昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第11戦~第15戦('75ジャイアントS)

2011年08月27日 19時30分18秒 | '75全日本プロレス
第11戦 10月10日(金・祝)大分・別府市営プール 観衆4300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)ブッチャー&ピューリン
①ブッチャー(12分39秒体固め)鶴田
②鶴田(2分47秒反則勝ち)ブッチャー
③鶴田(4分28秒体固め)ピューリン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(13分35秒エビ固め)スタン・ハンセン
アントン・ヘーシンク(9分58秒逆エビ固め)ボビー・ジャガーズ
オックス・ベーカー(9分54秒体固め)サムソン・クツワダ

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、伊藤正男(12分47秒体固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&肥後
①小鹿(14分6秒コブラツイスト)肥後

20分1本勝負
マシオ駒(9分26秒首固め)桜田一男
伊藤正男(10分23秒体固め)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(7分32秒体固め)園田一治

(試合開始18時)

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第12戦 10月11日(土)大分・津久見市営体育館 観衆3300人
タッグマッチ60分3本勝負
ブッチャー&ピューリン(2-1)鶴田&高千穂
①ブッチャー(9分10秒体固め)高千穂
②高千穂(7分4秒体固め)ピューリン
③外人組(3分49秒反則勝ち)日本組

30分1本勝負
ジャイアント馬場(8分9秒体固め)ボビー・ジャガーズ
ザ・デストロイヤー(17分38秒4の字固め)ラリー・ズビスコ
アントン・ヘーシンク(8分19秒逆エビ固め)スタン・ハンセン
オックス・ベーカー(10分28秒体固め)グレート小鹿

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)クツワダ&伊藤
①ヒライ(15分4秒体固め)伊藤

20分1本勝負
大熊元司(10分55秒体固め)桜田一男

15分1本勝負
肥後宗典(7分53秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時)

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第13戦 10月12日(日)吹田・大阪万博記念公園お祭広場 観衆6100人
USヘビー級選手権 時間無制限1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(1-0)ザ・デストロイヤー
①ブッチャー(15分54秒体固め)
デストロイヤーが4の字固めを決めようとした瞬間、ブッチャーは凶器でデストロイヤーの頭部を一撃。さらに凶器で2度殴りつけ、倒れたところへジャンピング・エルボードロップを決めフォール。
※ブッチャーがタイトルを獲得。

タッグマッチ45分3本勝負
馬場&ヘーシンク(2-0)ハンセン&ジャガーズ
①馬場(8分43秒体固め)ジャガーズ
馬場はジャガーズをロープへ振っての16文キックからネックブリーカー・ドロップを決めフォール。
②ヘーシンク(4分5秒逆エビ固め)ハンセン
ヘーシンクはハンセンへすくい投げ2連発からロープに振って抱え上げ、リングに落として逆エビに決め勝利。

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(13分10秒体固め)ラリー・ズビスコ
オックス・ベーカー(9分40秒体固め)大熊元司
高千穂明久(11分55秒片エビ固め)プリンス・ピューリン

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)小鹿&肥後
①駒(13分15秒コブラツイスト)肥後

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(12分50秒体固め)桜田一男
伊藤正男(11分8秒体固め)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(7分42秒体固め)園田一治

(試合開始14時)「全日本プロレス中継」収録

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第14戦 10月13日(月)広島・福山市体育館 観衆4800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&ピューリン
①日本組(9分28秒反則勝ち)外人組
②鶴田(6分27秒体固め)ピューリン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(15分34秒4の字固め)ラリー・ズビスコ
アントン・ヘーシンク(12分8秒逆エビ固め)ボビー・ジャガーズ
サムソン・クツワダ(12分5秒体固め)スタン・ハンセン
オックス・ベーカー(9分48秒体固め)大熊元司

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、グレート小鹿(14分46秒逆片エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)高千穂&桜田
①ヒライ(16分16秒体固め)桜田

