よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

ネット社会

2010-01-12 09:25:45 | とりとめもなく

 15年前ス-パ-マ-ケットの店舗設計を手がけた頃、
オ-ナ-にインタ-ネットを通して生鮮食品を販売してはどうか?・・と提案したことがあった。
近年共稼ぎも増え、買い物に行く時間のないなか、ネット注文が出来、バイク便で配送すれば、必ず需要はあるのではと?・・それから15年今、ネットス-パ-が注目され、登録会員も増えているのだという。

日本人は何故警戒心ばかりが強いのだろう?
15年前提案したス-パ-のオ-ナ-も例外に漏れず、提案に対しマイナス面ばかりを取り上げ、理屈から考え、今後社会がどのように変わっていくのかを考えようとせず、結局は二番煎じを味わうことになってしまう。

「みんながその方向に進むなら、こちらもやってみようか?」となり、先行しているス-パ-には追いつくことは出来なく、単に波に乗る安心感を味わう事にしかならない。
友達の中にも、ネットは怖いものだと言う先入観を捨てきれず、訳もなく怖い怖い・・・と言っている。
ネット社会は必ずしも安全とは言い切れないが、確率的には、現実社会の中と比較すると危険度は低い筈なのだが、その見極めが出来ず未知数の物に対し、先入観が全てで、ネット犯罪が報道されると、ネット社会全てが危険だと考えてしまう。

飛行機は落ちたら終わりだから乗りたくない、と言うのと同じで、飛行機事故は車の事故死に比べれば、確率は比べものにならないほど低いのでしょうが、
新しい物への恐怖心が強く、みんながやっているから理屈は分からないが良いのだろうと思ってしまうのが日本人なのかも知れない。
新しい物への探求心や、自分を守るための新しい物を探す前向きな捉え方が出来にくい人種なのだろうか?