12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

御在所岳 ヴィラフェラータ 2024.9

2024-09-17 11:58:32 | 

御在所岳ヴィラフェラータは、一般登山道ではなくバリエーションルート。
登山靴で行ける岩場でクライミングとまではいかない。ハーネスと自己確保の準備をすれば行けると聞いていた。
全く初めてなので、一応ロープと登攀用具を少しは携えて登ることにする。

 

平日とあって車は少ない。道中、ロープウェイが点検中とあり稼働していないことを知る。
ロープウェイが動いていないということは、観光客もいないということ。
『⁉』と言うことは、カレーうどんもやっていないということか⁉ 楽しみにしていたのに・・・😭
まあ、おかげで静かな山歩き?岩登りとなった(笑)。

 

車はランクルの隣に留めた。隣の人のザックは大きい。御在所岳でテン泊?と思ったがおそらく登攀用具だろう。
裏道から入るが、その前に登山届をかく。
バリエーションルートなので、YAMAPにはルートが示されずオンライン提出が出来ないのである。

 

 

堰の水が澄んで綺麗だ。泳ぎたくなる(笑)。

 

 

まずは裏道と呼ばれる登山道を歩く。御在所岳は、裏道のほか、中道、表道もある(笑)。
沢は花崗岩に磨かれて水が透き通る。

 

 

国見尾根への分岐。
国見尾根(右)と湯ノ山温泉(左)で中を取って裏道を行く(笑)。

 

 

縦方向から見たウサギ岩。クラックが見事。この岩もクライミングで登られている。

 

 

横から見るとウサギ顔?

 

 

沢を渡らず、左側に進むとさりげなく矢印がある。

 

 

反対側を見る。滑落防止の木の向こう側が裏登山道(裏道)である。

 

 

さてさて、取り付きまでは森の中を行く。

 

 

赤丸印や、

 

 

矢印を見落とさないように進むと、

 

 

取り付きに到着。赤丸と鉄の杭が見える。

 

 

最初の登りはこの鉄杭。通称ホッチキス。😆
段差になっているところを左にトラバース、重心移動を上手にして登る。
さあ、どんなルートが待ち受けているのかワクワクである。

 

 

次の岩に出る。手がかり足掛かりはあるけどクライミングシューズではなく登山靴なので妙に慎重(笑)。
5mでも落ちればケガするもんね。

 

 

さて、この岩の間を抜けるのね。
岩を回り込むところで、落ちられない箇所がある。行けるけど初めてのところは緊張する。
と言うことで練習がてらロープを出してみる。渡ってしまえばなんてことはない。次は無しで行けそうだ。😁

 

 

なぜか、『2』のホールドが目印として?付いている。😆

 

 

次はクライムダウン(ロープ無しで岩を降りること)か懸垂下降で岩下り。
ここもロープ練習で懸垂下降を選択。セットしてしまえばクライムダウンより降りること自体は優しい。

 

 

こんな感じ。

 

 

ここもセルフビレイ(自己確保)は無くても行けるのだが取りあえずワイヤーに確保。
これで落ちると岩崖の下まで落ちない、というだけで支点までは落ちるので大事故にはならないというぐらい。

 

 

支点を架け替えてから、上の岩への乗り込みが大変そう、ガンバ!

 

 

抜けた岩からの眺めは良い。

 

 

向かいの岩は前尾根と呼ばれるクライミングルート。
途中登っている人を見かけた。朝、駐車場であった人に違いない。

 

 

次の岩が現れた。これ、写真右側の尾根ルートも歩けそうに見えるのだが、その下は切れ落ちている。😱

 

 

この四角い鉄杭の方がホッチキスぽい(笑)。

 

 

朝は曇っていたが、だんだんと青空が顔を覗かせる。

 

 

ホッチキスに手は届くのだが、最初の足上げが背の低い人はちょっと大変か。
なので木製のアブミが付いている。ちょっと信用できないので使わずに登る。

 

 

最後の登りは高さがあるルートだ。
そのまま登れるだろうけど、ザック背負って登山靴だとちと不安がよぎる。😅
念のためロープを出した。

 

 

足場のある所で余裕の表情。😄

 

 

登りきったところにある変わったホールド(笑)。

 

 

おにぎり岩⁉

 

 

初ヴィラフェラータ、無事完登。😎
抜けたところからの眺め、中登山道と合流する。やり切った感がある(笑)。

 

 

中道の8合目。曇り空からすっかり晴れて来た。

 

 

結構、やり切った感があったのだが偵察がてらこれまた初めての富士見尾根へ向かう。
取り付きは一般登山道から岩へ入る所を見落として通り過ぎた。
戻って地図で確認する。どうもこのあたりから入るらしいと足を踏み入れると亡くなった方の銀プレートを発見。
ここだ!
この岩の間を攀じ登り上へ出る。