20分1本勝負
グレート小鹿(7分57秒体固め)肥後宗典
伊藤正男(11分4秒体固め)大仁田厚

15分1本勝負
淵正信(8分49秒首固め)園田一治

(試合開始18時)

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第15戦 10月14日(火)松山・愛媛県民館 観衆4000人
PWFヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-0)オックス・ベーカー
①馬場(8分24秒片エビ固め)
ベーカーがコーナーに馬場を詰め首絞め攻撃。この時セコンドについていたブッチャーが馬場を場外へ引きずり落としベーカーと二人がかりで攻撃。ベーカーが馬場をイスで殴ろうとするが、セコンド陣がベーカーを制止する間に馬場がイスを奪いベーカーへ一撃を加えリングへ。馬場を追いベーカーもイスを持ちリングに入ってきたが、待ち構えていた馬場はイスを奪いベーカーの脳天に一撃加え、倒れたところを押さえ込んで先制。
②馬場(4分28秒体固め)
ベーカーがタイツから凶器を取り出し攻撃するが、馬場に凶器を持った手を押さえられると凶器が落下。これを拾い上げた馬場が、ベーカーの喉を一突き。倒れたところへストンピングを連発した後、ベーカーをロープに振って凶器突きを決めフォール。
試合後、ブッチャーが馬場にUSヘビー級王座も賭けてダブルタイトルマッチを行えとアピール。
※馬場がタイトル29度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「ベーカーは案外もろかった。拍子抜けしたよ。ブッチャーから挑戦されたが、日程から見て調整がつかない。それに今の自分としては、大木との一戦に的を絞りたい。別にブッチャーが怖くて逃げるつもりなんか全くない。次の機会には何でも受けてやる。」
ブッチャーのコメント
「若造の鶴田は血だるまにしてやったし、デストロイヤーのやつは叩き潰してベルトを奪ってやった。もう俺の相手は馬場しかいないじゃないか。俺は昨年馬場のキックで血だるまにされた事を決して忘れないからな。」
ベーカーのコメント
「レフリーは全く不公平だ。俺の凶器を必死になって制止したくせに、馬場の場合は黙って見ていたじゃないか。2本とも最後は凶器によるものだぜ。なんてこった。」

タッグマッチ45分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-0)ブッチャー&ピューリン
①日本組(14分5秒反則勝ち)外人組
②デストロイヤー(4分15秒4の字固め)ピューリン

30分1本勝負
アントン・ヘーシンク(11分25秒逆エビ固め)ラリー・ズビスコ
高千穂明久(10分43秒エビ固め)ボビー・ジャガーズ
スタン・ハンセン(9分18秒体固め)大熊元司

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)小鹿&伊藤
①ヒライ(12分18秒体固め)伊藤

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(12分23秒体固め)桜田一男

15分1本勝負
肥後宗典(9分32秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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コメント

第16戦~第20戦('75ジャイアントS)

2011年08月27日 19時20分03秒 | '75全日本プロレス
第16戦 10月15日(水)鳥取市民体育館 観衆3800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&高千穂(2-1)ブッチャー&ジャガーズ
①ブッチャー(7分36秒体固め)馬場
②馬場(6分54秒体固め)ブッチャー
③高千穂(5分13秒体固め)ジャガーズ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(10分59秒4の字固め)プリンス・ピューリン

タッグマッチ30分1本勝負
鶴田&ヘーシンク(1-0)ハンセン&ズビスコ
①ヘーシンク(17分12秒逆エビ固め)ズビスコ

30分1本勝負
オックス・ベーカー(10分26秒エビ固め)桜田一男

20分1本勝負
グレート小鹿(時間切れ)サムソン・クツワダ
大熊元司(13分53秒体固め)マシオ駒
ミツ・ヒライ(9分4秒体固め)肥後宗典
伊藤正男(11分44秒体固め)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(7分23秒逆エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第17戦 10月16日(木)鳥取・米子市体育館 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&クツワダ(2-1)ブッチャー&ジャガーズ
①日本組(12分7秒反則勝ち)外人組
②ブッチャー(2分30秒体固め)クツワダ
③クツワダ(2分32秒体固め)ジャガーズ

