9月2日涼しい朝、何故か起き出す気力が湧かず。
身体が疲れ切って休みたがっているような気がして6時7時と横になったまま、こうしていると隣近所の雨戸の音などが結構やかましい・・・・・。
それにしても昨日は疲れた八ヶ岳連峰の西岳日帰り登山(八ヶ岳初挑戦)、感激よりも厳しい2,398mでした。
いつものように始発電車を目指し午前4時半、何せ玄関がお隣のご夫婦の寝室の直近精一杯気は使っても日曜日の朝きっと迷惑しているだろうと思いつつ心の中で「お許し~」って呟き戸締まり(我が家の玄関ドアー立派なので施錠の音が響きわたるのです)。
自宅を離れると一安心、それにしても夜明けが随分遅くなったのを感じるその上朝から猛烈に蒸し暑い、若かりし頃は駅まで20分もあれば歩けたが今ではそんなこと夢の又夢。
汗を拭き拭き駅を目指す遙か前方に人影(途端にムラムラと競争心)、見る見る近づいて来る気分を良くして追走が何か臭う、しまったこのサラリーマン氏煙草を吸いながら駅に向かっていたのです。
そう言えば以前山に出かける時に遭遇したことあり「こいつは朝から縁起が悪いわい~ナ~」(小生煙草の臭い大の苦手なのです)。
電車のなかでは眠い目をこすりながら乗り越し防止に地元のエッセイストの本を読み読み、やっと到着した新宿駅西口この日も山や旅行客がいっぱいそして祝福するかの如き青空と暑い夏の日ざし。
中央高速談合坂の空はこれ、夏休み最後の日曜日車の数も相変わらず多い。
でも山梨県に入ると八ケ岳連峰も南アルプスも雲間にチラリ嫌な予感。
そして道の駅小淵沢の空はこんなでした。
今日は登山口(富士見高原ゴルフ場)から約3時間(標高差1,058m)の西岳山頂を目指しひたすら上りとのリーダーの予告(丹沢大倉~塔ノ岳と似たりよったりかしら?)、青空も少しだけ見えた。
不動清水までは比較的明るく足下にはそこそこ珍しい花の面影、道も緩やかで歩き易かった、不動清水では延命水がその名の通りチョロチョロと流れ出ていました。
ここから本格的な登山道針葉樹の森に入り展望はほとんどなく視線は足下、お宝を探しながら前進。
第2林道交差部で小休止・第3林道交差部で昼食何故か休憩地付近には花は見られず歩行中には沢山の花に出会うのは何故でしょうか?(ブツブツ)
これは山頂直下で編笠山が見えていたのです(15分後山頂ではまったくお隠れになってしまいました)
13時40分西岳山頂到着、山頂にはマツムシソウ・シラタマの実・ホソバヒナウスユキソウ・イブキジャコウソウ・ヤマホタルグサなどが見られました、あとは花の最盛期に登山時期を選べば高山植物を満喫できることでしょう。
しかしここはガスのなか先まで見えていた編笠山も遮られほとんど見えず、見えるのは登山口付近のグランドや建物だけ大急ぎで頂上の標識に並んで記念写真を撮影。
その直後にバラバラと大粒の雨が降ってきました、ザックから合羽を出す間も惜しいほどの強雨森に逃げ込み下山準備。
山頂滞在時間10分一寸で立場川キャンプ場に向かって下山開始、雨は益々激しくなり樹林帯のなかの登山道は結構な急勾配で荒れている「もう~大変でした」。
真昼にも関わらず辺りは薄暗く雨に煙って足下が見にくく木の根に足を取られ転倒する人も続出、更に雷が頭上で響き肝を冷やし『火事場の何とやらで』標高差700m程を一気に駆け下りました。
ひとしきり降った雨があがった林道分岐で休憩、一寸道草『信玄の隠岩』を見物でも暗い森の中余り感動せず(ただ何故こんな所に岩が集まっているのかは不思議に感じました)。
ここから登山口まで標高差300mが忘れられないモノになったのです、雨も止み傾斜も緩い登山道ゴール間近と楽勝な気分で「ルンルン」が間もなくバケツをひっくり返したような雨頂上付近の雨の比ではない近頃流行のゲリラと思えるほど。
第五配水池まで下ったが雨はいっこうに小降りにならず暫く雨宿り、しかし雨はあがらずこの頃には登山道は小川状態。
でも登山靴は大した優れもの水溜まりをじゃぶじゃぶ歩いても靴のなかに水が浸み込んでこない、値段が普通の革靴の倍以上したがこんなところに差があったのかと感心。
しかしキャンプ場へあと300mの最後の急傾斜にさしかかった頃から右足の膝(古傷)が針で刺されたような傷み、次に左足の膝一年振りの両膝の激痛「あァ~やっちゃいました」足を引きずりみんなの待つゴールへ。
いつも下りは京都のお公家さんの気持ちで上品に歩いていたのですが今日は雨の中雷に追われ駆け下りたので大切な膝を酷使してしまったのでしょうか?
次までに膝を鍛え直し楽しい秋の山歩きをしたいモノ・・・・・。
帰路中央高速にのる頃には青空と元気いっぱいの入道雲、うらめしい思いで出車窓に目をやるうちに瞼が次第に重くなりビールなしでも眠ることが出来ました。
追伸
この日は余り良い写真は撮れず今のところリベンジする気力も失せてます。