品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

二宮尊徳報徳と6月の品質測定ワークショップ

2013-05-25 16:54:02 | 品質計量管理






幸田町(愛知県)2013/05/25

この場所は、愛知県額田郡幸田町の貴嶺宮の駐車場である。

静かな中に鶯のなく声が聞こえて、吹く風が爽やかで大変落ち着ける場所である。


来月のワークショップの原稿を書いてみた。

1.品質測定コーチングについて
 品質管理の方法は、計画(P)、実行(D)チェック(C)、アクト(A)を廻すことですが、この場合に例えば、部品ABC-01の寸法精度不良を半減させたい計画(P)を立てる時には、部品ABC-01の現状を明確にするために各種のデータが必要になります。

 必要なデータの種類と量、及び精度を考える時には、品質管理と計量管理の二つの知識が必要になりますが、品質管理教育では統計的手法の教育が多く、計量管理では測定機器の取り扱い方の教育が多いのが現状です。

 品質と測定の教育が別々におこなれていますので、品質と測定が結びつかない場合を多く感じます。この両者を結びつけるためには、ISO10012(計測マネジメントシステム)の利用が効果的ですので、ワークショップでは品質(ISO9001)と測定(ISO10012)を関連させることを行います。

 品質と測定では専門用語が違うために品質改善に測定が今一つうまくかみ合っていない状況が見られます。そこで、両方を結びつけることのできる人材の育成のためにコーチング技法を取り入れた測定実習を行い、品質改善の推進を支援します。

2.二宮尊徳の報徳思想
 ワークショップでは、ベテランのメンバーが若手に専門技術を指導する方法を経験し、若手はベテランから専門技術を教えてもらうという学び合いのコーチングになっています。タイムスケジュールには、習得した技術が長期的に効果的に利用できるように、二宮尊徳の報徳思想(至誠・勤労・分度・推譲)も取り入れています。

老人のぬいぐるみ