30分1本勝負
アントン・ヘーシンク(13分38秒逆エビ固め)プリンス・ピューリン
ジャンボ鶴田(9分41秒体固め)オックス・ベーカー
ザ・デストロイヤー(19分28秒エビ固め)スタン・ハンセン
高千穂明久(12分22秒回転エビ固め)ラリー・ズビスコ

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&桜田
①小鹿(19分28秒体固め)桜田

20分1本勝負
マシオ駒(12分54秒片エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
肥後宗典(12分41秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第18戦 10月17日(金)愛知・名古屋市体育館 観衆3300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&杉山(2-0)ブッチャー&ピューリン
①日本組(9分56秒反則勝ち)外人組
②杉山(7分8秒体固め)ピューリン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(10分15秒4の字固め)ボビー・ジャガーズ
ジャンボ鶴田(15分11秒片エビ固め)スタン・ハンセン
グレート小鹿(13分54秒首固め)ラリー・ズビスコ
高千穂明久(21分33秒回転エビ固め)オックス・ベーカー

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、伊藤正男(9分13秒体固め)大仁田厚

20分1本勝負
大熊元司 (時間切れ)サムソン・クツワダ

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)肥後&桜田
①ヒライ(10分13秒体固め)桜田

15分1本勝負
伊藤正男(11分27秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第19戦 10月19日(日)秋田・羽後町総合体育館 観衆3800人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&高千穂(2-1)ブッチャー&ジャガーズ&ズビスコ
①ブッチャー(13分体固め)高千穂
②高千穂(7分47秒体固め)ズビスコ
③鶴田(1分57秒体固め)ジャガーズ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(19分42秒片エビ固め)オックス・ベーカー
スタン・ハンセン(11分33秒体固め)サムソン・クツワダ
プリンス・ピューリン(11分51秒回転エビ固め)マシオ駒

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&桜田
①小鹿(19分21秒コブラツイスト)桜田

20分1本勝負
伊藤正男(12分52秒体固め)淵正信

15分1本勝負
肥後宗典(11分49秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第20戦 10月20日(月)秋田市体育館 観衆4500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-0)ブッチャー&ピューリン
①日本組(11分59秒反則勝ち)外人組
②デストロイヤー(9分54秒4の字固め)ピューリン

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(12分24秒片エビ固め)ラリー・ズビスコ
グレート小鹿(13分25秒体固め)オックス・ベーカー
大熊元司(13分52秒体固め)ボビー・ジャガーズ
スタン・ハンセン(10分体固め)桜田一男

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、伊藤正男(8分37秒片エビ固め)高千穂明久

タッグマッチ20分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)駒&ヒライ
①高千穂(15分34秒回転エビ固め)駒

20分1本勝負
伊藤正男(11分26秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
大仁田厚(13分8秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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(海外情報)大木金太郎の近況
馬場戦が決まった大木は、10月に入って韓国・済州島で特訓を開始。18日にはソウル特別市に完成した文化体育館のこけら落とし大会を開催し、5ヶ月ぶりの試合を行った。大会後はアメリカから来たキム・ドクをパートナーに特訓を続ける予定。

10月18日韓国・ソウル特別市文化体育館 観衆3000人(満員)
インターナショナル・ヘビー級選手権 60分3本勝負
大木金太郎(2-1)マリオ・ミラノ
①大木(11分23秒キーロック)
②ミラノ(1分25秒体固め=ジャンピング・パイルドライバー)
③大木(2分23秒体固め=ヘッドバット4連発)
※大木がタイトル防衛。
大木のコメント
「苦しい試合だったが、一つも息切れしなかったので、スタミナは大丈夫。新日本プロレスのワールドリーグ戦に参加して以来実戦から遠ざかっていたので少しスタミナの点が気がかりだった。これなら十分いけるし、頭突きを主体に一気に勝負したい。時間無制限1本勝負なら馬場よりも俺の方が有利だ。」

