コナカが組合に「名ばかり」の回答

コナカ支部の質問状に「名ばかり」回答
経営陣は組合員の疑問に答えてください！

コナカで働くみなさん、コナカ経営陣は１月１６日、私たち全国一般東京東部労組コナカ支部に対して「回答書」と題するファックスを送ってきました。しかし、それは私たちが今回の営業時間の短縮にからんで提出した質問状に明快に答えることがない「名ばかり」の回答書でした。

この回答書で会社側は「今回の店舗営業時間の変更について、会社は貴組合との関係において特段の問題があったとは考えておらず、貴組合との労働協約違反も存在しないと考えております」と記しています。コナカの経営陣は本当に私たちの質問状（http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/cffce91abbdb671cc0485fef4d81ff33）を読んだのでしょうか。

営業時間の変更・短縮は、コナカ支部の組合員を含むすべての社員にとっては始業時間や休憩時間などの労働条件の変更にあたるのは明らかです。こうした労働条件の変更を本人の同意も抜きに強行するやり方が労働契約法に違反するのではないかと私たちは尋ねているのです。

収入減になる恐れがある労働条件の変更について、労働組合や社員と話し合うのは当たり前でなないかと尋ねているのです。「特段の問題があったとは考えていない」と言い切る経営陣の鈍感さにはあきれます。結論のみでその理由や法的根拠をまったく述べない姿勢も不誠実と言わざるをえません。

今回の労働条件変更のやり方が、会社側とコナカ支部が結んでいる「組合員の労働条件及び変更について、組合と協議する」という「確認書」＝「労働協約」に違反しているのも明らかです。しかし、ここでもやはり「労働協約違反が存在しない」というだけで何ら理由を示していません。

また、会社側は回答書の中で「団体交渉について、互いの日程調整が合わないという事実は存在しますが、会社が貴組合からの団体交渉を拒否したとの事実はありません」と記しています。

私たちが１月６日に申し入れた団体交渉の日程は２月３日です。それを会社側は１月６日の夜に「１月７日か１月８日」と返答してきたのです（http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/a360edbfc5588075e1680aa9b47f23e0）。まさに「日程調整」する余地がないような会社の対応が妥当かどうかを私たちは聞いているのです。

そもそも私たちが申し入れた次回団交の日程（２月３日）を拒否する理由を明らかにするよう求めたにもかかわらず、今回の回答書では一切触れていません。当労組の１月７日付「抗議および要請書」について何の回答もしてこなかったことについての質問にも何ら答えていません。

したがってコナカ支部は本日（１月２１日）、あらためて会社側に対して「再質問状」を提出しました。回答期限は１月２８日です。コナカ支部とすべての社員に誠意ある回答をするよう注目してください。