登山の一般ルートで必要なのはクライミング力より体力である。
前回、北アルプスに向けてのトレーニング登山が出来ずに終わり、次のチャンスを狙っていた。
ひと月経って巡ってきたチャンスは、御嶽山だ。
今回の課題は、シューズである。ミドルカットのトレラン用シューズを購入した。
岩場へ行くアプローチシューズに足首保護が付いた感じ。ザックは10kg程度にして様子を見る。
靴の重さが軽くなった分、重登山靴よりは歩きやすいがさてどんなものだろうか。
コースは中の湯ルート。車で6合目の駐車場まで上がる。
山開きは終わったが、平日とあって車もまばら(笑)。トイレ(左)は掃除が行き届いて綺麗である。
7時30分スタート!コースタイムは、約4時間。休憩入れて12時ぐらいに頂上か。
新緑が輝く。
しばらくは階段上に整備されている木道を歩くというか登る。樹林帯の中なので見通しはあまりない。
ゴゼンタチバナが満開。秋には、赤い実が見られることだろう。
久々に石段登っての社。御嶽山には、崩れかかっているのも含めたくさんある。
カラマツソウに似ているけど、葉っぱが違う。こちらはモミジカラマツ。
葉がモミジに似ているからとか。ナンゴクミネカエデかヤマモミジの葉なら似ているかな~(笑)。
ちなみに、園芸界ではモミジとカエデを分けているらしいが、学術的にはどちらもカエデ属なのだ。
9時30分、女人堂に到着。ロープウェイ組も合流してくるのでそこそこの賑わい。
ガスの中にチラリズム。😎
イワギキョウは後ろピントになってしまった。😅
イワツメクサが清楚だ。5枚の花弁が、深く切れ込んでいるので10枚に見える。😲
一息ついて、トイレも済ませる。
ここからは樹林帯を抜けて晴れて乾燥している岩場やガレ場歩きになる。
まずはハイマツの中へ。
ハイマツを抜けると火山らしい溶岩と砂れきの道。
鐘が所々にかけてあり、軽く鳴らしてみる。御嶽信仰はないが、身が引き締まる効果あり、自分には。😎
御嶽山ゆかりの植物オンタデ。高山帯の砂れき地や火山の荒れ地でも丈夫に育つ。根っこがかなり深い。
富士山に群生しているのが有名。赤みがかるのは雌花とのこと。
山荘が見える。青空が眩しい!
横に目を見ると白雲が湧く。
振り返ると雲のかかった女人堂がだいぶ小さくなった。
あと一登りで山荘だ。左の白いのは、雪渓である。土まみれで薄茶色だが(笑)。
石室山荘。扉を開けて中を通過。休憩している人もいる。
通り抜けると、いよいよ岩だらけ。
頂上の剣ヶ峰はまだ見えない。
2人は欧米人。訪日旅行=インバウンドね。やっと頂上の鳥居が小さく見える。🤣
ここからの登りも結構きつい。そして最後の石段を登り切れば剣ヶ峰、頂上だ。
麦わら帽子は、単純につばが広いので涼しいのだ。日焼けもしにくい。
ただ後側がザックに当たるのが欠点。後が布の農家のおばちゃん用も考えたけど花柄はさすがにね~(笑)。
足元に可愛いものが。
御嶽山の上はかなり広い。
アップ。奥が継子岳、中央の峯が摩利支天へ。その間に五の池小屋がある。
頂上の社。
雲がモクモク。コンクリ製のシェルターが3つ。下の建物は、緊急時用の資材置き場。
右側に目を移せば、見えるのは王滝頂上だ。右奥の岩は立ち入り禁止かな?
シェルターでお昼を取る。予定通り12時だ。3000mなのでご覧の通り(笑)。
今回は、ガスを忘れずにコーヒーも飲めたね。😎
下山開始。下りるのは早いね~。
オンタデがたくさん。コマクサも栄養なさそうなところに群落する。植物は強い!
膝に来そうだな。こちら側は相変わらず雲が湧いてくる。
振り返ると一雨来そうな雲が・・・。
こちらのオンタデは白いので雄株だな。日が当たって輝いている。
黄色い花に元気が出るミヤマアキノキリンソウ。
湧き出す雲をどうにかして、良い絵にしたかったが今回は難しかった。😅
ここから樹林帯の中を下りて行く。
途中で、雷が鳴り雨がぱらついて来た。
下山途中にすれ違った登りの高齢者のパーティーは大丈夫か。小屋泊なのだろうこの時間に登って来るのは。
そのまま行けるかと思っていたが、だんだん強くなる。青空もチラッと見えるが体を冷やしてもつまらないと思い、合羽を着こむ。
数分も歩かないうちに止むんだな雨が。登山あるあるの一つかな。
カッパをザックカバーの下に押し込み下山再開。
振り返ると日差しが差し込む。
キレイだ。
無事下山。
久々の標高差1240mは下りで膝に来たな(笑)。
ミドルカットのトレランシューズは、なかなか使い勝手が良い。足裏感覚が凄いある。
しかし、荷物が増えたらどれくらい足裏に来るだろうか。
重登山靴を軽くしてみようとの試しなのだが、あとは長距離と荷物増やして果たしてどうなるか。
しかしくるぶし周りがカットされているので、結構土をかぶる。う~ん。🤔
アルプスに向けてトレーニング継続中。
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