第7波のピークは、8月第1週だろうと巷間伝えられていましたが、果たしてリークを迎えたのでしょうか?
大阪府を例に考えてみました。
大阪府の新規陽性者の過去7日間平均とその前期比のグラフによると、

7月の最終週から、ほぼ横ばいの19,000人台で推移しています。
大阪府を例に考えてみました。
大阪府の新規陽性者の過去7日間平均とその前期比のグラフによると、

7月の最終週から、ほぼ横ばいの19,000人台で推移しています。
また、前週比でも、6月最終週に1.0を上回り、2.2を超えていた倍率も、40日ぶりに1.0を下回り、伸びの下降傾向が表れてきたように思います。
ただし、無症状陽性者や検査能力数の頭打ちがボトルネックになって、陽性者にカウントされないケースが常態化しているとすれば、軽々にピークと判断することはできないことになります。
このことは、陽性率の推移を見ても楽観はできません。

陽性率は、60%に向かって上昇傾向にあり、、第5波を上回る高水準が続いています。
また、死亡者数も、高齢者を中心に増加傾向にあります。

6月末の登録漏れを解消するため、一時的に死亡数が増えた現象は無視するとして、5波にしろ6波にしろ、新規陽性者の拡大のピークが過ぎてから、おおよそ1か月後に死亡者数のピークが表れることを考えると、第7葉においても、致死率の拡大は続くものと考えられます。

そして、直近の1か月を見てみると、

7月中は、致死率が0.03%に収れんするかに見られたが、8月に入って0.09%近くまで上昇し、なお増える傾向にあるということです。
伊東准教授は、
コロナ死亡率急上昇の8月、DX拒否の日本医療界はお手上げ
~高齢者は危険に直面、レガシーシステム固執はなぜなのか
2022.8.7(日)伊東 乾 JBPress
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71264
の中で、詳しく分析し、解説しています。
そして、

7月中は、致死率が0.03%に収れんするかに見られたが、8月に入って0.09%近くまで上昇し、なお増える傾向にあるということです。
伊東准教授は、
コロナ死亡率急上昇の8月、DX拒否の日本医療界はお手上げ
~高齢者は危険に直面、レガシーシステム固執はなぜなのか
2022.8.7(日)伊東 乾 JBPress
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71264
の中で、詳しく分析し、解説しています。
そして、
第1は「全数把握」を現状で止めてはいけないこと。
第2のポイントは「集中」「隔離」「対面」という、19~20世紀にかけての「伝染病研究所」的、北里柴三郎的な「レガシーシステム」を脱却して、
「ネットワーク」「分散」「遠隔」の感染症医療体制へ、世代交代を図る絶対的な必要性。
を強調しています。
以前、BSの報道番組で報じられていたイギリスでは、サンプリングによる全体把握は国として行い、医療はかかりつけ医制度によって医療は崩壊せずに運用されている実態でした。
「ネットワーク」「分散」「遠隔」の感染症医療体制へ、世代交代を図る絶対的な必要性。
を強調しています。
以前、BSの報道番組で報じられていたイギリスでは、サンプリングによる全体把握は国として行い、医療はかかりつけ医制度によって医療は崩壊せずに運用されている実態でした。
国の対策が数の拡大によってふらついているように見受けられ、各自の自己防衛に頼らざるを得ない現状がウイルス次第ではなく、英知によって打破されることを望むものです。