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東アジアでの感染拡大の理由?

2022-08-10 | 健康
人口当たりの陽性者数が、東アジアで大きくなっています。

札幌医大データベース;左対数目盛




アドバイザリーボード(令和4年8月3日)の資料によれば、現在の感染増の要因として、
①ワクチンの3回目接種と感染により獲得された免疫は徐々に減衰していること、
②夏休みやお盆等の影響等もあり、接触の増加等が予想されること、
③オミクロン株のBA.5系統に置き換わったと推定されること
④冷房を優先するため換気がされにくい

とされています。

しかし、感染力が強いBA.5が広がっているのは海外も同じはず と忽那先生は指摘し、
それなのに日本でここまで感染者数が増えるのはなぜ?
との疑問には、

1)アメリカでは現在オミクロン株に対して80%以上が免疫を持っている
と説明しています。

・オミクロンの流行の最中である2022年2月に行われたアメリカ全土の調査では、アメリカ国民の57.7%が過去に新型コロナに感染した証拠となるN抗体が陽性
・特にオミクロン株が広がって以降、急激に上昇しており、現在アメリカ国民の8割がオミクロン株に対する免疫を持っているという試算

ちなみに、
2)2022年2月に日本で行われた調査では、日本人のN抗体陽性率は4.27%と報告

同じオミクロン株であるBA.1やBA.2に感染した人は、同じオミクロン株であるBA.5に対しては8割近い感染予防効果があり、感染リスクは約5分の1となる


と、指摘。

すなわち、
日本は第7波の前までにオミクロン株に感染した人がアメリカよりも多くなかったことから、感染が広がる余地が大きかったということになる

と分析しています。
 出典
  マスクを着けている人が多い日本の新型コロナ感染者数が、世界最多なのはなぜ?
  https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220806-00308961
                         忽那賢志8/6(土)


各国はこれまで、いろんな変異株の波にのまれながら、時間が経過してきました。
まだまだ、世界に吹き荒れる嵐はおさまりそうにありません。