タッグマッチ45分1本勝負
ジョージ・バーンズ&ラリー・オーディ(1-0)呉大均&姜成英
①バーンズ(10分30秒体固め)姜

30分1本勝負
キム・ドク(9分20秒体固め)エル・ターレット
ネフ・マイアバ(10分20秒ベアハッグ)洪武雄

(試合開始18時30分)

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コメント

第21戦~第25戦('75ジャイアントS)

2011年08月27日 19時10分23秒 | '75全日本プロレス
第21戦 10月21日(火)岩手・千廐町営体育館 観衆2500人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&大熊(2-1)ブッチャー&ハンセン&ピューリン
①ブッチャー(9分38秒体固め)大熊
②日本組(2分49秒反則勝ち)外人組
③鶴田(2分体固め)ハンセン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(13分41秒体固め)オックス・ベーカー
高千穂明久(14分43秒エビ固め)ボビー・ジャガーズ
ラリー・ズビスコ(11分55秒回転エビ固め)マシオ駒

タッグマッチ30分1本勝負
クツワダ&桜田(1-0)小鹿&肥後
①クツワダ(21分21秒体固め)肥後

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(15分13秒首固め)伊藤正男

15分1本勝負
淵正信(12分24秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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10月21日全日本プロレスから馬場対大木戦の立会人を依頼されていた東京スポーツの井上博社長が、健康状態がすぐれない事を理由に立会人の要請を断った。
井上博東京スポーツ社長のコメント
「いろいろ考えた末に馬場さんから依頼されていた立会人になることをお断りする事にした。私はこのところ健康がすぐれないし、大切な役目が務まるかどうか自信がない。正直言って前回のデスマッチの時、立会人を引き受けてこりた。今回は大木選手もかなり感情的になり、立会人はいらないと言っているようだし、とても責任のある立会人を引き受ける事はできない。両選手ともプロレスラーらしく、正々堂々と戦ってほしい。」
馬場のコメント
「井上社長に立会人を断られるとは、えらい事になった。ビッグマッチでは何回もお願いしているし、エリックとのデスマッチでもやっていただいたので、受けてもらえるものと安心していた。私と大木の試合は町の喧嘩とはわけが違う。立会人のもとで正々堂々戦うべきだろう。しかしこうなった以上、立会人なしでやるしかない。プロレスのルールにのっとって、いい試合をやらなくてはならんだろう。」

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10月21日東京ヒルトンホテルで百田家(百田敬子さんとリキエンタープライズの山本正男代表)が記者会見を行い、力道山の十三回忌にあたる事から、それを記念した大会(12月11日東京・日本武道館)を日本の三団体に呼び掛けて開催すると発表した。各団体には事前に相談して賛同してもらっているとの事。

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第22戦 10月22日(水)岩手・江刺市民体育館 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)ブッチャー&ジャガーズ
①鶴田(12分44秒体固め)ジャガーズ
②ブッチャー(3分45秒体固め)デストロイヤー
③デストロイヤー(4分13秒4の字固め)ジャガーズ

30分1本勝負
ジャイアント馬場(10分20秒片エビ固め)オックス・ベーカー
グレート小鹿(23分33秒コブラツイスト)プリンス・ピューリン
サムソン・クツワダ(14分10秒片エビ固め)ラリー・ズビスコ
大熊元司(7分5秒体固め)スタン・ハンセン

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)高千穂&肥後
①ヒライ(12分8秒体固め)肥後

20分1本勝負
桜田一男(11分39秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(13分5秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)

