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第7波で亡くなられる方が増えています

2022-08-15 | 健康
日本国内での新型コロナの流行が過去最大規模になっています。

      第5波   第6波   第7波
感染者数  小     中      大
重症者数  大     中      小
死亡者数  小     大      中?

最近の国のアドバザリーボードの資料から






第7波の主流であるBA.5に感染した人の症状の頻度や、重症化する頻度、そのタイミングなどについて、
 ”新型コロナ オミクロン株BA.5による症状の特徴について 重症化する頻度やその時期は?”
   https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220813-00310156
     忽那先生 8/13(土)
でリポートしています。

1)2021年4月からの第4波以降は、特定の変異株が主流となって流行

・第4波はアルファ株、第5波はデルタ株、第6波はオミクロン株BA.1、そして現在の第7波は2021年11月に出現したオミクロン株BA.5が主流


                    忽那先生作成
2)BA.5に感染した人の症状の特徴は?
 札幌市でBA.5流行期に感染した約4万人の臨床症状が公表。

・咳(62%)、のどの痛み(60%)、頭痛(41%)、38度以上の発熱(40%)、鼻水(40%)などが頻度が高い症状

・38度以上の発熱の頻度は年齢ごとに明らかな違いがあり、10代未満では約6割で発熱がみられたのに対して、70代以上ではわずか約15%のみが発熱



3)年齢ごとの重症化する頻度は?
広島県では、第3波から第7波までの新型コロナ感染者の重症化の頻度についてデータを公表。

・中等症II(酸素投与が必要な状態)以上に重症化した感染者は、デルタ株が主流であった第4波が9.3%と最も頻度が高く、第7波では0.6%とこれまでで最も低い

・最も重症化しやすい60代以上の高齢者についても第7波では3.5%にまで低下



・ワクチン接種回数ごとに見ると、60代以上の2022年7月の感染者のうちワクチン未接種者は8.3%が重症化しているのに対し、3回接種者は2.3%にとどまっており、
 ワクチン接種による重症化予防効果はBA.5でも保たれていることが分かる



4)重症化するタイミングは?
・BA.5が主流である第7波の感染者では発症から中等症II(酸素投与が必要な状態)以上に悪化するまでの期間が、従来のオミクロン株よりもさらに短くなっており、6割の人が発症から3日以内に悪化




◎一人ひとりの感染対策が大事
・屋内ではマスク着用し、飲食の時間もマスクを外す時間をなるべく短くする
・3密を避ける
・こまめな手洗いを行う

さらに、
オミクロン株ではワクチンによる感染予防効果が低下しており、3回接種をしていても感染することはあるが、
3回接種している人では感染した際も排出するウイルス量は減少するとされており、周りには感染させにくくなる。

また高齢者や基礎疾患のある方は4回目の接種によってさらに重症化を防ぐことができる。

として、自分自身を、そして周りの人を守るためにも、引き続きワクチン接種の検討を進めています。

いずれにしても、高齢者等のリスクは高く、医療体制の崩壊は食い止めなければなりません。
波の特徴が変わり対応の難しさは痛感しますが、医療体制の確保が大切です。