確かにそうですね、生きる為以外の無駄な事はしません。
遊びに見える事でも、それは狩の練習だったりしますしね。
無駄な事をする動物は、この地球上で人間だけでしょう。
でも、その無駄が文明を生み、文化を育んできました。
原点は、より安心で安全に生活したいという欲求でしょう。
やはり、直立歩行する事によって両手が自由になった事が、無駄な事をする為にはとても大きかったのでしょうね。
壁に絵を描くなんて、とんでもない無駄ですからね!(^○^)
でもそれが、書道につながっている。
一足飛びかっ!(笑)
何かを書きたくなる衝動というものは、原始人同様現代人だって抑えられるもんじゃありませんし、抑えちゃいけません。
子供に書く道具を与えたら、一日中眠くなるまで何かを書いてますよね。
起きて、食べて書いて食べて寝るって感じ。
書きたくなったから書いて、書きないから書かないのがルール。
書の芸術性の基本とはそういうものですが、書道は書きたくない時でも無理やり書いて、精神を鍛える事も目指します。
一番の無駄ですよね(^○^)
でもその無駄が、精神の自由を生み出す要因をつくるのです。
『君たち人間は本当に動物なのか?』と問いたくなるレベルですよね。
書道の本質は、『何かを書きたい!』という人間の本質的な衝動なのだと思うのです。