写真=昨年5月1日メーデーに参加したコナカ支部の渡辺委員長(左)と笹川書記長
4月10日、私たち全国一般東京東部労組コナカ支部とコナカ経営陣との第15回団体交渉が都内の会議室で開かれました。組合側4人、会社側7人の出席でした。
コナカ支部は春闘の賃上げ低額回答を許しません!
前回の団交から持ち越している「2008年春闘要求書」(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/ad656560e6595f2c68317f7428fb8316)への回答を、会社側から聞きました。とくに社員の要望が強い賃上げについて時間をかけて話し合いました。
会社側は「3万円アップという組合要求を再検討したが、難しい状況だ」とあらためて回答しました。これに対して組合側は「がんばって個人予算も達成しているのに、どうして給料が上がらないのか」「社員と家族の暮らしを守るのが経営者の責任だ」と厳しく追及しました。
「売り上げが下がっているので我慢してもらうしかない」と繰り返す会社側に、組合側は「私たちばかりに我慢を強いるのは許されない。みなさん方、経営陣も月々10万円台で暮らしているのか。役員報酬を何%カットしたのかを教えるべきだ」と迫りました。
この点について会社側の大野常務は「役員はかなりハードな仕事をしているので……」と答えました。組合側はすぐさま「私たち店舗社員の仕事は楽だと言うのか」と怒りの声をあげました。
今年度の定期昇給(年齢などに応じた昇給)とベースアップ(賃金水準の底上げ)の賃上げ額がいくらになるかは、5月20日に開かれるコナカの役員会で最終的に決定するとのことです。ちなみに一昨年は5151円(ベースアップ500円含む)、昨年は4558円(定期昇給のみ)でした。
その他の手当や組合権利などの要求についても「現状維持」「考えていない」などと不誠実な回答に終始しました。
経営陣による賃上げ低額回答を許してはいけません。役員会での決定に注目しましょう。すべての社員はコナカ支部といっしょに大幅賃上げを勝ちとりましょう。
「青山とコナカはちがう」!?店長への過去の残業代未払い問題
店長の「名ばかり管理職」問題をめぐっては、団交の2日前に同業他社である「洋服の青山」が全店長に過去2年分の未払い残業代12億円を支払うと発表したばかりで、コナカ経営陣の回答が注目されていました。
ところが、会社側の見解は「青山は青山、うちはうち」とのことでした。こうした姿勢を果たして世間はどう見るのでしょうか。いつまでも過ちを認めようとせず、店長に1円も過去の残業代を支払っていないコナカの悪質さは際立ちます。同業他社に先がけて改革していくチャンスをみすみす見逃していると言わざるをえません。
また、4月1日に厚生労働省が「管理監督者の範囲の適正化について」(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/5ffd0a0dc5df38a9ad4fcdb77e91c656)と題する行政通達を発したことについても見解を問いただしました。これについても会社側の見解は「コナカには当てはまらない」というものでした。
厚労省が通達の中で指摘している「割増賃金の支払や過重労働による健康障害防止等に関し労働基準法等に照らして著しく不適切な事案もみられ、社会的関心も高くなっているところである」とは、まさにコナカを含めて「名ばかり管理職」問題で社会的に批判されている企業を指しているのは明らかです。
世論を敵にまわし、法律を守らないコナカ経営陣の姿勢を社員の力で変えさせましょう。コナカの「名ばかり管理職」問題は、店長だけの問題ではありません。会社全体の体質を改善し、働く者の声が尊重される職場にするための取り組みです。新たに裁判に立ち上がる2人の現役店長をみんなで応援しましょう。
損害賠償の労使協定に抗議の声をあげましょう!