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第23戦 10月23日(木)岩手県営体育館 観衆4500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&高千穂(2-1)ブッチャー&ピューリン
①高千穂(9分14秒体固め)ピューリン
ビューリンへ馬場が16文キックを決め、高千穂がフォール。
②外人組(5分59秒リングアウト)日本組
馬場がピューリンにシュミット流バックブリーカーを決め、続けてコーナーポストからの攻撃を狙いコーナー最上段へ上がりかけていたところへブッチャーが突進しエルボー。これで場外に吹っ飛ばされた馬場は、本部席の机で後頭部を強打しダウン。さらにブッチャーの追撃を受けダウンしたままリングへ戻れず、リング内で高千穂とやり合っていたビューリンのリングアウト勝ち。
③日本組(1分59秒反則勝ち)外人組
馬場はセコンドの助けでリングに入ったものの戦える状態ではなく、すぐに高千穂とタッチ。しかしブッチャーが試合そっちのけで馬場に襲い掛かり、凶器シューズによるキック、エルボードロップを連発するなど攻撃をやめず、制止するレフリーにも暴行し反則負け。
試合終了後、ダウンしたままの馬場をセコンドが場外マットに乗せ控室に運んだが、そこにもブッチャーが乱入し大暴れした。

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(10分37秒片エビ固め)ボビー・ジャガーズ
ザ・デストロイヤー(14分56秒4の字固め)ラリー・ズビスコ
大熊元司(15分4秒体固め)オックス・ベーカー
グレート小鹿(18分27秒エビ固め)スタン・ハンセン

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)クツワダ&桜田
①ヒライ(14分55秒体固め)桜田

20分1本勝負
伊藤正男(9分32秒片エビ固め)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(11分30秒体固め)園田一治

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第24戦 10月24日(金)青森・弘前市民体育館 観衆4000人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-0)ブッチャー&ピューリン
①鶴田(12分35秒片エビ固め)ピューリン
②日本組(7分44秒反則勝ち)外人組

30分1本勝負
ボビー・ジャガーズ(9分58秒体固め)ジャイアント馬場
試合中ブッチャーが乱入しジャガーズに加勢。前日のダメージが残る馬場はフォール負け。
高千穂明久(13分39秒回転エビ固め)ラリー・ズビスコ
サムソン・クツワダ(12分44秒腕固め)オックス・ベーカー
スタン・ハンセン(14分14秒体固め)桜田一男

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)駒&ヒライ
①時間切れ

20分1本勝負
伊藤正男(12分7秒片エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
淵正信(11分3秒逆さ押さえ込み)園田一治

(試合開始18時30分)

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第25戦 10月25日(土)秋田・鷹ノ巣体育館 観衆3900人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&小鹿(2-1)ブッチャー&ピューリン&ジャガーズ
①ブッチャー(5分25秒体固め)馬場
②小鹿(7分19秒体固め)ピューリン
③鶴田(5分53秒片エビ固め)ジャガーズ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(25分55秒4の字固め)ラリー・ズビスコ
大熊元司(8分24秒エビ固め)オックス・ベーカー
サムソン・クツワダ(14分14秒片エビ固め)スタン・ハンセン

タッグマッチ20分1本勝負
高千穂&桜田(0-0)駒&ヒライ
①時間切れ

20分1本勝負
伊藤正男(9分27秒体固め)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(11分24秒体固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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10月27日午後3時から六本木の全日事務所で記者会見を行ったジャイアント馬場は、百田家が故力道山の十三回忌にちなみ12月11日東京・日本武道館で行う「力道山十三回忌追善大試合」への参加を各団体に呼び掛けた件で、全日本プロレスは参加の意思を表明した。

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コメント

第26戦~第29戦('75ジャイアントS)

2011年08月27日 19時00分07秒 | '75全日本プロレス
第26戦 10月27日(月)神奈川・大和市車体工業体育館 観衆2000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&ジャガーズ
①日本組(8分31秒反則勝ち)外人組
②鶴田(4分47秒体固め)ジャガーズ

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分39秒4の字固め)オックス・ベーカー
サムソン・クツワダ(10分52秒片エビ固め)ラリー・ズビスコ
高千穂明久(10分2秒エビ固め)スタン・ハンセン
プリンス・ピューリン(10分7秒回転エビ固め)ミツ・ヒライ

