いて欲しいよね。
《 メガネ 》
ここまで「太い盤」だと一回聴いたら「ちょっと他の盤挟む」なり、
休みたくなるもんだけど、これ、連続でかけたくなるんだよね……
音がホントに麻薬的だから、ここ最近他の盤を聴けてないくらい。
何度もヘヴィーローテーションしちゃってる……
{ 編集長 }
ソレは分かるよ!ただ、「ボブの作品は全てがそう」だと思うな。
特に「近年の『Time out~』以降の作品」って俺には充実している様に思える。
逆に10代の若い時は『Planet Waves』や『Desire』とか、とにかく好きだったんだよ。
でも今は「その頃を思い出して懐かしむワケ」じゃぁ無いし、
「思い出」だけを求めたら、それこそ「聖子ちゃんでいい」ってなる(笑)。
だから、「近年のリアルなボブ・サウンド」がダイレクトに染みるんだよ。
そういう年齢に俺もなったって事かもしれないが、「音の重さ」や「充実具合」は
本当に素晴らしいよ。ヘンな言い方だが「邪魔にならないし、クセになる盤」!
《 メガネ 》
私は今でも『Desire』なんてガンガン回せますよ!
{ 編集長 }
ただ、やっぱりあの頃よりも「サウンドの重さ、深さ」そして「詩の世界」が
本作も含めて素晴らしくてね!特に本作は「ボブも確実に死を意識しているなぁ」
って思える・・・そんな歌詩が何曲かあって。御歳80だろ?「円熟の極み」だと思うよ。
《 メガネ 》
ラストの『Murder Most Foul』なんて時間だけならプログレ並みに曲が長い!
LP片面丸々使った16分超えの大作ですよ?
この曲もひたすらシンプルなバッキングと「ボブの歌」だけ。
なのに一切テンションが弛まない、というか聴き手をダレさせてくれない!
前回の来日公演で喰らった「あの凄まじさ」が、まんまパッケージされてる!
{ 編集長 }
正直、この曲は「とんでもない曲」だな・・・・。
「この一曲で今までのボブを軽く超えて来た・・・」そんな印象なんだよね。
俺はこの曲だけで「本作を買って良かった!」と思ったくらいだよ。
君の言うサウンドはもちろん、「ビートルズを皮切り」に
「数々のミュージシャンと歌」を登場させる詩も信じられないくらい叙情的だし、
これまた君が言うとおりの大作だけれど、何度も何度も俺はこの曲を聴きたくなる!
確実に魔力があり、それってやはり「音楽への愛」「シニカルな目線」
そして「死への階段」が今のボブには見えるからなんだ、と思う。
《 メガネ 》
とにかくバンドとボブの「歌の仕上がりっぷり」が凄い。
今が全盛期って言っても過言じゃない。あと特筆すべきはやっぱりドニー!
ペダルスティールをメインにマンドリンとかアコーディオンも
存分に弾いてるんだけど、ドニーのプレイが今回のアルバム全体の雰囲気を
より支配してると思いますね。ものすごくウェットな、しっとりした音。
それでいて「鬼のようにタイト」!
{ 編集長 }
俺は正直サウンドよりも、説得力も含めた「ボブの歌唱力」というか「言葉」が
もう、本当に「エグイくらい」伝わって来てしまうね。
コレは「シンプルな詩で深さを語る」っていう「微妙な詩の変化」にも
十分に表れているのではないだろうか?
『Murder most foul』は確かに大作だけれど、詩はいたってシンプルで
英語にアレルギーがある日本人でもいくらかは分かるくらいでしょ? 
そこがまた伝わって来るんだよ!
「トミー聞こえるかい?私はアシッド・クィーン」
「『ナンバ-9』をリンジーとスティーヴィー・ニックスのために流して!」
って、もうこんな言葉遊びの連続だけれど「音楽史に残る名曲と人物」を
「ケネディ大統領の死」を土台に描かれ続ける。この曲は言い過ぎだが
「ボブの遺書・・・」みたいに聴こえる。それは俺の中で「感動の嵐」に陥っているよ。
ほら「レイ・チャールズ」が死ぬ直前の伝記(正確にはインタビューだが)で
「レッドベリーやナットキングコールからパクッたんだよ。」と
「様々な偉人を叩き台にして自分が成功した」ことを懺悔するじゃない。
ボブのこの曲には「懺悔の様子は当然無い」までも「音楽へのリスペクト」と
「音楽を後世に残す」という意味が痛いほど込められているように思えるんだよ!
《 メガネ 》
なるほど!まだ聴き込んで日が浅いし、歌詞もちゃんと読み込めていないから
今後変わるかもしれないけど、今時点での私の総評はサウンド的にも
「近年のボブの最高傑作!」ですよ!
{ 編集長 }
俺はこの曲『Murder most foul』に尽きるな!この一曲の中には
俺たちが「一生掛けて行おうとしている」そんな「良い音楽の伝達リスト」がある!
「この曲に出てくる人や曲たち」を片っ端から聴いて欲しいね!人生が豊かになる。
《 メガネ 》
そう言えば、今回「LPスリーブ」に付いていた写真がカッコいいんですよ!ほら!