この日の団交では、今月初めに会社側が各店舗ごとに締結するよう求めた「賃金控除の労使協定」(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/ecb42ef05125209971a063b1649653bd)についても取り上げました。
その協定の中に、社員が会社に与えた損害の賠償金を毎月の給料やボーナス、退職金から差し引くという条項が新たに盛り込まれている点を「社員の不利益につながる恐れがあるので削除すべきだ」と指摘しました。
なぜ、会社側はこのような協定を結ぼうとしているのでしょうか。経営陣の回答は「必要になったときに必要だから」でした。誰が聞いても、とうてい納得しがたい答えです。
経営陣は、法律で定められた「賃金全額払いの原則」を外してまで賃金控除項目に入れる理由を明確に説明できませんでした。会社に損害を与えたら賃金から差し引くぞ、という脅しで社員の声を押さえ込もうというのが本当の理由と考えざるをえません。
コナカ経営陣による「脅し」に屈さず、正しいことは正しい、間違っていることは間違っている、と堂々と声をあげていきましょう。職場で自由にものが言える会社にするためコナカ支部に集まりましょう。
“名ばかり管理職”電話相談
十分な権限がないのに管理職として扱われる「名ばかり管理職」の問題が広がっていることを受けて、東京のNPOが相談窓口を設けたところ、管理職を名目に残業代がないまま長時間労働をさせられているという相談が相次いで寄せられました。
「名ばかり管理職」の相談窓口を設けたのは労働組合などでつくるNPO法人「労働相談センター」で、13日正午から受け付けを始めると、電話による相談が次々と寄せられました。このうち、バス会社の50歳代の課長からは「運行の管理や運転手に業務を割り振る仕事に当たり、連日、深夜2時すぎまで働いているが、管理職だという理由で残業代は払われない」という相談が寄せられました。また、40歳代の男性からの相談は「次長という肩書で管理職として扱われているが、月の残業が200時間を超えて、このまま働き続ければ体調を崩すのではないかと不安だ」という内容でした。12人の相談員たちは、個人で加盟できる労働組合を紹介したり労働基準監督署と連絡を取るようアドバイスをしていました。「名ばかり管理職」をめぐっては、自分は管理職には当たらないとして残業代の支払いを求める裁判が各地で起きているほか、企業の中にも管理職制度を見直す動きが出始めています。「労働相談センター」の須田光照さんは「管理職の肩書が付けば残業代がないのはしかたないと思いこんでいる人も多いが、管理職の条件は法的に厳格に定められている。あきらめず、声をあげて、会社に改善を求めていくことが大切だ」と話しています。
経営陣の方々、失望させないで下さい。第二新卒流行ってますから、3ヶ月そこそこで辞める人出るかもしれません。
東部の方々、これからも頑張って下さい。申し訳ないんですが、私の店舗では組合について一切話がなく加入してませんが陰ながら応援してます。
労働環境の改善とは、働きながらのワーキングプアを無くす事です。一生懸命就職活動をして入った会社だから昇進、昇格して収入を安定させたいと努力しても店長になってからの労働対価は正しいだろうか?タイムカードに載らない労働時間を含めると時給はアルバイト以下になってしまう社員は何人いるだろう?残業収入とは基本給料からプラス収入になるはずが、最近はどの業界も残業して給料が一人前のみなし労働ばかり。残業しないと生活がかなり厳しい社員が多くなっている。生涯計画なんてありえないです。どの企業も経費削減に人件費から手をつけているからリストラで年金を払えない人達や残業できない分、消費者金融に頼る人達が増えている。
この状況を労働組合は一生懸命に改善努力してくれていますが、経営陣は聞く耳を持たずに第二組合を作り上げ不法労働行為を揉み消すばかりだ。法律や署名活動などから経営陣に裁きは出来ないのだろうか?
あなた方の所得はどうなんでしょうか???
下々の者にばかり負担を押し付けて!!!
その無責任体質なんとかなりませんか???
役人と同じですよ。
既存店の売り上げが下がったのは誰のせいですか?
客数が下がってるのは?
売り上げがダウンしてるのは?
あなた方、経営陣のせいではないのですか??
それでも現場のせいなのですか?
「役員は仕事がハードだから・・・」とか、
おっしゃってたみたいですが。
経営者は結果が重要なのでは???
だったらあなた方はクビですよね!
外資系ならとっくにリストラですよ。
問題解決能力のないあなた方は。
休みの取れない状態とのこと法律で定められている定期健康診断コナカの場合どうなっているのか?
労働条件が悪い中とても心配ですね
会社の規定は印刷されたものが社員一人一人に渡されているのでしょうか、把握していないのでは?
会社の基礎がしっかりしていないとなかなか会社は良くならないと思います基礎を固めてより良い会社にしてくださいその為にも大変だと思いますが労働組会の方よろしくお願いします
労働組会の方々が大変なおもいでやっていただいているので有難いです本人も心の中ではいっぱい言いたい事があると思います
役員から見て、離れていて、見られていて、いい加減に言葉を濁されているだけなのかも知れないね。悲しいねコナカの名ばかり管理職は!今までの名ばかり管理職はこの際立ち上がろうよ。立ち上がってみんなで戦おうよ。少しでも自分を出していこうヨ!すでに、2人が立ち上がっているんだから、怖くはないよ。みんながついているから!
■名ばかり管理職相談会
十分な職務権限を持たないのに管理職とみなされ、残業代が支給されない「名ばかり管理職」の問題で、労組などでつくるNPO法人労働相談センター(東京都葛飾区青戸3の33の3)は、13日正午から午後5時まで無料相談を受け付ける。来所か電話(03・3604・1294)、メール(toburoso@ka2.so-net.ne.jp)。