よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

ネット社会-2

2010-01-14 09:20:06 | とりとめもなく

 パソコン普及率はどれくらいになったのだろうか?
想像する範囲においては、多分車普及率程度には達しているかも知れない。
私がはじめてパソコンを手にしたのが、30年も前、NECのマ-クⅡがその頃35万の高額で、給料の1.5ヶ月分の値段だった。
その当時は、今日のようなソフトは普及しておらず、数少ないソフトも高額で、単純なソフトでも、2~3万円と高額だった。
1ギガという言葉さえ知らず、本体でも800メガの容量が最高だったかも知れない。

その後、PCの技術は加速的に良くなり、今は1テラの時代が普通で、処理速度も100倍になっているのではないだろうか?
その当時は、図面ソフトすらなく、ドラフタ-で手書きをしていたが、今は自動で図面が立ち上がり、3Dの表現も簡単に描く事が出来、おもいのまま操ることさえ可能となった。

しかし、その描写には個性がなく、書いていても面白みがなく、今また過去の手書きが懐かしくなり、フリ-ハンドでプランを描き、スケッチパ-スを書きキャド図面から離れている。
手書きの方がお客様にも感動を与え、キャドで描く図面よりも、書く方も見る方もかえってリアルに見えてくる。
手書きの個性の表れと、未知数な部分から想像力が働き、新たな形が生まれてくる。

ログハウスの依頼があれば、構造図の丸太図面をキャドで起こし、それをファイル転送でカナダに送り、細部の打ち合わせはネットのスカイプソフトを使い、ウエッブカメラでスケッヂ面の映像を映し詳細の打ち合わせをこなしている。

以前は、ファックスと電話でやりとりし、国際電話の費用も馬鹿にならなかったが、ネットやソフトの普及により、余分な経費は不要となったことはありがたい。

ウエッブカメラの普及によりリアルな映像も送信でき、わざわざ出向かなくとも打ち合わせが可能となった。
今後、この道具を如何に有効に使って行くかが問題であり、単純にネット社会は怖いからとは考えないで、旨く使いこなし、多くの情報の中から自分に必要な情報を選ぶ知恵を持たなければならない時代なのでしょう。