{ 編集長 }
あれ、CDにはソレ無かったぜ。
《 メガネ 》
この人はやっぱりストラトが似合うなぁ!
「…ボブ、最近のライブだとギター弾くんだよね…」
あー!チクショー!コロナのバカヤロー!
ギター弾くボブ観たかったよぉ~! 観てぇよ~!
{ 編集長 }
まあまあ、落ち着いて(笑)!
とにかくコロナが収束するまで「ボブが生きていてくれる」ことを願うよ。
コレばっかりは全世界共通だから、俺たちは順応するより仕方がない。
実際それまでコレを聴いて「自分達の人生を見つめ直す」チャンスなんじゃないかな?
本作が「コロナ禍」で出されたことは「全世界にとって大きな意味が有る」
と、俺は今、そう思いながら聴いているよ。

(終)


本日「8月6日」は毎年同じ題材になる。そう!私「Mash」は『広島の日』について「平和を書く」のです!『広島県知事のスピーチ』に感動したぜ!

2020-08-06 18:52:01 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

早いもので、今年も、もう
8月6日を迎えてしまった。
そう。今日は『広島の日』だ。

平和祈念式典で毎年繰り返される
「世界全体で核廃絶を!」
という広島市長の熱いスピーチに
軽々しく応え続ける
「安倍総理」により
「お決まりの予定調和スピーチ」
が続く。

筆者はこの
「安倍総理によるスピーチ」
がコトのほか嫌いだ。
「シッカリと取り組んでいきたい~」
と彼が言えば言うほど
「嗚呼、ヤル気が無いんだなぁ・・・」
って分かるもの(苦笑)。

とにかく国会でも連発するけれど、この
彼の「シッカリと~」という言葉は
『国民を口だけで欺(あざむ)くギミック・ワード』
だと私は思っている。

だってこう言えば皆に「ヤルと思わせ」
結果は「ヤラナクテモ言い訳すりぇいい」
って、毎回そんな感じでしょ?
総理の『言葉が軽い』ってのは
国としてどうなのかな?
筆者は『情けない』を通り越して
『日本国は恥ずかしい』とさえ感じるねぇ。

そう言えば、前回の記事で私は
「Mind Games...Togther!」
と結んだ。
今日の広島県知事のスピーチは
まさにそんな内容で素晴らしかった様に思う。
ちょっと長いが、
以下に「この感動的なスピーチ」を抜粋してみた。

 

『なぜ、我々広島・長崎の核兵器廃絶に対する思いはこうも長い間裏切られ続けるのでしょうか。それは、核による抑止力を信じ、依存している人々と国々があるからです。しかしながら、絶対破壊の恐怖が敵攻撃を抑止するという核抑止論は、あくまでも人々が共同で信じている「考え」であって、すなわち「虚構」に過ぎません。


幸いなことに、核抑止は人間の作った虚構であるが故に、皆が信じなくなれば意味がなくなります。つまり、人間の手で変えることができるのです。


 支配者であった武士階級が明治維新で廃止されたように、かつて最も敵対した国同士が今は最も親密であるように、どのようなものでもそれが人々の「考え」である限り転換は可能であり、我々は安全保障の在り方も変えることができるはずです。


 いや、我々は、核兵器の破壊力という物理的現実の前にひれ伏し、人類の長期的な存続を保障するため、「考え」を変えなければならないのです。


もちろん、凝り固まった核抑止という信心を変えることは簡単ではありません。新しい安全保障の考え方も構築が必要です。核抑止から人類が脱却するためには、ローマ教皇がこの地で示唆されたように、世界の叡知(えいち)を集め、すべての国々、すべての人々が行動しなければなりません。


 草木も生えないと言われた75年には残念ながら間に合いませんでした。このことについて、我々はすべての原爆犠牲者と被爆者に頭(こうべ)を垂れねばなりません。そして、改めて、被爆者がまだ存命の間、一刻でも早い時期に核兵器を廃絶することを、全ての国連加盟国が一致し、新たな目標として設定することをここに提案します。


 皆さん、今こそ叡知を集めて行動しようではありませんか。後世の人々に、その無責任を非難される前に。』

 

