万古焼の雰囲気があり、ひび割れを継いでいる茶碗がオークションに出されたので、落札した。写真で矢印が継いだ後である。現在はこのような方法ではなく、金継ぎ手が行われている。
昔から銘品の陶器を、不注意からひび割れさせたりすると「継いで」使用した。次いである茶碗は銘品である証拠なのだ。
今回の茶碗は「有節万古」と思われる。有節万古は五代にわたり続いた窯である。初代は森有節(文化5年生)で三重県桑名市に生れた。沼波弄山の志を継ぎ、朝日町に「萬古」を再興した。
その後俊治にいたるまで5代で活躍した。私が落札した有節万古は何代目なのか、印などを研究して極めたい。
繋いであるのが名品?そうなんですね。
自分で割って繋いだら迷品?
五条通に「万古屋」ってお店があるけど、どうしてもやらしいと思ってしまう。そう考える自分がやらしいのか。
さすが、鋭いですね。
確かに誤魔化しで継いでいる、迷品もあります。
瞬間接着剤で小片をくっつけて、誤魔化しています。
狸と狐の化かし合いです。