 

 

狭いスペースに抜け出てから岩を見る。
左側の岩壁と正面に立つ岩、登るルートを確認する。
尖がった岩あたりに出る。(別角度からの写真)

 
 
 

どうも正面の灌木の生えている方へ上るらしい。しかし、そこにはボルトはない。
ロープ確保ができずにフリーで登らなければならない。
右側はスッパリ切れ落ちていて今回一番の高度感がある所。
落ちれば銀プレートか。😱

その先のルート状況も分からない。これはどうするかとしばし考えて、撤退を決める。

右に見える岩を攀じ登るのがルート。高度感はなかなか😅
 
 
 
 
今回はヴィラフェラータが目的だったので無理はしない。次はここを目標にして登ろう。
後日分かったのだが、左側から巻いて登るルートもある。
さすがバリエーション、登るルートは自分で決めるということね。
 
撤退は良いのだが、クライミングは登るより降りる方が難しい。
足元が見にくいうえ、攀(よ)じ登れても攀(よ)じ降りられない(笑)。
空身なら、降り易いと考えてザックをロープで釣って下ろすことにする。
先ほどの岩間に慎重に入り岩壁に足を張りレイバックで降りる。踏める所に足が付けば、一安心。

 ほどなく一般登山道へ戻る。とりあえず富士見岩の展望台まで足を進める。
う~ん、良い眺め!

 

 無事下山。
ヴィラフェラータは、楽しかったけど富士見尾根はちょっとビビった(笑)。
登山靴で行けるコースではあるけど、クライミングシューズが欲しいとも思った。ただ、これぐらいの岩場を登山靴で歩く技術がないとバリエーションルートを楽しむ登山はできない。

 
剱岳などは、難しいと言っても一般登山道なので鉄杭もチェーンも整備されている。
体力と慎重に歩けば登れる山である。バリエーションはやはり難度が上がる。
それを楽しむには総合的な山の力が必要だと納得。
 
さあ、次はどの山に行こうか!😎
 
 
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轆轤 2024.9

2024-09-11 09:55:46 | 陶磁
 
スカット窯の修理が完了した後、友人はせともの祭りに向けて本焼きを続けて作品を焼き上げている。
自分は、今回は祭りに参加できないのだが、スカット窯にかかった費用を稼ぐために活動開始。😎
久々なので、ぐい吞みサイズからスタートしよう。
土練りをし、轆轤にセット。

 
 
 
 
まずは土殺し。すごいネーミングだが、要は轆轤の回転で土が暴れないように粘土の塊を安定させる作業である。😁
土殺しはかなりの力技で両サイドから土を締めて盛り上げて次は下に抑え込む。これを繰り返すうちに轆轤の真ん中に落ち着いて回転するようになる。
 
水をたっぷり土と手になじませて轆轤を回転させる。
『 ‼ 』すぐにあることに気づく。この土は、荒土だ。土練りをしている時は気づかなかったが、この土は粗目の赤土だった。
ずいぶん久しぶりに取り出した土だったのですっかり忘れていた。
 
荒土の何が大変って、轆轤の回転でヤスリをかけるように手のひらがかなり痛い。😭
手び練りで作るには問題ないが、轆轤には不向きな土である。一瞬轆轤をやめて手び練りに変えようかと思ったが、我慢して土殺し。
何とか土が落ち着いたので、いよいよ轆轤挽き。
指先に荒い土が当たる。まあ、リハビリだと思い一つ茶碗を挽く。
その後は、やや大きめのぐい吞みを挽く。荒土なので、細かい作業はしにくい。
これだけを挽いた。

 
 
 
 
土殺しと轆轤挽きで、指紋殺しとなった。指先ツルツル(笑)。

 
 
 
 
削りが出来る具合にひと晩乾かして、高台を削る。
ぐい吞みの下の台座はシッタと呼ばれるもので、作品のサイズに合わせて数種類自作しておく。(上の写真)
数を削るときには重宝する。今回言うほどの数はないけど。😅

 
 
 
 
削りは轆轤を挽くより時間がかかる。
高台のサイズや、そこの厚みを確認しながら進める。たまには削りすぎて底に穴を開けたりする(笑)。
今回はこれだけ。

 
 
 
 
茶碗を横から撮ってみた。
写真でもその粗さが分かる。陶芸は釉薬と焼きでその味わいが決まる。
さてどんな焼きになるだろうか。

 
 
 
 
工程としては、まだまだ先があるのだが、まずは窯をいっぱいにするぐらいの量を造らねばならない。
時間を作って作陶に励もう。
 
 
 
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