 

この広島県知事「湯崎英彦」氏のスピーチは
『考え方の変化を促した画期的演説』
だと、筆者には思える。

『全世界の、全リーダーの考え方を変えるしか、核廃絶は達成出来ない!』

この様な考え方を「不可能だ!」と言い放つ人がいる。
これはジョンの『イマジン』を
「ドリーマーだね!」って言う人と同じでね・・・
ただ、そんな人に私は言いたい
「実にあきらめ易い敗北者で、無責任な人だな!」
とね。

『考え方を変える』
これこそ私が前回書かせて頂いた
『マインド・ゲームス』に他ならないからさ。
これって、
この「Withコロナ時代」でもハッキリしているよね。

キャバクラに力士が何度も行っちゃダメなの!
Go toトラベルで旅行している場合じゃないの!
「考え方を変え、行動を変えていかないとダメ!」
でしょ? もう数ヶ月前の昔とは全然違うの!

兎にも角にも今日は『広島の日』
式典の模様は以下のYou btubeにてご覧頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=667-sX-FcIE
(知事のスピーチは「36分40秒あたり」から始まります。)

ちなみに当映像は「完全版」ですので
安倍総理の「シッカリと~」のスピーチも聞けますよ(笑)。

《 編集長「Mash」筆 》


「アメリカン・ヒッピー」という文化に憧れた時期が、確かに私にはあった。「Withコロナ時代」の今こそ、一人「マインド・ゲームス」だ!

2020-08-03 16:23:08 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

「60年代のアメリカ文化」
もっと言えば
「サンフランシスコのヒッピー文化」
というものに10代~20代だったあの頃・・・
筆者は、強烈に憧れたものだ。

それは、まさしく「自由の象徴」であり
「生きていくための原動力」であった。

今でもそうだが、
私は「強制されるのを必要以上に嫌う」性分だ。
特に脂が乗っていた20代の頃には
「コレを書け!」
「コレを演奏しろ!」
と言う「上から目線の仕事」を
コトゴトク嫌い、断ったものだ。
その結果、仕事は無くなったがね(笑)。

その後そんな私を見かねてか?
様々な人のご尽力から
「(株)リクルート」への道が示され
そのプロ集団に転がり込めたのだから
まあ、最高でもあったのだが・・・。

あくまでも言っておくが自分の意思で、この
「(株)リクルート」への扉が開かれた訳ではない。
多くの大人たちが「20歳そこそこの私」を
考えてくれた結果・・・・であろう。
感謝しても仕切れない。

ただ、私はファッショナブルなOLたちで溢れる
その銀座のオフィスでさえ
「タイダイTシャツ」を着て、
とにかく「自由な思想のヒッピー」を追っていた・・・
そんな風に思う。

編集部での生活は、思いのほか窮屈ではなかった。
それどころか、自分の人生の中でも
「一番、楽しく充実した時間」であっただろう。
ただ、モーレツに仕事をしていたから
「音楽をヤル時間」が全く無くなり
「音楽に飢えていた・・・」のは確かだった。

退社し、ある人物の下で
「音楽業界の裏方の仕事」を経験し
その後、「自分のレーベル」を立ち上げ
プロデュースや録音、ライブの主催
そしてもちろん演奏まで・・・
その仕事は多岐に渡ったものだ。

レーベルの事務所として借りた場所に
自分達の「手持ちギター」を置いた所
「ヴィンテージ・ギターShop」
の経営者となって、そして
「あっ」と言う間に20年が過ぎた・・・
というワケだ。

今年「実店舗」を閉めて「通販のみでの営業」
という「新しい旅」への移行こそ、
自分が「ヒッピーからの脱却」へ向っている・・・・
と、ふと実感させるものでもあった。

10代、あの頃から「走り続けて来た」自分がいる。
「もう走れない!」
ってワケじゃぁ、決してないぜ(笑)。
ただ、今までは随分と全力疾走だったから
ココいらで「次の世代の若い人」にバトンタッチして
「少しスロー・ダウンさせようかなぁ」
ってね。
それがこの「コロナ禍」でハッキリして来てさ。

今までは、割とすぐに
「新しいルーティーン」
を築き上げることが可能だったんだけれど、
この「Withコロナ時代」では
「多少のアレンジ」じゃぁ通用せん!
「ヒッピー・マインドの延長」
じゃあ、ダメなんだよ。ってね!