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)駒&桜田
①大熊(18分58秒体固め)桜田

20分1本勝負
肥後宗典(12分8秒エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
淵正信(13分29秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第27戦 10月28日(火)甲府・山梨学院大学体育館 観衆7000人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)ブッチャー&ピューリン
①外人組(5分52秒反則勝ち)日本組
②鶴田(7分22秒体固め)ピューリン
③日本組(4分7秒反則勝ち)外人組

45分1本勝負
ジャイアント馬場(8分4秒片エビ固め)ラリー・ズビスコ

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ハンセン&ジャガーズ
①大熊(23分38秒体固め)ジャガーズ

30分1本勝負
高千穂明久(11分9秒体固め)オックス・ベーカー

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、伊藤正男(7分33秒体固め)桜田一男

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)クツワダ&桜田
①ヒライ(11分57秒首固め)桜田

20分1本勝負
伊藤正男(13分5秒体固め)淵正信

15分1本勝負
肥後宗典(12分19秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第28戦 10月29日(水)茨城・下館市丸共青果市場 観衆2400人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&ピューリン
①日本組(7分27秒反則勝ち)外人組
②鶴田(8分50秒体固め)ピューリン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(12分37秒体固め)オックス・ベーカー
サンダー杉山(10分28秒体固め)ラリー・ズビスコ
グレート小鹿(14分32秒体固め)スタン・ハンセン
大熊元司(10分50秒体固め)ボビー・ジャガーズ

タッグマッチ20分1本勝負
駒&ヒライ(1-0)高千穂&クツワダ
①駒(12分30秒腕固め)クツワダ

20分1本勝負
肥後宗典(8分12秒体固め)淵正信

15分1本勝負
大仁田厚(7分53秒逆さ押さえ込み)園田一治

(試合開始18時30分)

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10月29日午後3時東京ヒルトンホテルで馬場全日社長、吉原国際社長が同席して百田家が記者会見を行い、百田家預かりとなった日本プロレス・国際プロレス・全日本プロレスが参加して、12月11日東京・日本武道館で「力道山十三回忌追善特別大試合」を行うと発表した。
百田敬子さんのコメント
「三団体の皆さんが快く賛同してくださって嬉しい限りです。具体的なプランも決まりホッとしていますが、残念なのは新日本プロレスの猪木さんが参戦してくれない事です。7月半ばに猪木さんと話し合い、たとえその日試合が組まれていたとしても参加するとおっしゃっていたのに…誠に残念です。」
リキエンタープライズ山本代表のコメント
「四団体すべてが出てくれると本当にこれ以上の喜びはないのだが、猪木君からは10月9日蔵前国技館で参加の意思がないと聞かされた。人を介して話し合ったが快諾を得ないままに終わった。力道山家の統一見解として、今日をもって出てもらわなくて結構だ。」
馬場全日社長のコメント
「参加を決めた以上もちろん全員(参加)です。もっとも私は、大木に負けたら出ません。これだけの大会、覚悟はできてます。ちょうどオープン選手権大会開催中なので、外人選手も出場させます。」
吉原国際社長のコメント
「ウチとしては所属選手全員が参加します。」

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第29戦(最終戦) 10月30日(木)東京・蔵前国技館 観衆12000人(超満員)
USヘビー級選手権 60分3本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(2-1)ジャンボ鶴田
①ブッチャー(3分49秒体固め)
ブッチャーは鶴田をロープに振って体当たり。さらにボディスラムからジャンピング・エルボードロップを決めフォール。
②鶴田(5分6秒体固め)
ブッチャーは鶴田をロープに振って体当たり。さらにもう一度ロープに振ったが、鶴田がフライング・ボディシザースドロップを決めフォール。
③ブッチャー(3分47秒リングアウト)
鶴田がブッチャーへダブルアーム・スープレックスを狙ったが、ブッチャーがロープに足をかけた為、鶴田だけリングに倒れ自爆。その鶴田が立ち上がったところへブッチャーは鶴田の背後から体当たり。鶴田は場外に吹っ飛びダウンし、何とかエプロンに手をかけたところでカウント10が数えられリングアウト負け。
※ブッチャーがタイトル初防衛に成功。
ブッチャーのコメント
「鶴田はいいレスラーになったよ。俺をある程度攻めたからな。だがまだまだ甘いよ。」
鶴田のコメント
「何としても勝ちたかった。2本目取った時いけると思ったが・・・」

