黒船出航

スノーボード、登山、バイク、ウェイトトレーニング、格闘技などの活動日記

雲取山でした!

2012-11-05 21:09:59 | Weblog
昨日の日曜日に奥多摩にある東京都最高峰の雲取山に行ってまいりました

メンバーは以前と同じ職場のNさんとあたし2人。

朝、5時半の電車に乗り奥多摩へGO

立川で乗り換えたのですが、すでに電車は登山客で満員状態

そして7時45分に到着



しかし、バスは8時30分頃まで来ないので待つ事に・・・・

登山ブームなのか、山ガールがたくさんいて笑えました(笑)ファッション感覚で登山しているみたい・・

そしてバスが来て約40分で鴨沢の雲取山登山口に到着。

9時17分に登山開始。

しかし、雲取山の登山道の入り口はここから20~30分歩いた所にあり、雲取山入山は9時30分過ぎと、登山開始には

遅い時間になっていまいました。

この先不安ね・・・


登山開始して後ろから迫り来る山ガールに抜かれる事に恐れ、登山はゆっくりマイペースのスローガンを忘れてかなりのハイペースになってしまいました

登り開始直後から、トレーニングで痛めていた腰の痛みがひどくてね・・・

登山をする上ではマジでウェイトトレーニングは邪魔になります


この雲取山って楽勝かと思っていたら大間違い

ハンパなくきつかったの・・・

序盤は「前回の高尾山~陣馬山縦走のほうがきつかったね」なんて話していたのですが、中盤の山小屋手前に難所がありまして

そこで一気に体力削られて・・

その山小屋で休憩していると、山ガール達も追い付いて来たのですが、山ガール達はここでバテて下山して行きました。

「ふっ、所詮は山ガールよ(笑)」と勝ち誇ってやりましたよ

小さい男でしょうか(笑)


この日は暑い位の秋晴れで上着がびしょ濡れに・・

途中から半そでになり気持ちよかったですね。





富士山が凄くきれいで・・肉眼だともっとはっきりと見えましたよ。

しかし、景色は良かったのですが、勝手に3時間位で頂上に着くと思っていた頂上はなかなか着かずに・・

4時間経ったあたりで・・来てしまいました

頂上より先にあたしの足のピークが

そう、またつり始めてしまったのです

しかも、後半は急な岩場が何度もあって・・つった足をカバーしながら登るにはちょいとハードでした



トレッキングポールを使って腕力で体を持ち上げてね(ちょうど松葉杖みたいな感じ)

あっちを庇えばこっちがつって・・・負の連鎖

そして、登山から5時間過ぎて午後2時過ぎにやっと頂上へ




疲れました~

マジでこの山、初心者の日帰り登山の山なのか??と、そんな疑問を抱きました。

現に、あれほど下で見かけた山ガール達は頂上はおろか、山頂付近では全く見かけませんでした

遅いお昼を食べていると、陽はもう西日になりかけていて、山頂にいる人も自分達を除くと2人だけ。

その1人の女性登山客にカメラのシャッターを頼まれたので少し会話をしているうちに、「ええ、日帰りなんですか~!?」と

驚かれて、もう少し離れたおじさんにも、「凄いね~体力あるね~この時間に。」・・・・?

2人とも今日は付近にある山小屋に泊るそうで・・

待てよ、じゃ、これから下山するのは自分達だけ??

時すでに3時手前・・「時間・・やばくないっすか・・?」

登りで5時間オーバー。

いくら下りは早いと言ってもしかも、足はつってまともに歩けないし・・

急げ、ダッシュ

この季節の日照時間を考えるとマジで急がないといけない事に

でも、下山開始後にあたしの両足の今までつった事がない箇所までつってしまい動けなくなってしまったのです。

本気でNさんには帰ってもらい、山小屋で1泊するしかないか?と悩んでいたら、Nさんがボルタレンの塗り薬を貸してくれて

ズボンを脱いでこれを足に塗りまくってマッサージしたら何とか歩ける程に回復してね

そして、10分位足をマッサージしつつ歩いているとつりが治まってきたのですが、ボルタレン効果なのでしょうか?

もしそれなら、ボルタレンって凄い薬です

辺りは、かなり暗くなってきて足元があまり見えなくなってきて「これ、まじでヤバいっすよ

だって、まだ頂上から30分位しか下山していない辺りでしたからね。

しかし、人間の体は不思議です。

本気で「ヤバイ」と思った時は体が凄まじいパワーを出してくれるのです

それからは、何故かあしのつりも全く出ずに猛スピードで歩けました。


だって、こんなに暗いんですよ

途中位から最後の1時間は走ってね・・トレランですよ

遭難せずに下山出来たのは、奇跡的にNさんが持っていた自転車のライト

Nさんは自転車も乗るので自転車を止めると後付けのライトの場合、盗まれない様にライトを外して持ち歩くのです。

それを、奇跡的に持っていて

必要性を感じて持ってきた訳ではないと言っていました。ホントにたまたまだったみたいです。

最後は何にも見えない闇一面に包まれたのですが、このライトのおかげで何とか下山できました。



Nさんのファインプレーがなかったらマジでヤバかったですね

下山した時は2人で喜びましたね~「やったぞ~」って(笑)


山は恐ろしいですね、簡単に登山を楽しめるはずの山を、己の行動次第で危険な場所に自分で変えてしまいます

下山時刻は午後5時30分

2時間30分で下山です。


帰宅したのは午後10時前・・・いや~今回は前回とは比べられない程疲れました~

でも、本当に登山は楽しいですね

ますます、山が好きになっていきますよ


今回の雲取山登山で学んだ事はたくさんありました。

まず

1、勝手に初心者の日帰り向きの山だと思っていたのが大きな間違い。

  インターネットで色々調べてたら、雲取山は日帰りには向かない山だそうで、山小屋1泊がお勧めだそうです。
  
  日帰りする人は健脚の人で山に自信のある人向け。ネットでちょっと調べれば分かった事なのに・・

  正確な情報を知る事は必須です 

2、登山時間と日照時間を正確に把握する事。

3、朝ご飯は食べましょう

4、水は計画的に
   
  また、頂上で水分を切らしてしまい下りでは水分補給無しでトレランするはめに・・
5、ヘッドライトか懐中電灯は必ず携帯する事

6、漫画「岳」全巻を読んで気持ちを引き締める事

7、山ガールを意識し過ぎない事

特に、2、6、7は重要です

これを守る事で、アルピニストになれると信じています


今回で高尾山、陣馬山、雲取山と3つの山を制覇しました。

剱岳プロジェクトでは、最低でもあと10~20の山を登頂してから剱岳に挑む予定です。

東京の雲取山で遭難しかけていてはお話になりませんね


しかし、次の登山プランは決めてあります

それは・・・・

今度は前回行った、高尾山~陣馬山縦走の往復

つまり、それは、なんと、前回の倍の距離になる訳です

日帰りで30キロを超える距離になります。

大丈夫なのかしらあたし・・・ぶるる

前回の18キロで死にかけてたのにね

次はさすがに職場のNさんも来ないだろうなぁ・・だって、往復だもん・・

次回はちゃんと自分でヘッドライト買っていこう