そこで、筆者は
「大きくマインドを変化させる」
コトとしたのだが、
「そいつを実行するまで」には
何度も何度も「コロナ以前の通常時」に
知らず知らずと引き戻されてね・・・。

そんな中、先日お伝えしたとおり
「7月1日から当ブログをリニューアルする!」
と決めて、6月半ばから
「ソコをメインとした、新しいルーティーン」
を模索していったのだ。

その結果
「ヒッピー・マインドからの脱却」

「全く新しいマインドの構築」
が生まれた様に思う。

その
「内なるマインドの変化」
が、もたらした結果こそ
「ライフ・スタイル自体をガラッと再構築させる」
ということに他ならない。

私は見事に、この「内なる変化」から
大正解を手にしたワケだ!
筆もいつに無く軽やかに、進む進む!(笑)
とにかく「書きたい」んだよ!

ただ、読者諸君
「Mashからアメリカが遠くなっていく・・・・」
と嘆く必要は無い。
なぜなら、私が生きている限り
「生涯ブルースマンであり続ける」
から、心配はご無用でR。

ビートルズに憧れ、
ギターを始めた小学生だった筆者が
その周辺のバンド、
ストーンズやThe Whoを聴き始め
彼らのルーツにあった
「ブルース」という音楽に惹かれた。

そんなあの瞬間から、
アメリカは「ずっと自分の中」にある。
この「ブルース」というモノについては
今後じっくりと書いていこうと思うので、
是非、お楽しみにして欲しい!

そして、もちろん
筆者の座右の銘
「ヤリ過ぎぐらいが調度イイ!」
という言葉通り、
ある意味で「ヤリ過ぎる」つもりなので、
そこにも期待してくれてイイ。

それと今後は「タイダイTシャツ」を着ない
ってわけでもないゼ!(笑)

兎にも角にも・・・ 
現在(いま)こそ
「Mind Games...Togther!」

《 編集長「Mash」筆 》

 


スイスの高級時計ブランド「ジラール・ペルゴ」の貴重な「店舗グッツ」を2つご紹介だ!コレャ、二度と出ないブツだぜ!

2020-08-01 15:25:00 | 編集長「MASH」の「放出!激レア・コレクト品」

「博物館級お宝」か?
それとも
「秘宝館的珍品」か?
その評価は読者様に委ねるとして
今では「激レア」と言える
そんな「世紀の逸品」を、今回もご紹介致しましょう!

筆者は「アンティ-ク腕時計店」を
つい数ヶ月前まで、実店舗で営んでもいた。

幼少の頃より「古い腕時計」に興味があったので
「店舗経営は自然な成り行き」でもある。
興味のあるモノはすべて仕事となり、
「筆者の今」に至るわけでR。

特に好きなブランドの中に
「ジラールペルゴ」がある。
一説では
「最初の腕時計を作ったメーカー」
と言われているが、
古過ぎて「そのブツ」は出て来ていない様で
スイスにあるメーカーの博物館には
この「精巧なレプリカ」が飾られている・・・
と云う。

筆者の数ある「時計コレクション」の中でも
「ジラール・ペルゴ社」のモノは、とても多く
50本は余裕で越えているだろう。

創り出す時計たちの「機能性」は勿論だが、
「デザイン性」や「耐久性」も文句無く素晴らしく
だからこそ数十年前の物がコンディションも良く
「使われながらも大切に残されている」
わけだけれど、身に付けていると改めて
「その素晴らしさを再確認する」次第だ。

ちなみに日本に最初に入って来て
「正規販売を始めた舶来時計」が
この「ジラール・ペルゴ」でもある。
スゴイ話だが「幕末1864年」のコトである!

今回ご紹介するコレクションは
店舗で使っていた2つのアイテムだ!

ひとつは写真右!恐らくロゴから80年代~90年代製!
当店のショー・ウィンドゥで飾っていた
「ジラール・ペルゴ純正スタンドアップ看板」です!
9cmのプラ製正方形で、背後に折りたたみ式スタンド付き。

ご興味をお持ちになった方はヤフオクで是非ご確認下さいませ!
          ↓

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w407585583

 

そしてもうひとつ(写真左)
「ジラール・ペルゴ純正メンテナンス用時計台」
木製で上部にはソフトなウレタン系素材を貼付。
使用品だが、コチラも古い貴重品でしょう。

ご興味をお持ちになった方はヤフオクで是非ご確認下さいませ!
          ↓

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w406359239

 

我が国と結びつきの深い「ペルゴ」!

個人のコレクションにも良いでしょうし、
これから店舗をスタートさせる方々、
もちろん「既に活躍中の時計屋さん」まで!
ぜひ、Getして欲しいアイテムです!

次回も「レアで面白い!」
そんなコレクションをご紹介致しますよ!
是非お楽しみにね!

《 編集長「Mash」筆 》