時間無制限1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)大木金太郎
①馬場(6分49秒体固め)
ヘッドバットにきた大木を馬場はロープに振るが、大木はタックルで馬場を倒し、さらにロープの反動をつけてタックルにきたところへ馬場はジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
試合後、ブッチャーがリングに現れ、馬場のベルトへの挑戦の機会を大木に奪われたとして大木に襲い掛かり、さらにセコンドに引き離されると馬場へも襲い掛かった。
馬場のコメント
「まだ頭がズキンズキンするよ。早いタイムで勝負をつけようという作戦ではなかった。頭突きを防ぐ事ばかりに気を取られていたので、こっちにチャンスがないと思ったから、あの一発をやった。いくら大木さんが石頭でも、後頭部だけは鍛えようがないから、ガッと押さえ込んだ。」
大木のコメント
「ちきしょう、カウント2じゃないのか。」

国際プロレス・オープン選手権大会参加表明
馬場と大木が入場してきたところで、国際プロレスの吉原社長とラッシャー木村、マイティ井上がリングに上がり両者を激励した後、オープン選手権大会への参加を表明。
吉原社長のコメント
「馬場君があれだけのものを企画プランニングしたのだから、ウチとしても喜んで参加したい。ウチの選手の実力を見てもらう意味でも、意義のあることだ。」
木村のコメント
「参加が決まった以上は思いっきりやるだけです。出るからには優勝を狙う。」
井上のコメント
「出場が決まったのがつい2、3時間前だから、まだ興奮が収まらない。とにかく一生懸命やる。できることならジャンボ鶴田とやりたいね。」

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(12分40秒4の字固め)スタン・ハンセン
デストロイヤーはハンセンとタックル合戦をすると見せかけ、ハンセンがタックルにきたところをショルダースルーで返し、すかさず4の字固めを決め勝利。

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ジャガーズ&ズビスコ
①小鹿(17分15秒片エビ固め)ズビスコ

30分1本勝負
オックス・ベーカー(11分50秒体固め)桜田一男
サンダー杉山(6分31秒体固め)プリンス・ピューリン

タッグマッチ20分1本勝負
高千穂クツワダ(1-0)駒&ヒライ
①高千穂(17分20秒回転エビ固め)ヒライ

20分1本勝負
伊藤正男(12分32秒体固め)淵正信

15分1本勝負
肥後宗典(10分53秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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'75第2次サマー・アクション・シリーズ

2011年08月13日 20時00分55秒 | '75全日本プロレス

参加外人選手
ザ・タイクーンズ
・キング・イヤウケア(193cm164kgアメリカ・ハワイ出身)
・ブル・ラモス(180cm149kgアメリカ・アリゾナ出身)
ザ・ブラック・デビル(203cm132kgアメリカ・テネシー出身)
テッド・オーツ(190cm110kgアメリカ・ジョージア出身)
ジョニー・スター(181cm100kgアメリカ・テネシー出身)

全日本プロレス出場選手
ジャイアント馬場(PWFヘビー級・インタータッグ王者)
ザ・デストロイヤー(USヘビー級王者)
ジャンボ鶴田(インタータッグ王者)
グレート小鹿   
高千穂明久
サムソン・クツワダ 
大熊元司
サンダー杉山
マシオ駒
ミツ・ヒライ
肥後宗典
桜田一男       
伊藤正男
大仁田厚
淵正信
園田一治
(レフリー)ジョー樋口、ジェリー・マードック、和田京平

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