尾瀬二日目朝食をすませ小屋の前に勢揃い午前6時30分、いつもならまだベッドで横になっている時間。
昨日は4時起き、今日は5時起きこの生活のメリハリが健康の秘訣って思ってます。
小屋の前で全員で記念写真?小屋の御主人に撮影していただきました「むっ11人ひとり足りません⇒トイレでも行ってたのか?」
そして朝もやのなか出発⇒白尾山⇒皿伏山⇒大清水平⇒尾瀬沼山荘⇒三平峠⇒一ノ瀬⇒大清水まで約17kmと聞いてます、尾瀬沼付近以外は今回初めて踏み込むコース。
歩き始めの林道は昨日の雨の影響も少なく歩き易かったが林道を外れると水たまりとぬかるみそしていつもは優しい木道もこの日はツルツル氷上並。
展望がよくないうえに足下が危険、視線も神経も足下に花探しに専念、無言で黙々(本当は熊出没注意で人の気配を辺りに発散するように言われていたのです)。
リーダーの熊よけの鈴だけが上品な音を響かせていました、時々花を見つけると立ち止まりまた進むの繰り返し。
それが以下いずれも見下ろし写真
ゴゼンタチバナ イワナシ
マイズルソウ コケモモ
タテヤマリンドウの蕾
出発から50分ちょっとでこの日の行程中最高峰2,003m白尾山に到着、でも山頂って雰囲気はまったくなし登山道脇に倒れかかった丸太1本立っているだけでした。
ご褒美の水を口に含み標識の丸太をきちんと立てようとしていた時小バエのような虫が来襲、鬱陶しいので手で払ったりいていましたが払いきれないので急いで移動。
次の目的地皿伏山を目指し森の中の苔むした氷のようにツルツルな木道と田圃のようなぬかるみに神経をすり減らし進む、下り道は昨夜は水路だったのだろう底は大小の石と木の根等足の踏み場に四苦八苦でした。
間もなく到着したセン沢田代の湿原は登山道脇の背丈程ある雑草の遙か向こう、草丈の低い湿原の草花は全く見ることは出来ませんでした。
ガックリここからがまた苦行・・・・・皿伏山山頂を目指しちょっとやけくそ気味にそれ行け我行け、森の中の急登は日陰の所為か足下にはギンリョウソウが沢山見受けられました、しかし地中から頭のてっぺんを覗かせている状態で写真撮影するほどではなかったのですべてパス。
そして午前9時ちょっと過ぎに皿伏山山頂に到着、ここも展望ゼロ山頂の標識が無ければ通りすぎてしまいそう(良く言えば⇒平坦で木陰に恵まれた静かな山頂、正直に言えば⇒山のてっぺんらしく少しは展望が欲しいかな)
ここから針葉樹林のなかを尾瀬沼を目指して下って行くともう7月になると言うのに所々に残雪が見られました、また登山道を塞ぐような倒木や折れた枝に出くわし枝の間をくぐったり、迂回して薮の中に入ったりでこれもまた楽しみました。
針葉樹の途切れる辺りでは所々水芭蕉の花も見ることが出来ました。
そして大清水平(湿原)に到着、朝からお天道様不在そして暗い森の中を歩いて来たので陽射しが眩しく何とも言えない開放感。
写真の標識の後方にちょっとだけ頂上が見えているのは燧ヶ岳、足下には小さなモウセンゴケやナガバノモウセンゴケ、タテヤマリンドウ、ツマトリソウ、ワタスゲ(果穂)などの湿原植物はこんなに大きく綺麗に咲いていました。
湿原を横切ると尾瀬沼はもうすぐ森の中には可愛らしいコミヤマカタバミが迎えてくれました?
湿原通過から20分しか経っていないのに尾瀬沼ではドンヨリした水面と曇、湖の南岸まで来ると朝からほとんど出会うことのなかった登山者と出会うようになりいつもの尾瀬を実感。
尾瀬沼山荘前の広場で休憩、午前11時30分昼食予定の大清水へ向け出発、三平峠までは木道で一気の上り途中こんなに綺麗なキヌガサソウを見つけました、その先はよく整備された下り(木道・木階段など)歩くのに必死、空腹に耐え急ぐ余り写真撮影は出来ませんでした。
そして一ノ瀬に到着ここからは林道、ゴールの大清水まで約3.2km空きっ腹の所為かみんなハイペース13時25分大清水登山口にたどり着きました。
一ノ瀬でお目に掛かったノビネチドリです(この花は初対面)
最後の3.2kmバテバテでした、スタミナか根性不足か?
路線バスの時間まで余裕があったので茸うどんで昼食(「ア~美味しかった、また食べに来たいもの」)。
追伸
白尾山の小バエと思ったのはブヨでした、帰宅後額2箇所・髪の毛の中2箇所・左手甲1箇所と左手の平2箇所・右手の平2箇所を刺されていました、このうち『額、髪の毛の中、左手の甲は大きなコブのように腫れあがり首の辺りのリンパ腺が熱を持ったのと手のひらの硬いところは痒いのナンノ』月曜日夜明けを待って皮膚科を受診、あっという間に全快、昨日は関東甲信越梅雨明けってラジオで言ってました。