よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

冬の楽しみ

2010-01-10 10:07:03 | とりとめもなく

 毎年冬になると「今年は寒い!」と言葉にだす。
地球温暖化により、少しずつ気温はあがっているから、昔に比べれば冬もそんなに寒くないんだろうが、過去の寒さの比較が感覚的はすぐ出来ないため、そう感じてしまうのかも知れない。

事務所には薪スト-ブが入っており、毎年秋になると薪集めに忙しくなる。
幸いにして、この事務所の300メ-トル先には、高野山から流れ出る紀ノ川があり、大雨で増水すると、上流から流木が岸に流れ着く。

4年前に薪集め用に、三菱ジ~プの中古車を買い、流れ着いた流木をチェンソ-でカットし運んでくる。
堤の急勾配を下り、河を渡り、ぬかるみに足を取られ、身動きの出来なくなったときは、ウインチで自力脱出も出来、実に優れた乗り物だとも言える。

今年は、2回の大雨があり河原にはあちこちに流木が流れ着いており、早朝や昼休み時間に河原へと向かい
1時間もあれば、ジ-プいっぱいの薪を積んでくる事が出来る。

昨日の夕暮れ時に、以前より気になっていた根っこの付いた長さ6メ-トル、直径25㌢程の流木を引き上げに行った。
表皮は水に洗われ、かなり時間が経っているのか、先端は少し腐っていたが、杉では無いことは予測は付いていたが、檜でもなさそうだと思っていたが、どうしても気になるため、日の暮れた暗がりのなか、確かめずにはいられず出かけていった。

チャンソ-を吹かし、その流木を切断していると、檜の香りが漂った。
こんな流木に行き当たると、薪集めを忘れ宝物でも発見したような嬉しさがあり、どれだけの長さにカットすればいいかを考える。
しかし、ジ~プに積む事の出来るのは、長くとも1.5メ-トルが限界で、冬用のホロ-を取れば、2メ-トルは可能になるが、日が暮れ時間も時間なので、長物は諦め、限界の長さで切ることにした。

毎年、このような宝物に出くわす事がある。
サクラであったり、楠であったり。
時には手に負えない程の流木が流れ着く。