テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

33 1/3、45、78。

2012-01-19 23:45:17 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
記事タイトルの数字を見て、何のことか分からない、あるいは78?って何?
と思わなかったヒトは、間違いなく中年です。
因みにアナログレコードの回転数(毎分)の規格で、78って云うのは、SP盤(StandardPlay)の回転数でありまして、ワタシも対応プレーヤーは使ってましたが、実際にSP盤を掛けて愉しんだことはありません。
4チャンネルステレオのセット(Lo-D)はあって、ほんの一時期の間でしたが、対応のレコードを面白がって掛けてました。

先日、ウチのターンテーブル(アナログプレーヤー)が不調だという話をしましたが、いろいろ調べてみると、中共ではまだまだアナログプレーヤーが生産されてるみたいで、何故?と疑問形です。

CDやMP-3、AAC、WMAの時代になって、ずっと忘れていましたが、ワウフラッター、セパレーション、スクラッチノイズあるいはヒスノイズ、これらの低減や向上のために数万~数十万円を投資せざるを得なかった時代のまっただ中、アタリマエに感じていた倍音成分のトランジェント、は、逆に今の時代になって、なかなか感じることが出来なくなってしまいました。
音楽をイヤホンで聴くのがデファクトスタンダードの昨今、重低音、というこれも多大な投資が必要だった音楽の骨盤すらも体験したことのない世代のヒトが沢山いるようです。
物量が必要な低域再生に較べると、倍音等、音の艶、色気は、たとえば、アップルロスレスやSACD等でカイゼン出来ているので、デジタル記録媒体の高密度化が高速で進む昨今、もっと追求して欲しくもあります。
映像メディアがDVDからブルーレイに移行したように、音楽メディアがCDからDVDに移行しないのは何故?と思っています。
SP以前の時代、クラシックの楽曲を再生するため、SP盤が何枚も入ったブックレット形式が由来である、”アルバム”ですから、音にコダワリ、良いモノを提供する音楽家がいてもいいんじゃないかと感じます。